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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「黒岩の平屋」現場の様子

現場は、信頼するベテラン大工さんに応援に来てもらい、木工事を進めてもらっています。

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只今、軒天の下地づくりの真っ最中。
お道具箱が年季入ってる!

一方、外部は、外壁材のガルバリウム鋼板の取付中です。

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シンプルな意匠と耐久性を期待して、ファザード以外の外壁一面にガルバを計画しています。
所板金さん、いつもありがとうございます。

「稲辺の家」小さく飾る楽しみ

現場は、只今、ニッチの造作中。
ニッチとは、花瓶や絵などを飾るために壁をくり抜いた凹みのことです。
こちらがニッチ。

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1,800mm×200mmの横長フォルムに自然と視線が向きます。
今回は、この機に弊社のニッチの造作について記しておこうと思います。

造形が美しいニッチ

稲辺の家に限らずニッチの造作に共通していることは、シンプル設計。
三方枠無しで納めて余分な飾り気を排除していますが、空間と調和させるため無垢材は不可欠なので甲板を木でみせる感じ。
このような方向性のため雰囲気は似てきますが、その佇まいは、一貫して品良く美しくなるよう仕上げていきます。

形状や仕様によって異なる表情

稲辺の家では、横長フォルムに背面に無垢材をあしらっておりますが、壁面積や用途によって形状は千差万別。
以下、事例です。

まず、横長フォルムにゼブラウッドのニッチ。

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お次に、高さをもたせたフォルムにダウンライト。

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更に、可愛らしい小規模ニッチ。

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などなど。
形状や規模によって表情が変化しているのが分かります。
何を飾るか、空間との調和やバランスを考慮して現場合わせの造作をしていきます。

そんなこんなで、只今造作中のニッチ。

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殺風景なので、大工道具を飾っておきました(笑)
大工さんのツッコミ待ちです。

「細やかな日常」Mamiya Farm冬のお野菜をお裾分け

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社長の妻である礼子さん監修のMamiya Farm。
冬野菜が豊作豊作♪
タイミングが合えば、今年もお客様にお裾分け致しますね。

「上蜂屋の家」地盤調査

現場は、地盤調査中。

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ここの土壌は、蜂屋の特性である赤土で、お米や自然薯づくりに向いている土です。
粘土質ですが、思ったより固い感触とのこと。

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写真は、表土より1.5m下の土。
一層赤く、固い。
会話は、関東ローム層に及び、話を聞いていてタメになるな~と気分が高まりました。
さて、結果はいかに。

建築士たる者、建築に関わること総てに精髄してそうですが、やはりその道の専門家には頭が下がります。
我々であれば、建築知識や設計力やら施工技術などの腕前は誇れるわけですが、
地質については、知識のふか~いこのお兄様が頼りになります。
通称「さとちゃん」。

もし、地質について専門家の視点からお聞きしたいのであれば、「さとちゃん」に現場で確認してみてください。
理屈を踏まえつつ手取り足取り教えてくれると思いますよ。
私達も書類の結果を待つだけでなく、現場で情報収集に励みます。

他物件の地盤調査はこちら。
「稲辺の家」地盤調査

「上蜂屋の家」地鎮祭

12月に入り、寒さがひとしお身にしみるようになりましたね。
今年の冬将軍もなかなか手強いのですが、そんな中、上蜂屋の家の地鎮祭が執り行われました。

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神主さんと私共で祭壇を組み立て、準備は万端。
朝の冷たい空気に身が引き締まり、清々しい青空に気分も上々!と内心テンションが高まります。
(現場では大人しくしてますが。)

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写真は、玉串奉奠(たまぐしほうてん)の儀の最中です。
ご子息も参列し、玉串を捧げました。
内心テンション高めのワタクシに対して、落ち着きある立ち振る舞いに感心感心。

地鎮祭後は、建築物の配置についてや外構工事などの打ち合わせをしたりします。

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些細なことでもどんどんお聞きくださいね。
お寒い中、本当にお疲れまでした。

私達は、場慣れしているものの、お施主様にとっては初めての体験である地鎮祭。
しかも、地域や主催者によって形式がやや異なる。
やっぱり地鎮祭のお便りなんかがあった方がいいのかなと思っております。
学校で配られる発表会のお知らせ的な。
例えがイマイチですが、一度作成してみましょう~。

他物件の地鎮祭の様子はこちら。
「堅切の家」地鎮祭
「稲辺の家」地鎮祭
「黒岩の平屋」地鎮祭で用意するものは?
「下米田の家」地鎮祭

「上蜂屋の家」美濃加茂の眺望を楽しむ和情緒豊かな家

かねてから計画していた上蜂屋の家は、高台の住宅密集地に位置しています。
そのため、ここからの眺望はなんとも羨ましいかぎり。

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目先に広がっていた杉林も日当たり確保を兼ねて伐採され、お施主様ご一家も満足気でなによりです。
視界が広がったので二階からの眺めが気になりますね、、、

外観イメージ

kkk

さて、その外観ですが、お施主様の意向である和風住宅を濃色の杉と木格子使いで、素朴な味わいとなるよう構成しました。
下米田の家と方向性は似ていますが、上蜂屋のファザードは、昔ながらの町屋のような素朴な風情を出せたらと思います。

