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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。
「加治田の薪ストーブの家」薪ストーブの煙突取付工事
この家の特徴となる薪ストーブは、アンコールのクラシックブラックを設置予定です。
今日は、その薪ストーブの煙突部材を日本暖炉の方に取り付けてもらってます。
いよいよ形がみえはじめましたね。
最後に、屋根上の煙突の丸トップ設置・雨仕舞いをして、今日の煙突取付工事はここまで。
雲行きが怪しかったけど、午前中はもちこたえてホッ。
テキパキ取り付けていただいてありがとうございます。
後日、本体設置工事へと移ります。
室内は、木工事が終了し機材や廃材など綺麗に片付けました。
さぁ、ここからの仕上げが正念場。
各施工会社の皆さん、宜しくお願いします。
「加治田の薪ストーブの家」木を活かす手仕事、内装木工事③
現場は、内装木工事が大詰めを迎え、大工仕事は巾木の造作を残すのみとなりました。
高橋建築さんに応援に来ていただき、二人できっちり木材を採寸・カット。
コツコツ巾木を張っております。
躯体や造作家具の施工に比べて地味な作業ですが、
巾木は、掃除機がガツンガツン当たる際の壁面の傷や汚れを防いでくれる大事な箇所です。
パッと見目立たないのですが、無垢木材の巾木は、自然素材の上質な質感により空間の質を上げてくれます。
意匠性に興味が乏しければ、言われてみれば・・・って感じでしょうけど、見えるなら質を高めたいのが職人心。
細部まで拘ります。
あと、キッチン擁壁の躯体や
洗面化粧台の造作などオリジナルメイキングの品々の木工事も完成しています。
今後は、外壁木工事、建具取付、各部仕上げに入ります。
頭の中では、完成イメージが出来上がっているので忠実に再現できるよう工夫を凝らしていきます。
「加治田の薪ストーブの家」シックハウス症候群対策になる下地材
シックハウス症候群。
一度は耳にした事があると思いますが、建材の化学物質や換気不足など住環境によって
体に様々な不調があらわれるというアレです。
そのやっかいな化学物質であるホルムアルデヒドを吸収・分解して低減してくれるという
優秀なプラスターボード(下地材)を張り終えました。
室内中ピンク、ピンク、ピンク。
ちょっとメルヘン気分になりそうなこのピンク色こそクリーンで快適な住環境の証です。
塗装後は、隠れてしまうのでこういう所も施工中のチェックポイントだと思います。
そして、建具屋さんと打ち合わせ。
いつもお世話になっている細江木工さん。
プロ意識が高く、手間がかかる要望も引き受けてくれるだけでなく、納まりや工夫をアドバイスしてくれる頼もしい存在です。
熟練職人の細江さんと質疑応答しつつ現場確認がスムーズに終了。
寸法取りも終わり、これから木製建具を製作していただきます。
首をなが~くして待ってます。
「加治田の薪ストーブの家」木を活かす手仕事、内装木工事②
現場の内装木工事は、玄関収納・キッチンのバックカウンター等の造作・
レンガ壁面の下地材張り付け等、急ピッチに進み中盤にさしかかっています。
空間に、造作家具による凹凸が増えてきましたね。
ここまでくると、お施主さんは、入居後の想像がし易くなりより楽しいんじゃないでしょうか。
今日も、作業場加工後、現場加工。
慌ただしく一日が過ぎていきます。
先程、加工した木材は、キッチンバックカウンターの巾木(壁と床の取り合い)や建具の両横のオゼになりました。
細部に至るまで部材を美しく納めます。
カメラシャッターが追いつかない程作業はスピーディ。
元々フットワークは軽いので技にもキレがありますよ。
今日もキレキレです。
「加治田の薪ストーブの家」外壁塗装の色決定
設計時に外観パースで外壁の色をイメージしていますが、最終的な色決定は現場合わせとなります。
今日は、その色決定の山場となる現場合わせの日。
A4サイズの塗装見本を壁にあて完成形をイメージ。
実際の塗装では、色の面積効果で色の見え方が見本板と違ったりするので、
外壁の色決定は勇気がいる工程です。
