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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。
那加の平屋
たくさんのご愛顧を感謝申し上げます
平素は格別のご愛顧を賜りまして誠にありがとうございます。
今年は、2020年より世界を席巻する新型コロナウイルスの影響が顕著にあらわれ、
お客様には、資材不足や納期遅延、値上がりなど多大なるご不便をおかけいたしました。
当社といたしましては、例年以上に仕入れ管理に注視し在庫品や代替品をご案内するなど
お客様のご期待にお応えするべく尽力して参りましたが、今後も先行きの不透明感は拭えません。
しかし、こういった状況下でも現実を冷静に見据え、在庫・工程管理や品質確保に地道に取り組み
今後も皆様のご期待にしっかり応えられますよう最善を尽くして参ります。
来年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
それでは、皆様良いお年をお迎えください。
年末年始休業のお知らせ
皆様、ご無沙汰しておりますがいかがお過ごしでしょうか。
年内にお引き渡し物件が3棟あり、
年の瀬は何かと事務業務が忙しいため
記事の更新が滞っておりました。
粟野の家の記事や竣工物件、着工物件などお伝えしたいことは山ほどございますが、
年内は更新が難しいため年明けからブログを再開いたします。
お時間がございましたら是非ご一読ください。
なお、年末年始休業は下記の通りです。
よろしくお願いいたします。
年末年始休業日
2021.12.29(水)〜2022.1.6(木)
「粟野の長期優良住宅」動きに合わせた多機能玄関
「粟野の家」3つ目の特徴は、
造作品で溢れる玄関からLDKまでの領域をご紹介したいと思います。
日常の生活に何が必要か。
それを軸に紐解いていくと、家のかたちが見えてくるわけですが、
玄関に求める機能は意外と多いため、弊社では、暮らしの流れをつくることを意識しております。
「粟野の家」の玄関は、土間収納、郵便受け、ベンチ、シューズクローク、鏡、ニッチ、大容量収納・・・と多機能。
小さな面積に機能が凝縮されているため、人の動きを考慮した上で造作品を配置しております。
玄関でのアクションも流れるように。
機能を利用しながら滞りなく往来。
間宮建築が考える多機能玄関の好例となりました。
玄関からLDKまでの領域は、動線上の通過点に必要な機能を設えていきましょう。
「粟野の長期優良住宅」自然との繋がりを日常に
粟野の特徴2つ目です。
この家の外構は、3台分の駐車スペースを設けることがご要望の一つだったため、
何もアクションを起こさないと、周辺に残る自然を拒否するかような佇まいが容易に想像できました。
自然が残るこの地で、じっと獲物を狙う蛙や雑草の陰に隠れるカナヘビが見られないのかと思うと少し寂しい。
そこで、建物本体に無垢の木を香りを、駐車スペースと建物の間に1mほどの植栽スペースを設けました。
周囲は金属製品で覆っても、ファザードは自然との繋がりを考慮し、伝統工法による無垢板張りで。
この張り方は、雨は下へ流れ、風も隙間から入り込むことがないので、未来に残したい工法の一つ。
今後も積極的にご提案することでしょう。
また、玄関前は、僅かなスペースに植樹し、周辺の自然との繋がりやご近所に対するお顔を整えて。
このゾーンは、植物や生き物の息づかいを感じる前庭でもあり、内外を繋ぐ緩いバッファゾーンでもあります。
これは、間口いっぱいのコンクリートエリアを挟んでも、粟野の自然との繋がりを日常に感じていただきたい専務の想いから。
今後も、住と自然を離してしまうのではなく、
自然との心地よい距離感を、土地ごとに探っていきたい考えでいます。
「粟野の長期優良住宅」低く構え、内で広がる
本日より、岐阜市に位置いたします「粟野の長期優良住宅」の特徴をお伝えしたいと思います。
粟野というと、ここ数十年のうちに宅地化が進み、国道も整備され、人口が増加の一途を辿る印象。
この家の周辺も、新築が建ち並ぶ住宅地で、建築中は、他社様の新築物件を見て回ることが楽しみでもありました。
そんな環境ですが・・・
今回は、遠景に粟野の山々を望むことができる平屋フォルムの半二階建て住宅を計画。
道路に対して低く構えた平屋フォルムですが、実は半二階建て。
低く構え、内で広がる日本建築の考え方を取り入れているため、南は開口が広く視界が開けています。
また、お馴染み造作引き戸を多用し、機能に合わせて連なる空間を展開できる仕組み。
内部空間は、豊かに広がっても外部に対しては控えめ。
弊社の住宅は、洋風和風と明確な線引きが存在しないことが多いのですが、
どことなく日本的なのは、木造建築である他、控えめで合理的な日本建築の良さを取り入れているから。
このような伝統美をいかした家を建てたい若い世代の方は少なくなく、
ご期待に沿うべく、我々ができることを今後も見つめていきたいところです。
「雑談」夢の世界へ
行ってきました。
名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏会だったのですが、ピアニストはショパコン入賞者の小林愛実さん!
念願だったショパンのピアノ協奏曲第一番全楽章を、愛実さんの演奏で聴くことができました。
この世で最も好きな曲。
愛実さんの音色が心に染みて感無量です。
まだ夢の中ですが、仕事の時はこちら側へ戻ってきます・・・
「則武の家」刺激的!
専務撮影。
竣工まで残り1ヶ月を切りました。
吹抜けいっぱいの段窓というのは、弊社において新しいアプローチ。
専務曰く、新しいことは最も刺激になるし、
こういった未経験のご要望でも、問題がない限り率先して考えていきたいそう。
因みに・・・
内部が透けておりますが、バーチカルブラインドでプライバシーと日照調整を行います。
また、各現場では、コロナの影響による住設納期の遅延が続いております。
ここ「則武の家」でもお引き渡しの先延ばしにご理解いただきました。
困ったものですが、今まで経験したことのない困難、局面を迎えても前を見据えていきましょう。
「建築日誌」風土と建築
この日の業務は、畑仕事・・・
ではなく、測量。
とある物件のファーストプラン作成にむけて敷地を測りに来ました。
木々の生い茂る高台。
敷地利用を誤れば、美しい自然景観を損ねたり、地盤の負担、費用がかさむことが懸念されます。
それならば、このロケーションを存分に生かして周辺樹林に馴染む静穏なお住まいを。
根こそぎ造成するべきではない。
専務は、そんな考えでいるそう。
風土と建築を考える機会を与えてくださりありがとうございます。
「稲辺の平屋Ⅱ」上棟おめでとうございます
新しい現場です。
場所は、弊社より車で1分ほどのご近所さんで、「稲辺の平屋」にほど近く畑を挟んで見える距離。
こちらは、造成中のシーンですが、右手奥に見えるグレイの建物が「稲辺の平屋」です。
かねてより古家の解体、造成を進めて参りましたが、先日、無事上棟し、建物のシルエットが現れました。
造作ガレージゾーンに、
居住エリア。
ガレージインの玄関とし、居住エリアと一体化させています。
さて、ご近所さん同士の「稲辺の平屋」2棟。
偶然ご興味も一致し、どちらも「造作ガレージのある平屋」がコンセプト。
しかし、敷地の特性やご要望が違えば、間取りや仕様も異なります。
双子のような関係ではなく、ご家族ごとの色を出していきます。
それでは、T様上棟おめでとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。