blog

「那加の平屋」上棟おめでとうございます

今月、上棟が2棟続く予定ですが、
昨日、その内の1棟である「那加の平屋」が一足お先に上棟しました。

13時頃の様子です。
素晴らしいお天気に恵まれ建築日和となりました。

  

16時20分。
ルーフィングを敷いているところです。

 

ルーフィングは、屋根材の下に敷く防水シートで、築年数が増しても雨漏りの心配がないよう2次防水として大きな機能を果たします。
屋根材が劣化したり、四方八方から雨が降り屋根材だけで守りきれなかったりした場合、水滴が屋根材の下に漏れることを防ぎます。

水分は、家の劣化を早める一番の大敵。
当然ですが、野地板をすっぽりと包み破損部分も無し。
重大な瑕疵を発生させないように、見えなくなるところもぬかりなく施工を進めます。

16時40分。
予定通り、ルーフィングまで完了し、レインコートを羽織って工事が終了しました。

  

基礎工事の時、ズームした布基礎部分の本体も見えていますね。
正面から見るとこのような感じです。

道路との距離が近くても、オープンガレージなので圧迫感を感じません。
ガレージ右の駐車スペースも、普段はエクステリアの一部としてゆとりある外構を計画しています。
今後も、ガレージに注視していきますね。

それでは、Y様、上棟おめでとうございました。
又、協力会社の皆様、安心安全な工事をありがとうございました。

「室原の薪ストーブの平屋」愉快な仲間達

室原の山羊さんには、お仲間もいるのですがなかなか姿を現してくれません。
竣工時までには仲良くなれるといいけど。

「室原の薪ストーブの平屋」建物配置の現場打ち合わせ

愉快な仲間の正体です。

  

あの可愛い尻尾の持ち主は、この山あいの風景に馴染む「山羊さん」でした。

それにしても・・・

この角。
水道ホース付き!笑
頭突き対策の水道ホースも茶目っ気たっぷりで可愛く、随分長いこと戯れてしまいました。
仕事をしに来たのに申し訳ございません・・・苦笑

さて、仕事です。
この日は、建物配置の現場打ち合わせをおこないました。

 

現場では、主に、敷地に対する建物の位置関係を専務と確認します。

 

注意点は、整地されていない場合、靴が汚れるので汚れてもいいスニーカーで来ること。
因みに、車内も土で汚れるので新聞紙や替えの靴もあるといいです。

ここの敷地は、配置の際、隣地境界を気にする必要がないためいつもより早く終了。
確認終了後は、再び山羊さんと戯れタイムです。

 

山羊は何でも食べると言いますが、
殻付きの栗をバリバリ食べていたのには驚きました。

因みに、この栗は、ご夫妻のご両親が手前の山から採ってこられたもので、
わたくし達もお裾分けしていただき、娘と湯がいて美味しくいただきました。
N様、秋の恵みをありがとうございました。

他にも、こちらのご両親は、薪ストーブユーザーだったり、小屋をDIYで建てたりと
自然と付き合う知恵を習得されている大先輩。

 

ここでは、
「物質的な豊かさやプライバシーを求めるのではなく、生活と自然との共存がふさわしい。」
専務は、そのコンセプトの一手として薪ストーブを取り入れた平屋を計画しています。
薪、すでにありますしね。笑

現在は、基礎工事が完了し養生中。
来月中旬上棟予定です。

「藤倉の薪ストーブの平屋」建築塗料の調色問題

続きまして、建築塗料の調色問題です。

内部でも、空間を統一性のある装いにするため無垢材に着色することがたまにあるのですが、

  
(左:鷹之巣の薪ストーブの平屋の天井 中央・右:下之保のリノベーションの天井・床・建具など)

こちらの家でも、無垢天井を着色する運びとなりましたのでレポしたいと思います。

専務の注文は、木製建具の色に合わせること。
このような場合、塗料をそのまま塗るのではなく、色を混ぜ合わせて調色することになります。
そこで、気がかりとなるのは、思い通りの色になるかということです。

こちらは、塗装屋さんが知識を頼りに塗料を調色しているところですが、
カラーレシピはありませんので、目視で色の微調整をおこないます。

ちょうど黒を足して赤みを消しているところですが、塗料も乾燥すると色が濃くみえる性質があるので、
乾燥させた状態でチェックしながら思い通りの色をつくっていきます。
因みに、調色者がプロだとそんなに時間はかかりません。

奥様もチェック。

「職人の域だから何も言えない。」
とのことです。

数分後・・・
「間宮さん、これ以上合う色はないですよ。」
との声が聞こえてきました。

思い通りの色に仕上がったので、
「あと付け加えるなら本番への意気込みだけ。」
だそうです。
技量の他ユーモアもあるという・・・笑

本番、楽しみにしています!

