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「粟野の長期優良住宅」自然との繋がりを日常に

粟野の特徴2つ目です。

この家の外構は、3台分の駐車スペースを設けることがご要望の一つだったため、
何もアクションを起こさないと、周辺に残る自然を拒否するかような佇まいが容易に想像できました。

自然が残るこの地で、じっと獲物を狙う蛙や雑草の陰に隠れるカナヘビが見られないのかと思うと少し寂しい。
そこで、建物本体に無垢の木を香りを、駐車スペースと建物の間に1mほどの植栽スペースを設けました。

 

周囲は金属製品で覆っても、ファザードは自然との繋がりを考慮し、伝統工法による無垢板張りで。

この張り方は、雨は下へ流れ、風も隙間から入り込むことがないので、未来に残したい工法の一つ。
今後も積極的にご提案することでしょう。

また、玄関前は、僅かなスペースに植樹し、周辺の自然との繋がりやご近所に対するお顔を整えて。

このゾーンは、植物や生き物の息づかいを感じる前庭でもあり、内外を繋ぐ緩いバッファゾーンでもあります。
これは、間口いっぱいのコンクリートエリアを挟んでも、粟野の自然との繋がりを日常に感じていただきたい専務の想いから。

今後も、住と自然を離してしまうのではなく、
自然との心地よい距離感を、土地ごとに探っていきたい考えでいます。

「粟野の長期優良住宅」低く構え、内で広がる

本日より、岐阜市に位置いたします「粟野の長期優良住宅」の特徴をお伝えしたいと思います。

粟野というと、ここ数十年のうちに宅地化が進み、国道も整備され、人口が増加の一途を辿る印象。
この家の周辺も、新築が建ち並ぶ住宅地で、建築中は、他社様の新築物件を見て回ることが楽しみでもありました。

そんな環境ですが・・・

今回は、遠景に粟野の山々を望むことができる平屋フォルムの半二階建て住宅を計画。

道路に対して低く構えた平屋フォルムですが、実は半二階建て。

低く構え、内で広がる日本建築の考え方を取り入れているため、南は開口が広く視界が開けています。
また、お馴染み造作引き戸を多用し、機能に合わせて連なる空間を展開できる仕組み。

 

内部空間は、豊かに広がっても外部に対しては控えめ。

弊社の住宅は、洋風和風と明確な線引きが存在しないことが多いのですが、
どことなく日本的なのは、木造建築である他、控えめで合理的な日本建築の良さを取り入れているから。

このような伝統美をいかした家を建てたい若い世代の方は少なくなく、
ご期待に沿うべく、我々ができることを今後も見つめていきたいところです。

「雑談」夢の世界へ

行ってきました。

名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏会だったのですが、ピアニストはショパコン入賞者の小林愛実さん!
念願だったショパンのピアノ協奏曲第一番全楽章を、愛実さんの演奏で聴くことができました。

この世で最も好きな曲。
愛実さんの音色が心に染みて感無量です。

まだ夢の中ですが、仕事の時はこちら側へ戻ってきます・・・

「則武の家」刺激的!

専務撮影。
竣工まで残り1ヶ月を切りました。

吹抜けいっぱいの段窓というのは、弊社において新しいアプローチ。
専務曰く、新しいことは最も刺激になるし、
こういった未経験のご要望でも、問題がない限り率先して考えていきたいそう。

因みに・・・
内部が透けておりますが、バーチカルブラインドでプライバシーと日照調整を行います。

また、各現場では、コロナの影響による住設納期の遅延が続いております。
ここ「則武の家」でもお引き渡しの先延ばしにご理解いただきました。
困ったものですが、今まで経験したことのない困難、局面を迎えても前を見据えていきましょう。

「建築日誌」風土と建築

この日の業務は、畑仕事・・・

ではなく、測量。
とある物件のファーストプラン作成にむけて敷地を測りに来ました。

木々の生い茂る高台。
敷地利用を誤れば、美しい自然景観を損ねたり、地盤の負担、費用がかさむことが懸念されます。

それならば、このロケーションを存分に生かして周辺樹林に馴染む静穏なお住まいを。
根こそぎ造成するべきではない。
専務は、そんな考えでいるそう。

風土と建築を考える機会を与えてくださりありがとうございます。

「稲辺の平屋Ⅱ」上棟おめでとうございます

新しい現場です。

場所は、弊社より車で1分ほどのご近所さんで、「稲辺の平屋」にほど近く畑を挟んで見える距離。
こちらは、造成中のシーンですが、右手奥に見えるグレイの建物が「稲辺の平屋」です。

 

