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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「今泉の平屋」オーダーメイド製作

今泉の平屋より。

現場は、木工事が順調に進み、現在、造作のお品を現場製作しているところです。
この日は、テレビボードを製作。
箱組みは大工職人、扉は建具職人が製作します。

 

間取りにもよりますが、フロートのテレビボードは、空間が狭くなるどころか奥行、立体感が生まれ、かえって空間が生き生きとします。
こちらは、「山田の平屋」の製作テレビボード。

こういった人の手による造作品は、我々の持ち味の一つで、
量産家具と違い、造り付け家具は加工手間の占める割合が大きいので構造は至ってシンプル。
この策はコストを適正に抑えることが可能で、若い世代の方々に長期に渡り使っていただき、
暮らしの充実感を感じていただきたいと思っています。

 

道具ですから日々皆様の生活をお支えしていると不具合が生じることもございます。
メンテナンスは、金物の不具合の調整や傷の修繕など。

少しの手間はかかりますが、我々が製作した造作家具が、皆様の暮らしの中でお役に立てたら嬉しい限りです。

「洋菓子店kana.」絶品いちごタルト

ひな祭りということで、お客として訪問しました。

我々は、核家族なのでホールではなくカットケーキを注文。

こちらの苺のタルトにしましたが、特に、タルト生地とカスタードが美味しく絶品です。
代表も「うまッ。コレ、ほんとに。」と思わず一言。笑
皆様も是非。

お店の植栽もモフモフでいい感じ。
実は、モデルハウスの看板の隣にもこちらの落葉樹を植樹するつもりです。

 

丸い葉が可愛いんですよね。
Kanaさんはローズマリーやオリーブとコーディネート。
洋菓子店というだけあって地中海の香りがしますね。

クリスマスローズもお揃い。
Kanaさんのとこは、華やかな八重咲。

美しいですね。
先日、うちの子になった子達も後日アップさせてください。

次は、娘の誕生日にチョコレートタルトを注文する予定です。
これがまた本当に美味しい。
Kanaさん、楽しみにしております。

「鷹之巣のモデルハウス」不自由のないアウトドア

代表の提案で、急遽アウトドアリビングを造作しています。

数年前、コロナ禍により需要が高まったグランピングをリサーチするため長野県の施設を訪れたのですが、
道具を持っていなくても自然豊かなロケーションでシェフ提案のアウトドア料理を楽しむことができ、大変刺激を受けました。

アウトドアの新コンテンツといった感じで、今回、その「不自由のないアウトドア」がヒントとなっています。

 

代表「これは、キャンプじゃねぇ・・・。」笑

施設では圧倒的なロケーションや大型のドームテントにより非日常を体験できましたが、
モデルハウスでは、日常に寄り添うアウトドアリビングをイメージしています。

代表はBBQが好きなので、このようなエリアを欲するのは当然といえば当然?

ワタクシはBBQよりアフタヌーンティを楽しみたいのですが・・・笑
因みに、ご見学に来てくださったお客様にティータイムを楽しんでいただくことを構想中です。
良かったらお茶しましょう!

「鷹之巣のモデルハウス」アイコニックな木製玄関戸

間宮建築の象徴的存在である木製玄関戸の取り付けの一こま。

10年前から様々なお住まいで採用している南部鉄のドアハンドルを取り付けているところです。
作業は、緻密で繊細な作業の繰り返し。

 

各メーカーから新作が出てもやはりこちらのお品なんですよね、我々が使用するのは。
スクエアのアウトラインと無骨さが良く、ずっしり重い建具を押し引きするとき安定感があり申し分ないのです。

 

弊社のアイコニックと化している木製玄関戸ですが、
ゴリ押しではなく、ニーズに合わせて木製建具と金属製ドアを使い分けています。

 

「今泉の平屋」開く設計

「今泉の平屋」より。

現在、断熱性、気密性、防音効果の優れたウレタン吹付断熱の処置が完了し、木工事を進めています。
大工が無垢フローリング、クロス張り仕上げの下地材、造作家具などを仕上げていきます。

 

今回注目するのはこちらのテラス窓。
我々は、生活が部屋の中で完結することなく外部環境へ広がる設計に注力しているので、このテラス窓の使用頻度は極めて高いです。

目の前の田畑や遠目に見える山々・・・。
身近な風景、当たり前の風景が最も安心することが出来、心の支えになるのはワタクシ達だけでしょうか。

連続するテラス窓を通して住まいを広げていくような「開く設計」は今後も続けていきたいところです。

「鷹之巣のモデルハウス」不変の美しさを求めて

弊社のモデルハウスより。

今回、我々が挑戦しているのは、日本の伝統建築を継承しつつ国境を越えた不変の美しさを追い求めることで、
その主力材料として様々なパターンのタイルを各所に配置しています。

