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「太田の平屋」平屋の天井吹抜け
続きまして、リビングです。
リビングは、小屋裏を活用するための天井吹抜けが大きな特徴といえますが、
高低差や室内の容積、抜け感、温熱環境など様々な視点から室内環境に配慮した空間構成としています。
吹抜けに向かって伸びるリビングインの階段は、視線が縦に導かれるため驚くほどの広がりをもたらし、
引き戸は、開けると視線が奥に抜け、室内に連続性をもたせてくれます。
また、視覚的な広がりだけでなく、光や風が流れ、人の気配を伝え合うことができるよう
間取りや開口部などに様々な工夫を凝らしています。
今回、ご要望の多い「吹抜け」についてご紹介させていただきましたが、
天井を高くし容積を大きくすれば必ず心地良く暮らせるわけでもありません。
実は、天井が高すぎると落ち着きに欠ける場合もあります。
そうならないよう「吹抜けがほしい」「ロフトがほしい」など漠然としたご要望から目的、効用など突き詰め、
どの物件も感性として心地よく感じながら暮らしに則した空間を目指しています。
お客様にとって、縦の広がり、視線の抜け感などはなかなか掴みにくいと思いますが、
弊社の設計を担う専務は、もともと在来工法の施工分野で建築工程に携わってきた人物。
机上で想像できない部分はお任せください。