「藤倉の薪ストーブの平屋」塗り壁の仕上げ問題

藤倉の現場に構造用針葉樹合板。

藤倉の平屋のご夫妻が、外壁塗り壁の仕上げについて迷われたため、
塗装屋さんにシミュレートしてもらおうと用意しました。
この日は、無垢天井の塗料の色調もおこなったのですが、
まず、外壁塗り壁からレポしたいと思います。

塗り壁は、外壁に限らず、実に様々なパターンが存在します。
その上、サンプルの面積は小さくイメージしにくいため、専務推奨の塗り壁にされる方も多い工程です。
 
こちらのご夫婦の場合は、複数のパターンで迷われていたため、
実際の仕上げを比較検討し、決定づけていただきました。

塗装屋さんに3種のパターンを塗ってもらい見比べます。


上から、一番小さい骨材入り、やや荒いの、いつもの。

奥様は、一番小さい骨材を配合したフラット仕上げをご希望なのですが、
乾くと塗材がやせるので、下地のジョイントや釘跡がでやすいのが難点。
ご主人は、一番下の専務推奨仕上げをご希望ですが、柔らかい印象を好む奥様のご希望に一致しません。
協議の結果、美観と奥様の好みに配慮した上から2番目の仕上げに決定いたしました。

こちらの塗装屋さんは、我々と10年ほどの付き合いになりますが、とても親しみやすく専門的なことを易しく教えてくれます。
又、ポンッと背中を押してくれるので、シミュレートの際は何でも相談してみてくださいね。

お次は、無垢の天井塗装のシミュレートをお伝えしたいと思います。

「建築日誌」打ち合わせ風景

こちらは、受験生の勉強机ばりの打ち合わせテーブル。

手前に見えるのは、奥様が日々の生活を送る中で蓄えてきた要望ノートで、
実に3年もの間、こつこつ調べ上げたアレコレがシーン別に記されています。
「もうない商品もあるかも・・・。」
とはにかむ奥様ですが、現在、3年分のお声を汲み取ったファーストプランを基に、
改善を積み重ね磨き上げている段階です。

専務はいつも、こういった断片的なご要望を単体で捉えるのではなく、もっと広い視野の中で考察しています。
お客様がご提示される「断片」から「全体」を整理しまとめあげることが我々の仕事ですからね。

又、打ち合わせにおいて、専務は、一言「それは無理ですね。」とさらりとかわすのではなく、
無理なら解決の糸口を探すなど、情の通う温かい関係を築くよう心掛けているとのこと。

 

家づくりにおいて、特に意見交換の場は、関わる人の人間性が大変重要となってきます。
妙にプライドが高くとっつきにくい、ビシッとしていない、マニュアルトークで利益優先など
不快な要素が一つでもあると違和感、不信感に繋がります(経験談)

特に、ヒアリングの段階では、
「この人と長く付き合いたいと思えるのか」
「この人は自分達の問題解決に適した存在なのか」
ということをよく吟味してくださいね。

「太田の平屋」多数のご参加ありがとうございました

弊社約1年ぶりの開催となりました「太田の平屋」OPEN HOUSE。
今回も、多数のお客様にご参加いただき心より感謝いたします。

今回は、コロナ禍の影響で様々なルールを設け、その上台風まで接近しご不便をおかけいたしましたが、
快くご協力いただきまして誠にありがとうございました。

さて、OPENHOUSEの様子です。
弊社は営業担当がおりませんので、毎回、設計者である専務が自らご案内しております。

  

専務は、営業のノウハウを存じませんし口達者というわけでもないのですが、建築話になると雄弁に語りだします。
OPENHOUSEにおいて、設計者本人と直接コミュニケーションをとることは、
設計の意図や人間性が掴みやすいので非常に有効なのではないでしょうか。
因みに、最後の画像は観葉植物の後ろにおります。笑

