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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。
「稲辺の平屋Ⅱ」お引渡し
4月7日。
薄紅色の桜が咲き誇る中、我が娘が晴れて中学校に入学いたしました。
少し大きめの学生服に身を包んでいましたが、その背中は希望に満ち溢れ少し大きく見えました。
これから待ち受ける勉学、人間関係の方が心配ですが、笑顔溢れる中学生活を歩んでほしいものです。
そんな入学式の数日前・・・
「稲辺の平屋Ⅱ」が竣工を迎え、お引渡しをさせていただきました。
ファザードより。
お車2台分の駐車が可能な造作ガレージを母屋に連結させた平屋です。
向かって左手に母屋の玄関、右手に外部収納が備わった回遊仕様となっています。
こちらは、内部。
品の良い印象になるよう淡いグレートーンと木質感でまとめております。
この場に身を置くと、素材が主張しすぎず穏やかな時間を感じることができます。
リビングからキッチンの視線。
キッチンからダイニングにかけ機能を配置し、
8の字回遊とすることで各エリアへアクセスしやすい間取りとしています。
4月は、記事の更新があまりできておりませんが順次事例をご紹介したいと思います。
それでは、T様竣工おめでとうございました!
「稲辺の平屋Ⅱ」美しい風景として
内装タイル施工中の一コマ。
と言っても左官屋さんは休憩中のため作業の様子は割愛。
さて、内装タイルにも時代の流れが見受けられ、
数年前まではモザイクタイルが主流でしたが現在は大判がポピュラー。
この家でも、シンプル構成の空間に動きや立体感が欲しかったので大胆な斑点タイルをご提案いたしました。
イタリア天然石のオマージュを、アクセントというより美しい風景として。
我々は常に、流れが変わっても愛着を持ち続けられるようなデザインを心掛けています。
「稲辺の平屋Ⅱ」ニューベーシック
現場は、玄関ポーチ階段のレベル調整や基礎巾木のモルタル化粧の段階です。
今回は、1月にお伝えした外壁塗装が完了しているのでその様子をどうぞ。
お色味は、グレーとベージュが混ざったような中間色で、弊社のシンプルな建築や景観と極めて相性が良い。
弊社においては、時代の潮流の一つではなくニューベーシックと言えるのではないでしょうか。
外壁をアップで。
このザラザラした骨材が、陰影を深め素材感を強めてくれます。
遠方に見える稲辺の平屋ベーシックと稲辺の平屋Ⅱのニューベーシック。
加茂野の豊かな大地に馴染み、地に足のついた暮らしをとの想いを込めて。
近年、SNSの投稿から建主の間で話題となりトレンドとして反映されるケースが目立ちます。
「グレージュ」もその一つではないでしょうか。
我々もSNSにアンテナを張っておりますが、弊社ではいかなるトレンドも短期的な意味で捉えず、
あくまでどのような暮らしができるのかに重点を置いていきます。
「稲辺の平屋Ⅱ」トレンドと伝統
わたくしは最近、加齢による代謝の低下や筋力不足が気になるため日々ウォーキングに励んでおります。
そのため、近隣の現場は徒歩で。
加茂野の田園風景は美しいですね。
大地の豊かさと四季を感じながらのウォーキング。
それはもう最高です。
そして、この包み込んでくれそうな大地の先で建築中であるのがこちら。
ちょうどクロスを貼り終わったところです。
カラーは、外壁と同じくニュアンスカラーで統一。
明瞭な白よりこなれた印象です。
壁紙がトレンドならば造作品は伝統。
弊社では、今後も時代を察したトレンド性と安定感のある伝統性の兼ね合いが大きなテーマとなりそうです。
「稲辺の平屋Ⅱ」近況。期待が膨らむ工程
こちらは、工事が中盤を迎えた「稲辺の平屋Ⅱ」。
この日は、塗装屋さんと建具屋さんの採寸day。
塗装におきましては、奥様のご要望通り「グレージュ」を予定しております。
「グレージュ」「ニュアンスカラー」「くすみカラー」。
これらのカラーは、近年、ファッションや美容業界を中心にトレンドとなりましたが、
建築においてもその波は押し寄せ、弊社でも昨年「則武の家」の外壁で初めて取り入れました。
その第二弾。
期待が膨らむ工程です。
こちらは、この家の特徴である2台分のガレージの様子。
板張りはとにかく時間を要する工程ですが、油断のないように抜かりなく納めます。
内部は、昨年木工事が終了し、
新年は、仕上げスタート。
この家では、クロス貼りを予定しています。
工事は、これまで滞りなく順調に進んでおります。
現場は、実践の場であり責任は重大。
職人にとっては、問題を解決するため自ら考え自ら答えを出す場。
今後も気を引き締め顧客満足度の高い建築を目指します。
「稲辺の平屋Ⅱ」上棟おめでとうございます
新しい現場です。
場所は、弊社より車で1分ほどのご近所さんで、「稲辺の平屋」にほど近く畑を挟んで見える距離。
こちらは、造成中のシーンですが、右手奥に見えるグレイの建物が「稲辺の平屋」です。
かねてより古家の解体、造成を進めて参りましたが、先日、無事上棟し、建物のシルエットが現れました。
造作ガレージゾーンに、
居住エリア。
ガレージインの玄関とし、居住エリアと一体化させています。
さて、ご近所さん同士の「稲辺の平屋」2棟。
偶然ご興味も一致し、どちらも「造作ガレージのある平屋」がコンセプト。
しかし、敷地の特性やご要望が違えば、間取りや仕様も異なります。
双子のような関係ではなく、ご家族ごとの色を出していきます。
それでは、T様上棟おめでとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。