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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「堅切の家」木を活かす手仕事、作業場にて窓枠づくり

なにやら図面とにらめっこ。

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考え事は、窓枠の納め方。
頭の中で整理したことを、図面に記入しながら木材を加工していきます。

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今日は、作業場で、こんな作業をぼちぼち進めています。
現場では、応援大工さんが動き、事務所では、某不動産屋さんに陳列する施工事例集を作成中。
それぞれの役割を、皆一生懸命頑張ってます^^

「堅切の家」安心建築、JIO躯体検査

本日、JIO(日本住宅検査保証機構)による構造躯体検査を受けました。

躯体検査は、JIOの検査員が、柱・筋交い・梁の位置は正しいか、
適正な金物で補強されているか等、耐震性能をチェックします。

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こういった建築中の現場検査が、構造耐力の欠陥防止になり、より安心・安全なお住まいへと導きます。

さて、結果は・・・
特に指摘を受けることなく一発合格。
これで、瑕疵(かし)担保責任保険が適用され、万一の不具合でも確実に保証することができます。

この横断幕は、お客様をお守りしますって意味があるんですね。

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次は、フラット35制度を利用するための適合検査が待ち構えます。
検査機構が違えば、検査目的も違うので、これからもお客様にしっかりご説明していく所存です。

一方、木工事は、下地施工の真っ只中です。
応援大工さんに納まりの説明中。

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物件が何棟も重なる時は、信頼できる応援大工さんの力を借りて工期の調整をします。

「堅切の家」祝!上棟。耐久性・安全性に優れる木造軸組工法

午前6時起床。
窓から差す陽の光は、今日の上棟を歓迎しているようでした。
まさに、上棟日和!
を通りこし、目茶苦茶暑そう^^;
ばてないように、クーラーボックスにペットボトル50本を用意して、いよいよ建方開始です。

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猛暑日を彷彿させる夏空のもと、掛け声と金槌の音が響き渡ります。

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建方のメンバーは、熟練大工8名とレッカー作業員1名の計9名。
作業分担し、機敏に横架材の上を動きまわる精鋭大工陣とそれを見守る社長。
滴る汗で前がみえるのか?って感じですが、母屋の上を走れるんじゃないのか?ってぐらい身軽な大工精鋭陣です。

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耐震性を高める為、時代によって変化している木造軸組工法。
垂直な部材と水平な部材を接合し、床組と屋根組を組み合わせて、力強い軸組を造っていきます。
レッカーと人手があるうちに、屋根まで伏せ、雨に備えます。

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陽もまだ明るい午後5時、建方の工程が無事終了しました。
建物の形状が姿を現しましたね。
こうして形がみえてくると、協力しあって建築することに改めて感動します。
お施主さんも、打ち合わせを重ねたプランが一気に立体になり、心嬉しいのではないでしょうか。

協力していただいた大工のみなさん、猛暑日の中、本当にありがとうございました。

「堅切の家」土台伏せと床下の湿気対策

梅雨の影響が心配されましたが、無事、ベタ基礎工事が完了した堅切の家。
今日は、稲辺の家で行われている地盤調査と時を同じくして、こちらでは土台を伏せています。

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今の基礎は、昔あった風穴というものは有りません。
パッキンというものを土台の下に満遍なくひき、基礎天端全体で床下の換気を行います。
黒いやつですね。

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しかし、この工法だと、冬場の床下の温度が極端に低くなるため、
ほとんど吸水性のない高性能の断熱材を敷いておきます。

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その後、応援に駆け付けてくれた大工さんが、雄叫び?をあげつつズッシリ重い剛床版を張り付けてくれてます。
地震がおきれば床も歪もうとしますが、この面構造が床の変形を防いでくれます。
夏本番の暑さのせいか気合い入ってますね~。
雄叫び後のとある大工さんからの「怪獣がおる。」ってツッコミ、聞き逃しませんでしたよ(笑)

一気に剛床版張りまで終わり、明日の上棟を静かに待ちます。
明日も建築日和の予報。
お互い夏バテに気をつけて頑張りましょう。

「堅切の家」JIO基礎配筋検査

梅雨真っ只中。
天候に悩まされつつも現場は少しずつ工事が進み、コンクリート打設に向けての配筋工事が完了しました。
その後、JIO(日本住宅保証検査機構)による配筋検査が行われ、無事合格しました。

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検査は、配筋の種類、ピッチ、太さ、コンクリートの被り厚など多岐にわたります。
一安心したところですが、引き続き、安心・安全な工事をよろしくお願いいたします。

今後、JIOによる検査は躯体検査があります。
こうした検査を経て工事は進んでいきます。

「堅切の家」着工しました。

本日からいよいよ基礎工事が始まりました。
掘り方が終わり、建物のボリュームがみえ始めましたね。

こちらは、砕石を敷いているところです。

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この上から転圧し、基礎が沈まないよう十分に地耐力を出します。

笑顔が眩しくご挨拶もしっかりしている基礎屋さん。
毎度、安全に気を配っていただきありがとうございます。

「堅切の家」地鎮祭

今年に入り、ご紹介を通じてご依頼をいただき、意見交換を重ねてきました「堅切の家」。
イチョウ並木が清々しい通りから一歩入った住宅地の一角に、弊社の計画が仲間入りすることとなりました。

敷地です。

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周辺は、ちょうど建築ラッシュ!
サイディングボードの外壁材が多い中、無垢の木の質感や塗装の風合いをだしていけたらと思います。
「堅切の家」は、軒のない左右非対称な切妻屋根が特徴的で、吹付の白壁が優しげで明るい雰囲気の住宅になる予定です。

さて、本日は、家づくりの儀式である地鎮祭の日。
ご一家揃って心待ちにしていたご様子。

お顔出しの許可をいただいたので、儀式の一部をご紹介したいと思います。
神主さんが神様にお祈りの言葉を申しあげる祝詞奏上の様子です。
神妙な面持ちですね。

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こちらは、四隅と中央に切麻をまき土地を清める清払い。
神主さんが丁寧に教えてくれます。

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こちらは、神様に玉串と呼ばれる榊の枝を捧げ拝礼、祈願する玉串ほうてん。
奥様の拝礼がとても綺麗でした。

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儀式は和やかな雰囲気の中進行し、滞りなく終了。
この土地に対する愛着が芽生えたのではないでしょうか。

わたくしもタイミングが合えば地鎮祭に参加していますが、この土地の永遠の安全と工事の安全を祈願するとなると身が引き締まります。
こうして毎回襟を正して参列することは、我々にも意味があります。
ちょっとの油断が大事故に繋がりますからね。

再来週から基礎工事が始まり、いよいよ形がみえはじめます。
楽しみですね。
又レポいたします。