今回の建築ですが、お施主様のご要望であった和風建築を念頭に置き、
現代の様式に合うよう計画を進めたため、ご覧の通り、和情緒豊かな事例となりました。

 


軒裏の垂木あらわし
木製格子
化粧柱

など文字に書き起こすと純和風を想起しますが、それを専務仕様に。

内部は、全室ノンホルムの天然系塗り壁材で子育て環境の向上を図り、
天井吹抜けのワンフロアリビングはどこにいてもご家族の気配を感じることができるパブリックエリア、
ロフトは、収納とは別個に、適度な距離感を保てるプライベートエリアとして機能をもたせ、
ご家族がその時の気分や状況で思い思いに過ごせる空間としています。

尚、テレビとソファーは工期の都合でタイミングが合わなかったのでイメージしてください。苦笑

そして、OPENHOUSEにおいて必ず話題となる価格帯。
我々は、定額の住宅を販売している会社ではなく、一棟一棟仕様や設備が異なるため、坪単価も一概には申し上げにくいのですが、
一貫して申し上げられるのは「利益や棟数を追わず倹約に努める経営手法で顧客満足度を高めている」ということです。
又、我々は、低価格住宅を販売している住宅会社でもありません。
しかし、現実的な観点でご家族の未来を見据える建築を常に考えています。

それでは、長くなりましたので、後ほどこの家ならではのこだわりをご紹介したいと思います。

「太田の平屋OPEN HOUSE」台風接近のためご注意ください

この度、約1年ぶりのOPEN HOUSEを開催させていただくことになりましたが、あいにく台風14号が接近しております。
OPEN HOUSEは両日とも開催いたしますが、遠方の方もお近くの方もご無理をなさらず十分にお気をつけてお越しください。
又、キャンセルも対応させていただきますのでお気軽にご連絡ください。

会場は、未だ準備万端ではなく本日も色々作業。
わたくしが現場に到着した時は、専務が、円形ミラーと真鍮のタオルハンガーを取り付けておりました。


小規模経営ですと工期に余地がないため段取りは時間との戦いです。
因みに、壁掛けテレビ取付はOPEN HOUSE後になりますので、当日は雨具の他想像力もお持ちくださいね。

 

最後に・・・雨の日の和の植栽は情緒が増して好きなのですが、
秋の冷たい空気も相まってなんとなくセンチメンタル気分に。
和特有の色々な感情も味わってみてください。

それでは、社員一同心よりお待ちしております。

「室原の薪ストーブの平屋」自然環境と愉快な仲間

新しい現場です。

こちらの現場の第一印象は、
「里山の斜面の上方から射す木漏れ日は、なんて美しいのだろう。」

南は徳川軍の追撃で廃城となった城跡が残る里山がせまり、
北は低層の山なみが背景となっている。

それだけでもワクワクするのに・・・

何かがいらっしゃる。笑
犬にしては尻尾が短いような・・・?
心ときめく現場です。

「瑞浪の平屋」竣工おめでとうございます!

先々月竣工を迎えたものの、タイミングが合わず撮影がお預け状態だった「瑞浪の平屋」。
お施主様からお引き渡し後の撮影許可をいただきましたので、先日撮影をしに行って来ました。

わたくしは、お引き渡し後にお邪魔する機会があまりないので、家ごとの暮らしがいつも気になるのですが、
その暮らしぶりを拝見できるということで内心ワクワク。

「瑞浪の平屋」へ到着し一歩中へ踏み込むと・・・

この家の住人であるS様の「ミニマリズム」の精神を感じるワンフロアリビングが広がっていました。
断捨離ではなく自分達が本当に欲しいモノで身を固めたシンプルライフ。
ご夫妻のモノ選びには「衣食住を整理してスッキリ暮らす」という意思が感じられました。

スッキリ暮らすには大収納!地道な片付け!と考えがちですが、それ以前にモノとの向き合い方を考えさせられるそんなお宅です。

目から鱗が落ちるような発見に出会えた「瑞浪の平屋」。 
太田の平屋のOPEN HOUSE後、ご紹介させていただきます。
少々お待ちください。