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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。
「建築日誌」長源寺様、手刻み階段
とある日の自社工場の一コマ。
社長が手掛けているのは、ささらげた階段の製作です。
ささらは山切りカットの土台で、その上に踏板を組んだ階段といえばイメージしやすいでしょうか。
階段は、手刻み。
社長曰く・・・
「経験の乏しい人間がやると傷がつくが、若かりし頃、拝殿建築を厳しく仕込まれたからその経験が生きている。」
とのこと。
因みに、こちらは、ベニヤ板に描かれた原寸図。
手刻みの場合は、手数がかからないよう原寸図から寸法をあたり製作します。
手刻みによる施工もそうですが、伝統技術を用いる職人が減少している現代。
社長曰く、自身の腕や知識は、2代目である専務に99%伝承済みとのこと。
あとの1%は・・・
気になる方は、今度わたくしに聞いてみてください。笑
「加茂野の長期優良住宅」自分の思い通りに
OPENHOUSE開催が決定いたしました加茂野の現場です。
まだ養生や下地の段階でLDK以外の撮影が出来ず、建物自体謎めいておりますが、
度々お問い合わせをいただきましてありがとうございます。
さて、本日はそんな加茂野の一コマ。
「こんなことも専務さんがやるの?」
現場で、お施主様のお母様に声をかけられました。
割とよくかけられるお言葉です。
「はは。自分の思い通りに取り付けたいので。」
一棟一棟仕様が異なる場合、こういった現場合わせの機会が多々あります。
設計者自ら工事を行うため、図面指示はありません。
確信が欲しいので、机上で結論を出すのではなくその場に身を置き自ら施工。
頼りになるのは、腕と感性です。
確かな手応えのために、現場施工が得意な設計者でありたいところです。
「OPENHOUSE告知」加茂野の長期優良住宅
この度、弊社が設計・施工・監理を進めてまいりました新築住宅がまもなく竣工を迎え、
内覧会を開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。
詳細は、以下の通りです。
◆ 開催日時
2021年8月7日(土)8月8日(日)8月9日(月)
10:00~17:00
※ご予約日時要相談
◆ 計画概要
・用途:住宅
・構造:木造平屋建て
・設計施工監理:株式会社 間宮建築
・設計者:間宮嘉展
・制度:長期優良住宅
◆ 開催地
岐阜県美濃加茂市加茂野町加茂野
◆ CONCEPT
① 愛車と暮らす。並列2台駐車の造作ガレージ
② 淀みなく光と風が流れる50坪の平屋
③ 色褪せない無垢の木×天然石調空間
④ 日常に溶け込む伝統建築と造作家具
⑤ タイルテラスで寛ぐおうち時間
以上、ご見学をご希望の方は「お名前」「参加人数」「希望日時」をご記入の上お問い合わせフォームからご連絡ください。
折り返し、案内図を送付させていただきます。
尚、弊社は、以下の新型コロナウイルス感染症対策に努め、ご来場者様の安全に配慮いたします。
<新型コロナウイルス感染症対策>
対策①メール、ウェブサイトのみの告知とさせていただきます。
対策②ご予約制とし、一組ずつのご案内とさせていただきます。
対策③自動消毒器による手指の消毒を実施いたします。
対策④マスク、使い捨て手袋の着用をお願いいたします。
対策⑤随時、窓換気を実施いたします。
※消毒、使い捨て手袋はこちらでご用意させていただきます。
※マスクをお忘れの方は使い捨てマスクをお渡しいたします。
OPENHOUSEは、家づくりをご検討中の方に、つくり手の思惟をお伝えすることが目的です。
又、写真では感じにくい実際のスケール感や、
最高グレードのモデルハウスでは想像し難い実際の仕様をご覧いただく貴重な機会となります。
開催日が差し迫っておりますが、是非ご参加ください。
因みに、直前まで工事が続きますので、前回に続き掲載画像が少ないのはあしからず。
それでは、皆様のご連絡をお待ちしております。
「建築日誌」長源寺様、公衆トイレ進捗状況
境内の通路に沿って配置された数々のハス。
極楽浄土に身を置いているようで尊さを感じます。
このハスの生育はご住職のご趣味だそう。
なんとも風情のあるお寺です。
そんな風情を感じる境内の片隅に、一部真壁づくりの公衆トイレ。
全貌が明らかになってきました。
上部真壁工法、下部ヒノキの板張り、壁は内外共に漆喰です。
先日、社長が製作していた観音様のお箱も設置され、一気に神聖な領域に。
こちらは内部。
床から腰の高さまでの間に傷や汚れが生じやすいため、タイルや腰壁でカバーしています。
便器設置、外部タイル貼りなどまだまだ工事は続きます。
次回は、社長自ら製作しております外部階段についてお伝えいたしますね。
伝統技術の賜物をお伝えできればと思います。
「粟野の長期優良住宅」お引き渡し
先日、「粟野の長期優良住宅」が竣工し、無事お引き渡しをさせていただきました。
弊社の挑戦にお付き合いいただく結果となったファザード板張り。
20年の経験をもってしても新たな挑戦というのは難しい。
想定外だったことで今後の課題は残りましたが、得るものも大きい。
またアクションを起こすと思います。
こちらは、内部。
実は、工事はお引渡し当日まで続きました。
先日、ギリギリまで工事が続くと書いた覚えがありますが、本当にギリ。
複数の物件を抱えている時は何かと切迫します。
ご迷惑をおかけしますがご理解いただけますと幸いです。
粟野の家は、正方形に近いLDK。
ワンフロアで居場所を共有するゾーニング、窓辺のフリースペース、回遊動線などに拘っています。
後ほど特徴をお伝えいたします。
それでは、M様、竣工おめでとうございました!
