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「加茂野の長期優良住宅」孤高の美しさを誇るダイニングテーブル

続きまして、「加茂野の長期優良住宅」4つ目の特徴のご紹介を。

この家のダイニングテーブルは、弊社のオーダー家具になります。
つまり、専務のオリジナルメイキング。
ご依頼いただければ、ご家族の暮らしや家の雰囲気に合わせたダイニングテーブルを製作いたしますので事例としてご覧ください。

まず素材。
これまでナラ、アッシュ、ブビンガなど様々な木材で製作してきましたが、この家ではウォールナットを採用しています。

この家では、ミドル世代のご夫妻に合わせ落ち着きと安定感を。
今後年齢を重ねられても決して飽くことなく、静かで落ち着いた時間を過ごしていただきたい想いから選定しております。

 

次に、形状やサイズ。
業務の都合上、矩形一択になりますが、サイズはその都度異なり、空間のスケールやお客様のご要望に合わせております。

 

最後に、木材保護にかかせない塗装。
弊社では、木の内部に染み込み木の通気を妨げないクリアオイルを使用しています。

艶を消し、木目をはっきりと表す仕上がりに。
孤高の美しさを誇る無垢材ですから本来の持ち味をお愉しみください。

最後に注意点も。
無垢材は、保護をしても長時間水分を放置するとシミになるため、
ご飲食後は、硬く絞った柔らかい布で拭き、水分を完全に拭き取ってください。
また、無垢の木は乾燥に弱いため、全館空調完備の室内では割れる可能性があります。

弊社の製作家具及び造作家具は一生もの。
お手入れをして末長いお付き合いをしていただきたく存じます。

「加茂野の長期優良住宅」素材が自然にコミュニケートするLDK

図面作成のため少し間が空いてしまいましたが、
引き続き「加茂野の長期優良住宅」の特徴をお伝えしていきたいと思います。

続きましてLDKですが、玄関から奥に誘われるようグレーでまとめています。
また、多様な質感を用いてエリアごとに印象を操作しています。


今回は、その素材と素材がぶつかる「納まり」について着目したいと思います。
施工において我々が拘っている点ですが、お客様からすると「?」かもしれませんね。

例え同じ素材で組み合わせたとしても納まりによって各社の色が出るもので、
その納まりが全体に大きな影響を与え、各社違う空間となってきます。

我々が積極的に挑む納め方は、第一に「気にならないこと」。

我々は、誰も気にしない、自然に存在する納まりが最も良いとの考えでいるため、
誰も気にしないジョイントを求めて、隣り合う材料を極力シンプルに繋ぎ合わせています。

多様な素材同士が自然に繋がるようにコミュニケート。
うまくいくほどその空間は、落ち着き、違和感なく身を置くことができると考えています。

良いジョイントが集まって美しい全体が出来上がる。
違和感なく誰も気にしないように納めると人や物がすんなり受け入れられる。

 

現場により納め方は異なりますので、我々はその都度試行錯誤を繰り返します。
また、我々の腕を信用していただく必要があるため信頼関係が必要となってきます。
ジョイントという建設的な部分は是非お任せください。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

「加茂野の長期優良住宅」広い玄関土間のある平屋

続きまして、この家では、一般的な玄関より広い容積を確保しているので
事例としてご紹介したいと思います。

「玄関は広く。」
玄関に対するお施主様のご要望はその一言でした。

広い玄関といっても切り口は様々ですが、この家では、精神的ゆとりの要素を高くしています。
平屋の地続きの特性をいかし土間仕様に。

 

東西南北四方からの自然光、開口による視線の抜け、広狭感によりゆとりの要素を最大限にアップ。
お施主様にご満足いただくことができました。

こちらは、日常生活と密接に関係してくる玄関の造作家具。

 

空間との連携の他、ご家族の日常に合う造作家具を考えながら居場所を与えてあげると良い仕事をしてくれます。
この家では、奥行きをいかして天端が低いロングスパンの下駄箱を。

また、広い土間は、リビングへ緩やかに誘う仕掛けもつくりやすいのですが、
土間からリビングへ続く経路も採光の調整をおこない情緒性をもたせています。

 

簡素で慎み深くどこか懐かしい内装は、弊社の得意とするところ。
奥の木製建具は、リビングへの誘導口。
玄関土間から流れるようにお誘いいたします。

以上、土間玄関の特徴でした。

「加茂野の長期優良住宅」日常のワンシーンとしてのガレージ

2021.8竣工「加茂野の長期優良住宅」。
本日からこの家の特徴をお伝えしたいと思います。
この家は、OPENHOUSEでもお世話になりました。
ご来場様の注目度が高かった点を取り上げていきますね。

まずは、120坪以上の広大な敷地をどう調理するのか。
広い土地が有効かといえば必ずしもそうではなく、暮らしに適したゾーニングが必要となってきます。
そこで、この家では、ご夫妻のカーライフを支援するべく余裕のある土間コンを設けました。

