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「室原の薪ストーブのある平屋」風景との調和

ここに暮らすと毎日が森林浴。
射し込む光が、負の感情を流してくれるようなそんな感覚に陥ります。

我々が暮らす加茂野でも、こんなスピリチュアルな風景に出会えます。
田園風景に沈む太陽が、負の感情を流してくれます。

可児の山間と加茂野の里。
共通するのは「日常の風景が心の調子を整える」こと。
我々が住む岐阜の地は、日常の風景が心の栄養となるような、素晴らしい自然に恵まれております。

非日常を纏うより、日常の風景と共に佇む素直な建築を。

 

身構えず、着飾らず。
間宮建築のこの方向性が揺れ動くことはありません。

専務曰く、
「素直に自然と調和するよう、これからも日常の風景を見つめていきたい。」
とのことです。

「室原の薪ストーブのある平屋」自然と親しむ山荘ライクの平屋

本日より、2021.4月竣工「室原の薪ストーブのある平屋」の特徴をお伝えしたいと思います。

これまで、この地の自然豊かな周辺環境を中心にお伝えしてきましたが、
この地での平屋は、その自然と親しむよう有機質に満たされた建築としました。

これまでお伝えしてきたように、この地には、
自然の恵みをお借りして、知恵や工夫を凝らした山あいならではの日常があります。


その日常をこよなく愛するお施主様のお気持ちを汲み取ると、
おのずと自然とともに在る建築に仕上がりました。

 

自然と親しむには、テラスが必須。
日の沈む前、山の緑を眺めながらコーヒーを飲み、談笑することが幸せの時間となることでしょう。

このテラスに身をおくと、このご時世、思いきり深呼吸ができ、近影で四季を愉しめるこの環境は贅沢だなと。
雄大な森にひっそり佇む山荘に通じるものを感じます。

専務は、この家のおかげで、見栄を張った厚化粧の建築ではなく、
肩の力を抜いた自然とともに在る建築を考えることができたそう。

またしても、間宮建築の裾野を広げてくださったお施主様に感謝です。

「川合の家」実践で鍛える

とある日の作業風景。
毎度お馴染み高橋建築さんとバルコニー手摺の取付を行っている一コマです。

現場合わせは、マニュアルもなければ図面も無し。
必要なのは、知識と技術と経験と・・・阿吽の呼吸・・・?

与えられた作業を受け身で行うのではなく、自ら考えて挑む。
これは、間宮建築の現場の共通認識であり、開業当初からのぶれない姿勢です。

間宮建築の仕様は、自分で考え、答えを出す習慣がないと施工できません。
現場のかけ合いを見ていると「そりゃ腕が立つようになるわ。」と思っていただけるかと。

自己鍛錬でもある現場合わせの作業。
「ああでもない、こうでもない。」
と、互いに刺激を与え合い、果敢に納まり問題に挑みます。

「稲辺の建替」築90年以上の日本家屋

新しい現場です。

築90年以上の日本家屋にお住まいのご夫妻に、建て替えのご依頼をいただきました。
実は、お施主様は気心の知れたお隣さんで、なんと3世代に渡りご依頼をいただいております。
このような信頼をお受けし大変恐縮ですが、ご期待に添えるよう尽力いたします。

さて、こちらは、地鎮祭の様子。
今月は、3件の地鎮祭を執り行いました。
追って現場のご紹介をしたいと思います。

こちらは、古民家ではよく見られる井戸。
井戸を埋め戻すときは、毎回、地鎮祭の時に井戸祓いを行います。

 

地鎮祭後は、配置の確認。
いつもの流れです。

築90年以上ともなると、井戸だけではなく色々な神様が宿っていそうです。
また、M様は、90年の重みも感じていらっしゃるわけで・・・
今回の建て替えに対し、愛着や様々なメモリーによる情や未練が存在するでしょうから、
現在、複雑な心境であることをお察しいたします。

そんな葛藤を踏まえつつも建て替え計画は着々と進み、
まずは、建築予定地となる離れの解体を10月に予定しております。

 

