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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。
「黒岩の平屋」祝!上棟。耐久性・安全性に優れる木造軸組工法
黒岩の平屋は、基礎工事、土台伏せと工事が進み、昨日無事建方を迎えました。
こちらは、基礎づくりの様子。
当然と言えば当然なんですが、しっかり施工していただいて感謝しております。
そして・・・
お施主様も心待ちにしていたであろう記念すべき建前当日。
今回は、平屋建てということで熟練大工6名、レッカー作業員1名、計7名で建方に挑みました。
基礎以外何もないところから構造体が現れる過程を見学することは、日々の業務の中での楽しみの一つ。
柱が続々とクレーンで釣り上げられ、大工陣が各々に軸組みを組み立てていく様は惚れ惚れします。
右下は、現場の指揮を執りつつ清掃に勤しむ一代目親方。
親方の鑑。
夕暮れ時の午後5時前。
予定より少し早めに全工程が完了し、その全貌がお目見えしました。
レンズに全貌が納まっていませんが、横への広がりをもった平屋建て。
大工の皆さん、今日一日本当にお疲れ様でした。
そして、お施主様。
秋晴れの中での上棟おめでとうございます。
ご期待に添えます様、全力を尽くしますのでどうぞ宜しくお願いいたします。
「稲辺の家」木を活かす手仕事、造作階段
爽やかな秋晴れの中、作業場では朝から機械の音が響き渡っています。
そこには、山切りカットの木板が。
実は、これは階段の部材で、只今材料づくりの真っ最中。
軽快なスピードで段板と呼ばれる足がのる部分が造られていきます。
その後は、現場施工へ移行し、頭の中に描かれている完成図通りになるよう施工していきます。
しかし、なにやら柱とにらめっこ。
トラブルか!?と思いきや・・・
再びハイスピードに手が動きます。
恰好が良くなる納まり、美しい納まり、上質なディテール。
そんな手法を考えながら施工するのでにらめっこする時間も増えるのでしょうね。
最近の階段は、工場で生産し、現場では組み立てるだけ。
ここでは、上質で美しい階段が手仕事によって生み出されます。
「稲辺の家」木造住宅の断熱工法について
只今、稲辺の家の内部はどこもかしこもモコモコ。
これは、高気密・高断熱・遮音に優れている吹付断熱材で、外部に触れるとこは全て吹き付けます。
熱エネルギーのロスをなくすために熱を遮断する断熱材ですが、
高断熱に大切なのは、壁・床・天井等に隙間なく丁寧な施工を行うこと。
弊社は、標準仕様というものを用意していませんが、隙間なく充填できるこの断熱工法が定着しています。
アップで。
細かな気泡構造。空気の泡。
こんな高スペックな断熱材ですが、住宅気密化は気密・断熱・防露の三位一体が関係しています。
断熱材単体で優劣を決めるのではなく、部位ごとに適した断熱工法を選択して住宅全体の性能を高めています。
「リフォーム」美濃加茂市周辺の皆さんの暮らしのために。
弊社の事業は、注文住宅のみならずリフォームやリノベーション、増築など多岐に渡ります。
今日も社長がとある修繕工事の見積もりを計算したり打ち合わせに走ったりと忙しい様子です。
こちらは、先日完了した下古井郵便局の屋根修繕や㈱スマイルサポートさんの作業場増設後の現場。
経年によって傷んだ部位を臨機応変に修繕したり、暮らしの変化に対応することは快適に過ごすための手段の一つ。
こうして、地域の皆さんをサポートすることができて大変嬉しく思います。
「建築ダイアリー」天然無垢材を仕入れてきました。
先日、天然無垢材の展示会に行ってきました。
多種多様な銘木や資材で溢れた会場内でゆっくり品定め。
今回は、只今計画中の物件の為に仕上げ材となる無垢材を数点仕入れました。
お世話になっている社員の方と情報交換も。
こうして、少しでも良い仕入れができるよう数々の展示会に出向き、
企業の方と良好な関係を築くようにしています。
今回も良い仕入れができて良かったです!
ありがとうございました。
「稲辺の家」上手な木材保護塗料の使い方
作業場に所狭しと並んだ杉板。
これは、稲辺の家の外壁になる予定の板で、只今、木材保護塗料を乾燥させているところです。
さて、この木材保護塗料ですが、打ち合わせの際、安全性について問われることがしばしばあります。
子供が触ったり、その手を舐めても大丈夫か?成分を体内に吸い込むことはないか?などなど。
結論から言うと、直接舐めたり食べ物に触れなければ問題ありませんし、成分を体内に吸い込むこともありません。
しかし、有効成分(木材防腐・防カビ剤、防虫剤)が含有されていますので、
厳しい環境下に置かれる屋外は、木材を守る機能性重視の塗料、室内は人体への安全を重視した塗料を使用するようにしています。
塗装の目的は、木材の美観維持や木材劣化から保護して耐久性を高めることにあるので、
用途や目的、使用箇所に合った塗料を選んで正しく保護することを推奨しています。
「細やかな日常」藤田嗣治展
先週末は、藤田嗣治さんの作品を観に、県美術館へと赴きました。
細い線で描かれた猫や女の子の表情に安らいで、久々心がホンワカ。
広場では、花の色の棲家という作品が建築されていましたが、娘にはどうやらお花のアスレチックにみえるようで・・・。
滑り台ないじゃない~と思っているに違いない。
「堅切の家」木を活かす手仕事、木製バックカウンター
只今、キッチンの木製バックカウンターの内部仕切りを製作中。
仕切り一枚といえど、採寸・採寸・カット・採寸・カット・・・何やらごにょごにょ・・・
という感じで結構手間がかかります。
超スピーディなので、今回もシャッターが追いつきません。
世の中、キッチンとお揃いのカウンターやカップボードがあるにも関わらず、
なぜわざわざ手間をかけてバックカウンターを造作するのか。
弊社の場合、天然無垢材による空間コーディネートに一役買うからというのが大きな理由です。
心地良いでしょ?
天然無垢材によるキッチンバックカウンター。
メンテナンスを重視すればシステムカウンターですが、空間コーディネートのクオリティや家具の愛着度が高いのは、
断然、天然無垢材による造作品ではないでしょうか。
これからも推奨していきます。
「堅切の家」パテ処理
天井に点々模様。
可愛い天井にみえますが、実はこれ、
下地の表面の段差や凹凸を平滑にするための処理をしているところです。
炭酸カルシウムや石膏の粉末や樹脂を混ぜてペースト状にし、
ジョイント部分やビスの穴を埋めていきます。
このビス頭の処理を怠ると、一年もたたないうちにビス穴や錆がクロスに浮いてきて・・・。
悲鳴をあげることになりかねないので、とっても大事な処理といえます。
一つ一つ気の遠くなるなるような作業ですが、いつも丁寧にありがとうございます。
他のパテ処理の様子はこちら。
「加治田の薪ストーブの家」見えなくなる下処理も大切な工程
「稲辺の家」変わった形の家?
先日の加治田のOPENHOUSEの際にも話題にあがっていた稲辺の家。
「変わった形の家」という呼称で近隣住民の間で噂になっているようです(笑)
先日、躯体検査に合格した後、サッシ屋さんに窓の取付を行ってもらいました。
整然とした内部。
これから、造作工事が始まると又ごちゃつきますので、束の間の静けさですね。
お施主様ご家族も頻繁に見学にみえて勉強熱心な印象です^^