道路と建物間の広大な余白を前向きにとらえ、
ラージサイズのお車が自在に旋回できる仕様としています。

 

土間コン全体が駐車間口となるため実用性が非常に高い事例となりました。
充実したカーライフを最優先させた結果ですが、シンプルな外構であればあるほど間宮建築らしい。

こちらは、格納部分。
OPENHOUSE時は、お車が無かったのでスケール感がわかりづらかったと思いますが、
ラージサイズのお車でも両側のドアの開閉、リアゲートの開閉を行えるゆとりをもたせています。

 

この家のガレージは日常のワンシーンとして。
日常のワンシーンにガレージがあり、巣ごもり生活でも愛してやまない愛車と共に豊かに暮らす。

ガレージを設ける目的によって必要な対策が変わってきますので、
どのようなカーライフをご希望か是非ご相談ください。

「建築日誌」プチリノベの参考にどうぞ

弊社のプチリノベ、着々と捗っております。
小さな工事ですが、撮り溜まった画像を公開。
プチリノベの参考にどうぞ。

昭和時代の一般的な子供部屋からスタート。

左から、無垢フローリング張り、壁の一部撤去、書類棚造作。
フローリングはウォールナット、造作も同色で仕上げます。

  

続いて、パテ処理、天然塗り壁材コテ塗り、仕上がり。
今回のリノベはローコストで。

  

壁の色をこの色にした理由は、そこにあったから。
建築屋あるあるです。苦笑

しかし、現状の事務室と調和のとれた空間になりそうです。

あとはオーダー中の木製建具を取り付けたら完成です。
またレポいたします。

「稲辺の平屋Ⅱ」美しい風景として

内装タイル施工中の一コマ。
と言っても左官屋さんは休憩中のため作業の様子は割愛。

さて、内装タイルにも時代の流れが見受けられ、
数年前まではモザイクタイルが主流でしたが現在は大判がポピュラー。
この家でも、シンプル構成の空間に動きや立体感が欲しかったので大胆な斑点タイルをご提案いたしました。

  

イタリア天然石のオマージュを、アクセントというより美しい風景として。

我々は常に、流れが変わっても愛着を持ち続けられるようなデザインを心掛けています。

「鵜沼の平屋」建具枠

最高に小粋な建具枠を。

「土田の平屋」上棟おめでとうございます

こちらは、耐圧盤完成後の土田。
長期重量、地震に対して有利な基礎です。

その後、土台伏せを経て、先週末、土田の平屋が無事上棟いたしました。
今回も、顔馴染みのベテラン大工8名と1名のクレーン運転士計9名で挑みました。

 

お天気は良好でしたが、2月中旬の空気は冷たい。
工事関係者の皆様、本当にありがとうごいました。

今回は娘も見学。

4月から中学生です。
専務の説明を興味を持って聞くようになってきました。笑

話が脱線しましたが、T様上棟おめでとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

「鵜沼の平屋」木枠づくり

2月上旬のとある日。
玄関木製建具の木枠づくりに励んでいる様子です。

木製建具の扉は建具屋さんの仕事ですが、戸を取り付けるための枠づくりは我々の任務。
枠一つとっても完成まで様々な加工を施します。

 

左:加工前、右:加工後。
加工後は、表面も滑らか。

 

寸法や強度、デザインなど独自の考えに基づいたフルオーダーの造作品です。

こちらは、当事務所の建具枠。

機能重視のシンプル設計とハードウッドの安定感。
その家に合わせ、ベストバランスでご提供いたします。

「建築日誌」事務所パンク

7、8年前に、家の古い離れをリノベーションした弊社事務所。

この度、書類や図面の増加により事務室が窮屈になったため、
お隣の部屋との間仕切りを無くし、事務室を広くする運びとなりました。

迫りくる書類群。

因みに、もう一ヶ所の壁面からも大群が迫ってきます。苦笑

こちらがお隣の部屋。

 

この部屋は、元々専務の部屋だったのですが、現在は冷蔵庫を置いたり食品庫として使用しておりました。
左は解体、右はフローリング下地を整えたところです。

六畳一間の一般的な子供部屋のつくりですが、建具が渋い味を出しています。
今は亡き建具職人による木製擦りガラス戸。

約30年前の代物で、丁寧に組み込まれた装飾がお見事です。
今まで我々のために働き続けてきた健気な存在で、経年による傷やガラガラ音など全てが愛おしい。

また、この建具から想うこと。
無垢の木の傷や経年変化を味わいと捉え、調子が悪くなったらメンテナンスをし、愛着を感じていただく。
間宮建築の造作の目指すところでもあります。

加えて、子へ孫へ受け継いでいただけたら申し分ないのですが、
時代や暮らしの変化によるニーズによりこの願いを叶えることは中々難しいのが現状。

この建具も、今回のリノベーションのニーズに合わないため引退いたしますが、
我々は、今後も、世代を超え受け継いでいただくことを前提としてモノヅクリに励む次第です。

今回のリノベは簡単な工事ですが、
せっかくなので小規模のリノベーション事例として記録していきますね。