建築に参加する楽しさ

今回、何より設計のスパイスとなっているのが、お施主様の豊かな発想です。
設計、とりわけ間取りに関心が高く、その切り口には感心するばかり。
それを、当社の観点から整理して現在の建築構成に至っています。
様々な空間構成で性格づけられるエリア、ユニークな仕掛けづくり。
追々ご紹介したいと思いますが、面白そうです。
これからもどんどん建築に関わり、弊社で家づくりをする楽しさを感じていただけたら、、、と思っています。

「下米田の家」柱状改良で強固な地盤づくり

先日、地盤調査をした際、なんとも頭を抱える事態が発覚した下米田の家の宅地。
と言うのは、ある地点の調査の際、大礫によってロッドの貫入が不能となってしまったのです。
大礫の正体は、この土層に埋まっていた大量の玉石。
その量、なんと4tトラック5台分。
約60年前の図面及び書類一式は見当たらず、真相は不明です。

このままの状態ですと、長い年月の間に、雨水とともに土が流れ込んで、地盤の陥没や不同沈下に発展することが考えられます。
この地耐力不足を払拭するため、石を撤去し、湿式柱状改良という工法で地盤改良をさせていただきました。
ここへきて痛い出費となり私達も胸が痛みますが、不安を抱えたまま建築するわけにはいきません。

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今では、ご覧の通り。
地中柱が点在しています。
一筋縄ではいかない手強い地盤でしたが、気を取り直して前に進みましょう!

※他物件の柱状改良工事はこちら
「稲辺の家」柱状改良で強固な地盤づくり

「下米田の家」平面図面から原寸大へ最初の一歩

現場は、先日、丁張りを終えました。
丁張りとは、工事を着手する前に建物の正確な位置を出す作業のことです。

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親方の指示により、仮囲いがどんどん組み立てられていきます。
ワタクシも午後からお手伝いをさせていただきました。
水貫と呼ばれる部位の木材をもっているだけですが、作業効率を高める重要な任務(なはず。)

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午後3時過ぎ。
平面図面から原寸大基準が出来ました。

CAD上では採寸をするけれど、実寸を測ったり、基礎の高さや水平、直角の基準となる墨出しは初めてなので、
非常に有意義な時間を過ごすことができました。
こんなに手間がかかるものとは露知らず。
丁張りは、建築工事の初期の工程なのですが、なんだかすでに感嘆深いものを感じます、、、

「下米田の家」美濃加茂の自然に溶け込む和情緒豊かな家

木曽川水系である飛騨川が悠々と流れる下米田。

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この地は、この飛騨川や里山に囲まれ、自然との距離がとても近い場所。
そんなロケーションに恵まれた下米田は、お施主様の思い入れが深いそうです。

その地に計画している下米田の家の敷地は、東西に道路を挟んだ変形地。
狭小地や鋭い三角地であれば頭を揉む必要がありますが、約90坪の台形地なのでそんなに制限を受けません。

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冒頭で述べた思い入れを建築に取り入れられたら、、、と思いながらこの敷地を見つめること約1ヵ月。
最終的に、画像にも写っている、7年前に新築させていただいた古民家風のご実家との調和も兼ねて、
この自然に溶け込む和情緒豊かな佇まいへと辿り着きました。

外観イメージ

こちらは、北のファザード。
ファザードは、シンプルな構成に少し箔をつけるため、格子使いに気を配っています。

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そして、東からのプロポーション。

東

建物は、吹付による白壁と濃色に着色された無垢杉で構成されています。

当社が考案する和情緒とは?

和情緒と一口に言っても、設計者によって切り口は異なると思いますが、
当社は、一貫して、和の古文化情緒を現代の暮らしに馴染むよう工夫し、自然素材の素朴な美を追求しています。
因みに、明日、地鎮祭を迎える上蜂屋の家も同じ見方をしています。

この地がお施主様にとって居心地が良い場所であるように、
この敷地に創られる住宅も、お施主様にとって「ホッとする居場所」でありますように。
そんな願いを込めてカタチにしていきます。

「堅切の家」フローリング材は、天然無垢のカバザクラ

昨日は、養生シートを剥がしに堅切の家へ。
養生とは、対象物の汚損を防ぐためにシートやボードなどで保護することです。

床一面を覆っていたシートを剥がすと・・・

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ご覧の通り。
無垢のカバザクラが張られたフローリングがようやくお目見えしました。

淡い色調が優しく肌理が細かい樺(カバ)

白い箇所を「カバ」、赤みを帯びた箇所を「サクラ」と区別されている「カバザクラ」。
本新築物件では、その「カバ」をフローリング材として使用しましたが、
その魅力は、黄白色の淡い色調とキメ細やかな杢目ではないでしょうか。
お品の良い滑らかさを感じる材です。

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表面は比較的硬く、自然オイルを塗装してあるのでキズがつきにくくお掃除がしやすいこともポイント。

明るいスッキリ空間創造に有効

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ご覧のように、光のあたり方で色調は変化して優しげな光沢を放っております。
と言いたいところですが、肝心の光沢感が写真じゃ分かりませんね(苦笑)
その光沢が、自然光と合わさってうらうらとした陽気さを創り出しています。
又、寝転がりたい衝動が・・・。
明るい印象なので、スッキリとした室内空間を創り出したい時に有効な材ですね。

今回ピックアップした樹種はカバですが、ブラックウォールナット・チーク・オーク・ロックファー・カリン・メープル・桧・杉等
沢山の施工経験をしております。
そのお住まいに最適のフローリング提案をさせていただきます。