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「下之保のリノベーション」祝!竣工。慎み深い外観。
この家が位置するのは、自然が豊かな山あいで、大らかでゆったりとした時を刻む雰囲気の場所。
昭和に建てられた青い屋根瓦の平屋は、沢山の庭木で覆われていて、
専務曰く、当初からこのゆったりとした雰囲気と情緒を継承する外観にしたかったそう。
そのようなコンセプトに基づき計画を進めたのですが、
その結果、庭木に隠れるように佇むなんとも慎み深い外観に仕上がりました。
玄関廻りアップ。
意図的に残した既存タイルのおかげで、昔の面影が残る外観に。
こうして見ると、必ずしも新しい素材が美しいわけではなく、既存素材が朽ちてみえるわけでもないんだな。
新旧のコンビネーションが独特でいい感じ。
1本のお電話から始まった今回のリノベーション計画ですが、約4ヵ月の工事期間を経て、先日お引き渡しをさせていただきました。
専務曰く、この現場は、解体してみないことにはわからない躯体を筆頭に、どのように既存環境を再構築するのか、
どうやって素材の良さを引き出すかなど普段より想像力が求められる現場だったそうです。
新しい表現をする楽しさがここにあったってことですね!
F様、竣工おめでとうございました!
明日以降は、内観の見所をお伝えしたと思います。