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「粟野の長期優良住宅」自然との繋がりを日常に
粟野の特徴2つ目です。
この家の外構は、3台分の駐車スペースを設けることがご要望の一つだったため、
何もアクションを起こさないと、周辺に残る自然を拒否するかような佇まいが容易に想像できました。
自然が残るこの地で、じっと獲物を狙う蛙や雑草の陰に隠れるカナヘビが見られないのかと思うと少し寂しい。
そこで、建物本体に無垢の木を香りを、駐車スペースと建物の間に1mほどの植栽スペースを設けました。
周囲は金属製品で覆っても、ファザードは自然との繋がりを考慮し、伝統工法による無垢板張りで。
この張り方は、雨は下へ流れ、風も隙間から入り込むことがないので、未来に残したい工法の一つ。
今後も積極的にご提案することでしょう。
また、玄関前は、僅かなスペースに植樹し、周辺の自然との繋がりやご近所に対するお顔を整えて。
このゾーンは、植物や生き物の息づかいを感じる前庭でもあり、内外を繋ぐ緩いバッファゾーンでもあります。
これは、間口いっぱいのコンクリートエリアを挟んでも、粟野の自然との繋がりを日常に感じていただきたい専務の想いから。
今後も、住と自然を離してしまうのではなく、
自然との心地よい距離感を、土地ごとに探っていきたい考えでいます。