「川合の家」上棟おめでとうございます
紆余曲折を経て遂に開幕した東京オリンピック。
皆様、楽しんでいらっしゃいますか?
日本勢が各競技で金メダルを獲得し、久しぶりに明るい話題で沸いておりますね。
こんな明るい波に乗りながら、こちら「川合の家」では上棟を迎えました。
この日の最高気温は35℃。
近年の温暖化現象は、我々現場主義の職人集団には悩ましい限りですが、
熱中症予防、安全工事の環境を整え万全の態勢で挑みました。
「では、よろしくお願いします!」
専務の掛け声にわたくしまで身が引き締まる。
一人で何でもこなすので別名「何でも屋さん」の専務ですが、
上棟日は9名の職人をまとめる棟梁としての顔が際立ちます。
左午前、右午後。
この角度からだとわかりにくいのですが、久々ワイドなフォルム。
この土地の形状が、このカタチにしてくれました。
因みに、軒先の先端鼻隠しや破風は、そのラインを強調するため着色することが多いです。
下処理もぬかりなく。
気温上昇が著しい近年、夏日の上棟は職人にとって大変厳しく、見守る立場のわたくしも落ち着きません。
しかし、暑さに負けない機敏な動きや笑顔をみていると心底感動を覚えます。
大工及びクレーン運転士の皆様、本当にありがとうございました。
それでは、K様、今後は現場でのお打ち合わせが増えると思いますが、よろしくお願いいたします。
「則竹の家」悶々と・・・
リビングイン階段の納まりを考え中のひとコマ。
専務、全く動きません。
難しい顔・・・この表情の時、話しかけてはいけません。
聞きたいことがあるのですが・・・(苦笑)
「建築日誌」長源寺様 木工品製作過程
とある日の自社工場。
社長と専務が肩を並べてなにやら製作中。
それぞれ別物件のお品を製作しているのですが、
本日は、こちら・・・社長の製作風景をクローズアップしたいと思います。
社長が製作中のお品は「ずし」と呼ばれる観音様を祀る箱で、
長源寺様公衆トイレポーチに安置する予定のもの。
納得いくまで微調整。
手前には、次に製作予定の階段の木板が。
わたくしの予想より遥かに大きい。
画像右は、施工図です。
効率良く図面が描けるcadが普及している現代ですが、
現場レベルの施工図は、ドラフターと呼ばれる製図台を使うことも。
この手描き技能は、現場でも効力を発揮します。
現場では、その場で納まりを説明することも多々あるため、手描きで展開図や断面図を描けるスキルがないと困ります。
必要に応じて即座にフリーハンドでスケッチ。
cadに頼り過ぎていてもだめなのです。
「則武の家」間宮建築流ダイナミズム
「則武の家」。
上部FIXの縦連窓が出現しております。
開口部がダイナミックなファザードですが、得意気に佇むのはナンセンス。
様々な工夫で「静」の表情を創り出し、ダイナミズムを抑えます。
これぞ間宮建築流。
弊社初の試みでもある縦連窓。
光や視線の良い流れをつくってくれることでしょう。
「粟野の長期優良住宅」ラストスパートの1週間
竣工まで残り1週間をきりました「粟野の長期優良住宅」。
実は、竣工前のこの1週間は、専務もわたくしも中々のハードスケジュール。
別物件との兼ね合いもあるので、段取り命です。
さて、本日は竣工撮影の前に要所要所の雰囲気をどうぞ。
外観は、外構工事が完了し全貌が明らかになりました。
無垢の木の香りをご近所様にお裾分けするかのような佇まい。
後々特徴として取り上げたいと思います。
こちらは、自然を身近に感じるエントランス付近。
弊社の植栽の考え方も後々。
続きまして、「お品の良さ」を設えた玄関。
玄関の機能とは別に、感情をくすぐるような情緒価値が欲しい場です。
こちらも後々。
内観は・・・
1週間をきっておりますが・・・
ギリギリまで工事は続きます。