この丸太の梁に、年季の入った木製建具に、レトロなタイル・・・。
滋味豊かで、実に渋い。
専務は、こういった渋みが溢れる古民家に大変刺激を受けるそう。

また後日、建て替えに至った背景、建て替え後の暮らしなどお話できればと思います。

「Hair&Eyelash Salon Luscious」シャンプー台増設

先日、「ルーシャス川辺店」様へお邪魔してきました。

実は、今年、オーナー様が、美濃加茂市田島町にルーシャスのエステ専門店をご開業され、
川辺店のエステルームをシャンプールームに変更したいとのご依頼をお受けしたためです。
(因みに、エステ専門店の計画は、スケジュールが合わず断念いたしました・・・。)

シャンプー台2台分の配管工事。

これで、ヘッドスパエステ対応のシャンプー台を含め、シャンプー台は4台となります。
施術の流れが良くなりそうですね。

 

それにしても、ヘッドスパのシャンプー台を見ると、マッサージをしてもらいたくなりますね・・・。
頭部のマッサージって、想像以上に気持ちいいものです。
近いうちにまた。

「川合の家」現場でのお打ち合わせ

とある日の現場です。
上棟後は、現場でのお打ち合わせが多くなります。
撮影許可をいただくことができましたので、今回はその様子をどうぞ。

現場では、内外共に、専務と仕様の確認、説明を行ったり、現場施工の細かい寸法などを決めていきます。
また、家づくりの際、疑問は次から次へと湧いてくるもので、K様ご夫妻も積極的にご質問されておりました。


その傍らでは、木工事。

お打ち合わせの前後は、専務も参戦。
こちらは、バックカウンターの天板で、納得いくまで煎じ中の一コマ。

この作業は、間宮建築のオリジナル性、意匠性と精度を高めるためのアクションで、何気に企業秘密だそう。
小技を効かせていきます。

と、意気揚々と申しておりますが、
オリジナル性の模索は、思い悩むことも多いですし、無限に続きます・・・。

「則武の家」お客様のご意向と向き合う

「則武の家」玄関戸。
いつものオーダー木製建具ではなくメーカー品です。

則武の家では、H様のご要望で、スマートキー対応の既製玄関戸を採用しています。
SNS界隈で、採用してよかった仕様として玄関戸のスマートキーが取り上げられておりますし、
わたくしは、車でその便利さを実感しておりますので、玄関戸の電子化も便利であることは想像に難くありません。

一方、木製建具は、鍵を入れて回すアクションが欠かせません。
ハードウッドで製作しているためズシッと重いですし、反り現象もご周知いただく必要があります。
我々は、ドア枠や本体の施工精度を高め、材質や塗装などでローメンテナンスになるよう努めています。
オーダー木製建具を選択される方は、伝統技術による品格をご堪能ください。


道具の役割をいかす造作品が得意な我々ですので、おのずと木工品が多くなるわけですが、
お客様のご意向や時代の流れに耳を傾けながら、間宮建築の良さを伸ばしていけたらと考えています。

「稲辺の平屋」1年後の暮らし

2020年竣工「稲辺の平屋」。
8月にお邪魔した時の様子です。

ガレージ沿いの樹木。

アプローチ添いの植栽。

 

この季節は、透き通る青葉を横目に、爽やかな気分で稲辺の家を訪れることができます。
お手入れもしっかりされておりました。

こちらは、ブラックインテリアと日常と化した造作品たち。
竣工時の造作品を手にした感動が、日常に溶け込み、無意識の感動となっていることが我々の理想なのですが・・・

各々の造作品が、自分の持ち場でしっかりとその機能を果たし、
日常のお役に立てていることを伺い知ることができました。
嬉しい瞬間です。

そうそう。
稲辺の平屋では、家電も現在の主流である黒。
ブラック家電は、各メーカー様がシリーズで展開しておりSNSを中心に大ブーム。
間宮建築の造作に、ブラック家電の陳列例としてどうぞ。

 