10種のグレーのグラデーション中、青味ががった濃い色に決定しました。
近日、お披露目できると思います。
そして、各ディティールについてお施主さんと現場打ち合わせ。
梅雨の晴れ間が広がり真夏の暑さを感じる中、本当にお疲れ様でした。
今夏初のスイカご馳走様でした~。
「加治田の薪ストーブの家」木を活かす手仕事、外壁横張り
加治田の家は、レッドシダーの横張りが完了しました。
樹種の違いによって表情がガラッと変わるのは勿論ですが、
張り方や塗料の有無でも個性をだせるのが自然素材の特徴です。
とりわけレッドシダーは、濃淡色が美しく、耐久性も高いためヘビロテしています。
塗料は検討中。
着色するか保護するだけか、コテとの相性で決めることになります。
「加治田の薪ストーブの家」アンティークレンガ
加治田の家で使用する輸入物のアンティークレンガのサンプルが届きました。
いい感じ。
熟成されています。
内壁の一部に使用するつもりですが、雰囲気作りに一役買ってくれそうです。
すぐおもちしますね。
「加治田の薪ストーブの家」木を活かす手仕事、内装木工事①
加治田の薪ストーブの平屋では、内装工事が進んでいます。
現在は、畳コーナーに取り付けられるFIX窓周辺の木工事を行っています。
木材は、弊社の作業場で加工処理を施し、現場へ運びます。
こちらは、FIX窓を取り付ける腰壁の笠木を造作しているところです。
こうなりました。
この上にFIX窓が取り付けられます。
そして、腰壁の板張り。
細かい寸法や納まり部分は、現場加工します。
コーナーは神経を使うところで、ピシッと納まるようカンナで微調整していきます。
このように、機械化が進んでも手仕事にこだわるのは、
既製品やイミテーションでは得難い本物の味わいを感じ、
愛着をもって末永く愛用していただきたいからです。
一方、外装工事は・・・
生クリームみたいなものをもって何やらしておりますが、
お菓子作りではありません(笑)
サッシと壁の隙間をシーリング材で埋める作業をしているところです。
劇的に建物に変化が表れるわけではありませんが、サッシ周りの防水を担ってくれる非常に重要な作業です。
現場は、こんな感じで順調に進んでいます。
「加治田の薪ストーブの家」趣のある外壁、無垢材×吹付塗装
「加治田の薪ストーブの平屋」です。
外装工事が進んでいます。
現在、外壁を塗装するためのサイディング下地を張っているところで、担当は専務の同級生。
いつもありがとうございます。
そんなわけで、今日は、下地材の話題を。
通常、下地材は、断熱材の上にJIS規格適合の透湿防水シートを施した後はっていきます。
専務の設計は、吹付やコテ仕上げが多いのですが、それは無垢材と相性が良く趣が深まるからです。
その吹付やコテもこの上から塗られていきます。
今回、塗装するのは北のファザード。
二階建ての住宅が連なってる中、突如現れる平屋。
吹付がいい味をだしてくれると思います。
こんな感じが理想なわけですが、色味は現場であぁでもないこうでもないと現場合わせをする予定。
趣のある風合い、色あいを目指します。
「加治田の薪ストーブの家」暖房効率の良い薪ストーブの設置計画
加治田の家は、薪ストーブを設置するという条件のもと計画された間取りになっています。
その為、主暖房として使う薪ストーブの設置計画が、この家のキーポイントの一つとなりました。
360°全方向へ熱を放射する薪ストーブは、リビングの中心へ設置した方が暖房効果が高まるのですが、
それなりのスペースが必要であったり、お子様がいらっしゃる場合は火傷が心配事となりえます。
加治田の家もその辺りを考慮した結果、こちらの設置場所となりました。
土間です。
戸外と屋内の中間的なところ。
薪ストーブを使用するにあたり、収納面、清掃面、薪を運ぶ動線においても非常に実用的だと思います。
今はまだコンクリートが剥き出しのままですが、ゆくゆくは墨モルタルで仕上げる予定です。
兼ねてから、趣のある土間造りを計画したい想いもあったので完成が楽しみ。
又、通常暖かい空気は上へ逃げますが、平屋建てですのでその心配もなく、
暖気の流れを意識した間取りとしました。
冬本番は、きっと温もりに溢れたリビングになるでしょうね。
乞うご期待。