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「那加の平屋」廊下にプラスαの要素

現代の住宅では、限られた床面積を有効に使わなければならず、
壁に囲まれ通路としか使えない廊下は、きらわれ者。

それは、固定の壁が存在するからであり、先日述べたように壁を建具に変えたり、
廊下に別の用途をもたせることで、意外と存在価値は高まります。
「那加の平屋」でも、廊下にプラスαの要素を付加し、暮らしの幅をつくり出しました。

「那加の平屋」のご紹介、最後は「廊下」に着目したいと思います。

廊下は部屋と部屋を繋げるものですが、
「那加の平屋」では、WC洗面をopenにすることで廊下の存在を中和し、空間を曖昧に繋げています。
ご家族本位の視点から見ると、この曖昧さは、日々の暮らしにスムーズな流れを生み出すためのもの。

ご来客本位の視点から見ると、パウダーコーナーとしての機能も働く。
そのため、動線の一部ですが、唐突に洗面が現れないよう配慮しています。

 

内観のペールトーンに合わせた優しい設え。
コンパクトながら、タイルや真鍮などのマテリアルでよそゆきの表情をつくりだしています。

廊下があることで生活動線の流れがスムーズになり、暮らしの幅が広がった好例ではないでしょうか。
弊社のプランでは、本来の機能とは別に、プラスαの機能を積極的に盛り込んでおります。
暮らしの幅・・・侮れませんね。

以上、「那加の平屋」のご紹介でした。

建築主のY様には、ブログ閲読のお声かけをしていただき感激いたしました。
当ブログは、一見様に幅広くというよりは、
弊社にご興味を抱かれたご新規様や日頃ご愛顧いただいております顧客様に向けて発信しております。

今後、OB様の暮らしぶりなど色濃く発信出来たら・・・と存じておりますのでお時間がございましたら覗いてみてください。
なかなか実行できませんが・・・苦笑