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「稲辺の家」小さく飾る楽しみ
現場は、只今、ニッチの造作中。
ニッチとは、花瓶や絵などを飾るために壁をくり抜いた凹みのことです。
こちらがニッチ。
1,800mm×200mmの横長フォルムに自然と視線が向きます。
今回は、この機に弊社のニッチの造作について記しておこうと思います。
造形が美しいニッチ
稲辺の家に限らずニッチの造作に共通していることは、シンプル設計。
三方枠無しで納めて余分な飾り気を排除していますが、空間と調和させるため無垢材は不可欠なので甲板を木でみせる感じ。
このような方向性のため雰囲気は似てきますが、その佇まいは、一貫して品良く美しくなるよう仕上げていきます。
形状や仕様によって異なる表情
稲辺の家では、横長フォルムに背面に無垢材をあしらっておりますが、壁面積や用途によって形状は千差万別。
以下、事例です。
まず、横長フォルムにゼブラウッドのニッチ。
お次に、高さをもたせたフォルムにダウンライト。
更に、可愛らしい小規模ニッチ。
などなど。
形状や規模によって表情が変化しているのが分かります。
何を飾るか、空間との調和やバランスを考慮して現場合わせの造作をしていきます。
そんなこんなで、只今造作中のニッチ。
殺風景なので、大工道具を飾っておきました(笑)
大工さんのツッコミ待ちです。