レンズを引いた方がよかったですね・・・苦笑

伝統技術を取り入れた造作家具は、こういったトレンド性の高い要素を取り入れても、
時代の風潮に左右されない大きな器として、皆様の暮らしを末永くお支えいたします。

こちらは、キッチンユニット、パントリーの収納です。
話の流れでご披露してくださいました。


キッチンは、リクシルのリシェルSI。
収納BOXは無印orニトリで調達、だそうです。
パントリーでは、壁掛け充電仕様の掃除機。
サッとお掃除ができるので便利ですね。

我々がお造りする大きな器が、その家ごとに役割を果たし、暮らしを支える。
暮らしのお役に立つことが目的ですから、新品よりこなれた味を醸し出すようになった方が、造作品の価値は上がるという考えでいます。
今後も、末永くお付き合いいただきたいと願います。

「稲辺の家」5年の歳月が経ちました

2016年竣工「稲辺の家」。
先月8月にお邪魔した時の様子です。

 

外部にも天然素材である無垢の木を多用した木造2階建てのお住まいです。
天然素材であれサイディングであれ、外部は、雨風や紫外線により劣化するためメンテナンスがかかせません。
天然素材の方がメンテナンス頻度は高くなりますが、稲辺の家では、DIYで塗装され、綺麗な状態をキープされていました。

 

また、刈り込みや除草など、お手入れが行き届いたお庭の芝が印象的。
芝のお手入れについて、奥様のお話を包み隠さず申しますと・・・
「正直大変・・・(小声)」
しかし、ご家族で役割分担をし、管理をしているとのことです。

こちらは、アプローチ。

 

木製テラス。

色素が落ちていますが、木材の経年変化を劣化と捉えないでください。
無垢材は経年に伴い、表面の色が白っぽく変色していきますが、中が不朽しているわけではありません。
耐水、耐朽、防腐、防虫の効果は維持できないと問題ですが、変色は特性。
気になる場合は、塗装を推奨いたします。

剪定に刈り込みに除草。
「植栽管理は大変。」とおっしゃいながらも、
「もう少し木を増やしたい。」と「稲辺の家雑木化」に意欲的な奥様。笑
グリーンのある暮らしに魅せられているようです。

以上、5年の歳月を経た稲辺の家でした。
機会があったら、またレポしたいと思います。

「加茂野の長期優良住宅」ご来場ありがとうございました

先週末、3日間に渡り開催いたしました「加茂野の長期優良住宅」OPENHOUSE。
多数の方にご参加いただき心より感謝申し上げます。

今回は、台風接近、多治見市で40度を超えるような猛暑、コロナ禍と厳しい条件が揃いましたが
老若男女幅広い世代の方々にお越しいただき深く御礼を申し上げます。

さて、OPENHOUSEの様子です。

プレゼンがお済みのお客様は、ご自身の家の間取りと比べることで大体のスケール感や仕様を、
プランニング中及び初対面のお客様は、弊社の色や得意分野をざっくり感じとっていただきました。

今回の建築は、50坪とボリュームのある平屋のため満遍なく光や風が通うよう対策を練っています。
既製サッシの使い方や中庭テラスの話題は大変盛り上がりました。

 

また、今回は、毎回話題の中心となる価格帯や空間コーディネート、造作の他、
我々も頭をかかえているウッドショックや近年多発する災害の話題も。
この家では、長期優良住宅の制度を利用しておりますが、
制度を使用していない物件も同じスペックで建築を行っていることなどお伝えさせていただきました。

専務は、タイムリーな情報をお伝えできるよう心掛けておりましたが、
皆様、今後のお役に立てましたでしょうか。

我々は、お客様と共創関係を築きたいため、お客様の好奇心やご意欲を重視しております。
そのため、営業活動は一切行っておりません。
今回のOPENHOUSEでご興味をお持ちいただけましたら、お気軽に一声お声かけください。

最後に、この貴重な場をご提供してくださったお施主様に心より感謝いたします。
家具搬入後の撮影許可もいただけましたので、後日、特徴をお伝えしたいと思います。
乞うご期待。