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「藤倉の薪ストーブの平屋」建築塗料の調色問題
続きまして、建築塗料の調色問題です。
内部でも、空間を統一性のある装いにするため無垢材に着色することがたまにあるのですが、
(左:鷹之巣の薪ストーブの平屋の天井 中央・右:下之保のリノベーションの天井・床・建具など)
こちらの家でも、無垢天井を着色する運びとなりましたのでレポしたいと思います。
専務の注文は、木製建具の色に合わせること。
このような場合、塗料をそのまま塗るのではなく、色を混ぜ合わせて調色することになります。
そこで、気がかりとなるのは、思い通りの色になるかということです。
こちらは、塗装屋さんが知識を頼りに塗料を調色しているところですが、
カラーレシピはありませんので、目視で色の微調整をおこないます。
ちょうど黒を足して赤みを消しているところですが、塗料も乾燥すると色が濃くみえる性質があるので、
乾燥させた状態でチェックしながら思い通りの色をつくっていきます。
因みに、調色者がプロだとそんなに時間はかかりません。
奥様もチェック。
「職人の域だから何も言えない。」
とのことです。
数分後・・・
「間宮さん、これ以上合う色はないですよ。」
との声が聞こえてきました。
思い通りの色に仕上がったので、
「あと付け加えるなら本番への意気込みだけ。」
だそうです。
技量の他ユーモアもあるという・・・笑
本番、楽しみにしています!