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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「那加の平屋」上棟おめでとうございます

今月、上棟が2棟続く予定ですが、
昨日、その内の1棟である「那加の平屋」が一足お先に上棟しました。

13時頃の様子です。
素晴らしいお天気に恵まれ建築日和となりました。

  

16時20分。
ルーフィングを敷いているところです。

 

ルーフィングは、屋根材の下に敷く防水シートで、築年数が増しても雨漏りの心配がないよう2次防水として大きな機能を果たします。
屋根材が劣化したり、四方八方から雨が降り屋根材だけで守りきれなかったりした場合、水滴が屋根材の下に漏れることを防ぎます。

水分は、家の劣化を早める一番の大敵。
当然ですが、野地板をすっぽりと包み破損部分も無し。
重大な瑕疵を発生させないように、見えなくなるところもぬかりなく施工を進めます。

16時40分。
予定通り、ルーフィングまで完了し、レインコートを羽織って工事が終了しました。

  

基礎工事の時、ズームした布基礎部分の本体も見えていますね。
正面から見るとこのような感じです。

道路との距離が近くても、オープンガレージなので圧迫感を感じません。
ガレージ右の駐車スペースも、普段はエクステリアの一部としてゆとりある外構を計画しています。
今後も、ガレージに注視していきますね。

それでは、Y様、上棟おめでとうございました。
又、協力会社の皆様、安心安全な工事をありがとうございました。

「那加の平屋」駐車計画とL型の狙い

こちらの現場は、現在基礎打設中。
コンクリート打設が終わり、しっかり強度が出るように養生をしている段階です。

 

基礎は建物の柱や壁に沿って打設しますので、
右の画像からこの家の形状がL型なのが分かりますね。

少し西方に身を引くと・・・

線状の基礎である布基礎部分が。
今回は、約96坪の敷地をフル活用しインナーガレージを計画しており、
ここはそのガレージ部分にあたります。
又、ガレージの隣にも2台分の駐車スペースを予定しているため間口を使い切る駐車計画としています。

変形地でもなく比較的広い敷地。
ガレージ計画はしやすいのですが、この地は大型商業施設や駅が近いため住宅が建て込んでおり、
敷地全体の採光・通風確保や居住空間が圧迫されないよう工夫が必要となってきます。

その策の一環であるL型ですがその効果はいかに。
リビングの前庭を介して光、風、視線が抜け、道路側から敷地奥まで連続感を感じさせることができれば成功です。

上棟は11月頭の予定。
まだ先ですが、その間基礎の養生をしっかりと。
外構工事等もありますので段取りをしっかりと。
良い上棟を迎えられるよう尽力します。