最も注力したのが最大面積を誇るダイニングキッチンのエリアで、
ここは、我々にとって生活の要であり、最先端の設備機器を中心にアクティブな活動が予測されるため、
エネルギーに満ちた石目調のタイルを大胆に配置しました。

 

また、バックカウンターは、うるさくならないよう間仕切壁と同系色、異素材で構成。
キッチン天板に合うタイルを探していたところ、ユニークなウェーブ加工が目に留まったので採用しました。

 

共に、弊社では初めての採用のタイルです。

トイレは、素朴な味わいを求めて「中山道太田宿の家」のバックカウンターで採用したこちらで構成。

 

左官屋さんを盗撮したみたいになっていますけど。笑

最後に、玄関周辺の外部空間。
このエリアは、洗練と温もりを求めて弊社では馴染み深いこちらを採用。

 

原石は、古典的なイタリア建築から現代の商業施設まで使われる古くて新しい素材で、複数の小石の塊が大胆な斑点模様を描いています。
弊社では、4年程前に「瑞浪の平屋」で初めて採用しました。

 

「瑞浪の平屋」では空間のアクセント、モデルハウスでは伝統建築の存在感を維持することが狙いです。
華美な装飾は弊社の建築の方向性に反するので丁度いい。

現在は、外構工事を進めていますが、撮り溜めた画像がたくさんあるので順次更新いたします。

「中山道太田宿の家」この地に住むことを誇りに

1月下旬のとある日、「中山道太田宿の家」が竣工し、無事お引渡しをさせていただきました。

こちらは、お引渡し前日に取り付けられた木製4枚引き戸。

 

市の景観計画に沿い建具は木製、伝統的意匠を取り入れ景観形成を図っています。
町並みの眺望景観に欠かせない格子は、二階のサッシにも取り入れ宿場町界隈の統一性に配慮しています。

多くの人の往来があり、町の交流の場でもある中山道太田宿。
今回、お施主様や行政と協働で景観形成に取り組み、街並み保全のお役に立てたことを嬉しく存じます。
ご家族様には、旧来の景観や歴史文化を守る担い手として、この地に住むことを誇りに思っていただきたいかぎりです。
また、景観を保全することで、市街地が賑わい、人が和らぎ、町に対する誇りや愛着心が次世代にを受け継がれることを願います。

それでは、M様、この度は貴重な機会をいただきありがとうございました。
多くの学びを得ることができ感謝しています。
また住み心地を聞かせてくださいね!

「今泉の平屋」上棟おめでとうございます

1月下旬。

「今泉の平屋」では上棟の前に「土台伏せ」を行い、

 

その後、滞りなく上棟を終えることができました。

コミュニケーションを図りながら各自役割をまっとう。
代表はチーム全員が気持ちよく作業ができるようサポートし、技量を最大化できる環境を築いています。

その成果として、顧客様から職人の技を信頼していだいており、
職人不足の時代ですが、我々は今後も持ち味である建築技術を生かして建築に携わっていく所存です。

全長22mオーバーの躯体は圧巻ですね。
これから竣工に至るまでのプロセスを楽しみましょう。
それでは、M様、今後ともよろしくお願いいたします。

「中山道太田宿の家」生活の流れを生み出す

お引き渡し直前の中山道の現場より。
壁掛けテレビが未施工ですが、内部工事はほぼ整い、ご夫妻がお引越しを少しずつ始められています。

計画当初からの課題は、隣家と密接することによる圧迫感の解消と明るさを確保すること。
奥へ行くほど明るさを感じられるよう光の調整をし、
場が切り替わるというより生活の流れを生み出すことによってそれらを解決しています。

こちらのご家族様は、小さなお子様がいらっらしゃる子育て世帯で、子育て中は、1日の大半をこちらのフロアで過ごされます。
おもちゃを広げるプレイ時間、安全なお昼寝の時間、食卓を囲む時間など様々な活動が予想されますが、
空間の移り変わりや居場所の豊かさが子育てのしやすさに繋がることを期待しています。

 

また、南に大きくとった開口と西側のハイサイドから取り入れる自然光により、日中は電気を消しても自然な明るさで過ごすことができます。

柔らかな陽光のもと、お子様たちがのびのびと健やかに成長されることを願います。

本日午後よりお引渡し予定。
その前にガレージの木製建具の設置が完了したので外観写真を撮らせていただきますね。
今週か来週に投稿いたします。

「今泉の平屋」今週末の上棟に向けて

段取りを進めています。

現場は、基礎工事が完了。

この上に土台を伏せた後上棟を迎えます。

建築規模は延床面積40坪オーバーで、
お車1台分のガレージを建物本体に含みますので全長約22m。

LDKを中心に自然光や風を取り込み暮らしの快適性向上を図ります。
ゆとりのある敷地なので、自然エネルギーを取り入れるパッシブデザインは非常に有効です。

それでは、M様。
上棟が待ち遠しいと思いますが、もう少々お待ちくださいね。
我々もプランがカタチとして現れる日を楽しみにしております。