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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「黒岩の平屋」鎧張り仕上がり

現場は、ライトグレーに吹付られたファザードと杉板鎧張りの組み合わせが、
主張し過ぎず周囲に馴染み過ぎずふと目を引く感じ。

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ファザードをビジュアルアップさせたい時いい仕事をしてくれます、鎧張り。
といっても、このレンズでは全景が納まりきらないのでイマイチ良くわかりませんね(苦笑)
竣工写真で品評をお願いします。

「黒岩の平屋」外壁鎧張り

現場は、屋根や東西及び北面のガルバが葺き上がり、すっかり家らしくなっています。
屋根・外壁共に、ガルバリウム鋼板の立平葺き。
当社ではよく使う葺き方です。

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木工事はというと、内部の壁や天井の下地材が張られ、

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現在は、ファザードの鎧張り工事を手掛けています。
鎧張りとは、、、画像のように、上の板の端が下の板の外側になるように重ね張りする工法です。

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張ってくれているのは、この道20年の高橋建築さん。

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下から順に一枚一枚板を張っていくわけですが、採寸・カットに加え、
割れ防止に下穴をあけてから化粧釘を打つのでとても手間がかかります。
と、突然、手元の動きが止まりました。
その視線の先を見てみると、、、板とサッシの取り合い。
しばし頭を捻った後、再び手元が動きます。
造作現場では、常に知恵や工夫の他、機転が求められるので経験がものを言いますね。
後日、仕上がりをアップしたいと思います。

最後に一言。

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仕事が細かいな~。

「黒岩の平屋」現場の様子

現場は、信頼するベテラン大工さんに応援に来てもらい、木工事を進めてもらっています。

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只今、軒天の下地づくりの真っ最中。
お道具箱が年季入ってる!

一方、外部は、外壁材のガルバリウム鋼板の取付中です。

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シンプルな意匠と耐久性を期待して、ファザード以外の外壁一面にガルバを計画しています。
所板金さん、いつもありがとうございます。

「黒岩の平屋」透湿防水シートの役割と効果

先日、躯体検査に合格した後、アルミサッシの取付が終わり、
現在は、透湿防水シートで覆われた黒岩の平屋。
これで建物の輪部も明確になり、お施主様も今後の家づくりの工程を想い描きやすくなりましたね。

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さて、今日は、この機にこの透湿防水シートについて記しておこうと思います。

透湿防水シートの役割

透湿防水シートは壁の下地材で、読んで字の如く、内部からの湿気を排出する透湿性と外部からの水分を抑える防水性を兼ね備えており、
厳しい環境にさらされる建物の寿命を延ばしてくれます。

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近くで見ると極細繊維が結合しています。
今では当たり前のように使用していますが、このシートは建築技術開発の賜物なわけですね。

透湿防水シートの効果

その気になる効果ですが、以下3つの利点があります。
①透湿性
壁体内の水蒸気を外部へ排出して内部結露を防いでくれます。
②防水性
雨水の侵入を遮断して構造材や断熱材を腐朽から守ってくれます。
③保温性
冷気を遮断、暖気の流出を防いで保温性を高めてくれます。

結露やら腐朽やら聞いているだけで恐ろしくなりますが、
とりわけ結露問題は、これからの季節特に気になるのではないでしょうか?
今回は、透湿防水シートの役割や効果を記述しましたが、冬の寒さが厳しくなった頃、結露問題に着目してみたいと思います。

「黒岩の平屋」祝!上棟。耐久性・安全性に優れる木造軸組工法

黒岩の平屋は、基礎工事、土台伏せと工事が進み、昨日無事建方を迎えました。
こちらは、基礎づくりの様子。

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当然と言えば当然なんですが、しっかり施工していただいて感謝しております。

そして・・・
お施主様も心待ちにしていたであろう記念すべき建前当日。
今回は、平屋建てということで熟練大工6名、レッカー作業員1名、計7名で建方に挑みました。

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基礎以外何もないところから構造体が現れる過程を見学することは、日々の業務の中での楽しみの一つ。
柱が続々とクレーンで釣り上げられ、大工陣が各々に軸組みを組み立てていく様は惚れ惚れします。

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右下は、現場の指揮を執りつつ清掃に勤しむ一代目親方。
親方の鑑。

夕暮れ時の午後5時前。
予定より少し早めに全工程が完了し、その全貌がお目見えしました。

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レンズに全貌が納まっていませんが、横への広がりをもった平屋建て。
大工の皆さん、今日一日本当にお疲れ様でした。

そして、お施主様。
秋晴れの中での上棟おめでとうございます。
ご期待に添えます様、全力を尽くしますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

「黒岩の平屋」地鎮祭で用意するものは?

深く澄み渡った秋空が気持ちいい中、黒岩の平屋の地鎮祭が執り行われました。
お施主様は、家づくりの最初の儀式であるこの日を迎えられて、晴れ晴れとした気分だったのではないでしょうか。
小さなお子様達も朝から元気一杯。
そんな和やかな雰囲気の中、儀式が始まりました。

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神主さんが神様にお祈りの言葉を申しあげ、
四隅と中央に切麻をまき土地を清めます。

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ご子息達も玉串と呼ばれる榊の枝を神様に捧げ拝礼、祈願。
まだ小さいのに頑張りましたね。
神様も温かく見守ってくれることでしょうね^^

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これから、4ヵ月の間、施工業者一丸となって頑張りますので
何卒よろしくお願い致します。

最後に、地鎮祭について「何を用意すればいいのか」よく聞かれますが、
竹や縄・お供え物各種・ご近所への挨拶回りのお品は私共が用意し、祭壇や榊は神主さんが用意してくれます。
お施主様は、神主さんへ謝礼(初穂料)のみとなりますよ。
参考までに。

他の地鎮祭の様子はこちら。
「堅切の家」地鎮祭
「稲辺の家」地鎮祭

「黒岩の平屋」外観イメージ

美濃加茂市のお隣の市といっても、弊社から車で5分の敷地に平屋建ての家を計画しています。

ご夫婦と二人の幼いお子様が住む家で、東・南が道路に面した角地になります。
敷地面積126坪。
高低差も僅かでオーソドックスな長方形。
写真は東から撮影してます。

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外観イメージです。
まずは、東。

東

外壁は、美観と対候性に優れるガルバリウム鋼板の立平葺き工法で統一。
玄関ポーチの屋根と壁が、全面道路からの視線を遮る目隠しと玄関庇の機能をはたしてくれます。

そして、南。

無題

シンプルなI型にもう一捻り欲しいところ。
ってことで、はきだし窓に袖壁を設けビジュアルアップさせています。
コンパクトながら、工夫が凝縮されたお住まいになると思います。

地盤調査が終わり、申請関係も終わり、今か今かと着工待ちの現在。
お待たせして本当に申し訳ないですが、現場の見通しがつき次第着工させていただきます。
乞うご期待。