かねてより古家の解体、造成を進めて参りましたが、先日、無事上棟し、建物のシルエットが現れました。

 

造作ガレージゾーンに、

居住エリア。

ガレージインの玄関とし、居住エリアと一体化させています。

さて、ご近所さん同士の「稲辺の平屋」2棟。
偶然ご興味も一致し、どちらも「造作ガレージのある平屋」がコンセプト。
しかし、敷地の特性やご要望が違えば、間取りや仕様も異なります。
双子のような関係ではなく、ご家族ごとの色を出していきます。

それでは、T様上棟おめでとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

「川合の家」ブレた場合は・・・

とある日の午前。

現場は、木工事が終盤に差し掛かり、総仕上げに入っているところ。

さて、この日は5回目の現場お打ち合わせの日で、様々な部位のお品やカラーを選択しました。
その様子を少しどうぞ。

こちらは、DKクロス選びの一コマ。

 

いざ現場に身を置いてみると、お品やカラーの選択というのはお客様にとって難しく、
あれこれ吟味しているうちに判断がブレる場合も。

奥様も今回は決定打に欠けたようで、
「お任せで・・・。(小声)」

建築あるあるですね。
専務が、広い視野をもってブレを修正いたします。
竣工時は笑顔でお会いできますように。

「稲辺の建替」遂に・・・

解体日を迎えました。

ビデオカメラをまわすご家族に見守られながら、
あれよあれよという間に瓦と躯体が解体されていきます。

 

長年この家屋にお世話になったお施主様の心境を考えると、やり場のない感情がわき出てきますが・・・
数日後には、ご覧の通り。

社長「本当は、若いもん(大工職人)が解体に携わるといい。」

現代は、プレカット工場で製材された材料を組み立てる技術が主流のため、
カンナやノミ、墨ツボを使い日本の木造を支えてきた大工職人が減少。

 

プレカット普及前は80万人いた大工職人が、いまや20万人以下となり、
プレカットを核とした産業として木造建築業界は発展を遂げています。

こういったプレカットが普及したのは、ここ20〜30年ほど。
社長曰く、この家のような、プレカットが普及する前の古民家の木組みは、大工職人の一番の勉強になるそう。
貴重な機会をやり過ごすこととなった社長の背中は、少し淋しそうでした。

様々な事情や感情が交差する中スタートした「稲辺の建替」。
今回は、旧家の面影なく一新されます。 
ご夫婦の人生の新たな幕開けとなりますよう最善を尽くす次第です。

上棟は、年明け予定。
今しばらくお待ちください。

「建築日誌」市橋の平屋上棟

数年前、新築のご依頼をお受けした市橋の家。
今回、そのお施主様のご両親の新築依頼をお受けし、先週上棟いたしました。

「稲辺の建替」もそうですが、多世代に渡りご依頼をいただくことは、
地場工務店にとって一番の基である信頼性をご評価いただいているようで、大変光栄に存じます。

信頼というものは、一朝一夕には得られず、
これまで一棟一棟丹念に向き合ってきた証として受け止め、心の糧にいたします。

この家は「稲辺の建替」同様、これからシニア世代を迎えるご夫婦のための住宅で、普段の建築と趣旨が異なります。
性能に重点を置いているため、工業製品の割合の高い住宅となる予定。

これは、チャレンジ精神を重んじる我々にとって有意義なコンセプトであり、
視野を広げる機会を授けてくださりありがとうございます。

それでは、M様、上棟おめでとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

「則竹の家」近況。初の試みが多数

とある日の午後。
外構屋さんと打ち合わせ。

 

と雑談。
お話上手でとても気さくなガーデン・ひろさんです。

現場では、是非職人さんと交流してみてくださいね。
専門的なあれこれを教えてくれますよ。

さて、気になるのは背後の建物。
工事は順調に進み、則武の外装が明らかになってきました。

 

低層部は、豊富なガルバ仕様を誇る弊社であるのに、意外と初の試みである横葺き仕上げ。
少し手の込んだ仕上げ方です。

また、塗り壁のニュアンスカラーも初。

このカラーは、お施主様のご要望の一つで、何色と断定できないようなくすみ加減が特徴となっております。
追ってご紹介したいと思います。

続きまして、内部の様子も少しどうぞ。
左官屋さんのお食事中に失礼します。笑

 

現在、タイル張りの真っ最中で、無垢の木、塗り壁、石材・・・と素材感に包まれた吹抜け空間となる予定です。
伝統性とトレンド性の調整が実に楽しみ。

こういった吹抜け空間は、広域でお伝えしたいので、足場がとれるまでお待ちくださいね。
特に段窓・・・早く足場がとれないかとわたくしもうずうずしております・・・。