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「稲辺の平屋Ⅳ」お引渡し。この家の日常風景。
先日、外構工事が完了し、お引渡しをさせていただきました。
「稲辺の平屋Ⅳ」ファザード。
東西に長細い左右非対称の切妻屋根を架け、規則正しく並んだ柱や現しの軒など伝統的なつくりをベースに
玄関ポーチと一体となった土間のようなコンクリートテラスを設け、外部との関わりをより密接にしています。
内部は、窓辺の使い方に着目。
「畳」という緊張感のあるマテリアルをラフに敷き、明るく開放的で身軽なエリアを設けました。
「は~、ちょっと一服。」ごろ~ん、みたいな使い方が理想的。笑
昭和時代に当たり前だった和室の記憶を頭の片隅に、
リラックスして過ごしていただきたい所存です。
最後に、この辺りは、田園と畑が混在しているためまだまだ地平の広がりを感じることができます。
この家の庭より。
今後、土地開発が進めば、この山に沈む夕日を眺めることはできなくなるかも。
今は当たり前に存在する日常風景ですが、実はそんな風景が1番心に染みる気がします。
今回は、この風景を通して加茂野の尊い自然と繋がるような建築となりました。
それでは、H様、竣工おめでとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。