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「黒岩の平屋」大工と建具屋さんで創る家具①テレビボード

娘がインフルエンザを患ってからお休みをいただき、その間に竣工・お引き渡しとなった黒岩の平屋。
行事事も重なり更新も滞ってしまいましたので、もう少しこの家の良さをお伝えできたら、、、と思います。

では、まず造作家具の設えから。
家具と言えば、家具屋さんで調達するのが一般的だと思いますが、
弊社では、我々の力でどこまで家具屋さんに迫れるかチャレンジしているつもりです。
造作家具は、勿論自社設計。
家具は、生活を支える道具であって建築と分けて考えることは不可能です。
その為、プランニングを始めた時から造作家具も落とし込んでいきます。
弊社のカラーが色濃く表れる造作ですが、大工の他建具屋さんの協力を得て創られます。
大工技術を駆使して0から本体を造り、建具屋さんに扉を造作して頂き取り付けてもらうという感じ。

黒岩の家ではロングスパンのテレビボードがLDKの見所の一つとなっており、
その設えは優れた技術の賜物であることが一目瞭然です。

宙に浮かびあがるBOX。

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そのディテールは、ため息が出るほど美しい。

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我々目線だと手間がかかっている分細部までご覧いただきたいものですが、
お客様目線だと、空間の中での見え方だとか機能性なんかが気になるところだと思います。

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ガランとした空間の中でやっぱり目を引きますね。
こういう拠り所となる場所を創ることって得意です。

収納力はどうでしょう。

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AV機器周辺は特に小物類が多くなる箇所だと思いますが、スッキリと物が仕舞えそうです。

「家具は、機能である。」
有名な建築家がそうおっしゃっておりますが、適切な位置に適切な家具を配置することで初めて心地良い生活道具となります。
設計時はそこまで検討しワンランク上の心地よさを目指しています。