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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「下米田の家」故郷の風景と繋がる外構計画

プランニング時、故郷の自然を慈しむお施主様の想いを構想に取り入れていましたが、
自然をより感じられる家にするために、植栽を点在させた外構計画としました。

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植樹することで、周囲に閉じた印象を与え過ぎない効果も。
通りから樹木が見えることで故郷との距離がぐっと近くなる気がしますね。

もう一つ、外構計画の目玉として、、、こちらの大和張りの板塀が挙げられます。

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行き交う人々の目を引く伸びやかな塀が圧巻!

アップで。

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板の枚数250枚。
一枚一枚手作業で造作された大和張りの板塀は、和を得意とする親方の案。
従来の日本伝統の木材の張り方で、採光、通風、耐久性に優れています。
割とシンプルだった佇まいに変化が起こりました。

外壁、テラス、建具、ルーバー、板塀などなどバラエティ豊かな無垢板使いが魅力的な家となりましたね。
伝統工法が、故郷の町並みにピッタリ合っている気がします。

最後に、只今、別棟のガレージを造作中です。
5つ目の見所となりますので、完成次第アップしたいと思います。

「下米田の家」鑑賞と実用のバスコート

見所3つ目は、弊社久々のバスコート案。
日常生活を愉しむ場として浴室から眺められる坪庭を計画させていただきました。

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植栽も建物全体の雰囲気に合わせ、モミジなどを植樹。
デッキに腰を下ろし、夕涼みでもしながら鑑賞を愉しめます。

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外部へ繋がる建具もお揃いの杉板で。
既製品じゃないところが細やかな拘りだったりします。
雰囲気を損ねず実用性も兼ねることができたと思います。

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御要望としては稀なのですが、こんなプライベート空間があると暮らしが一層潤うんじゃないでしょうか。
心の癒され方は人それぞれですが、個人的には、こんな空間が自邸にあったら最高。
心にゆとりが生まれそうですね。

「下米田の家」風と光、視線が抜けるLDKの位置関係

引き続き、下米田の家の見所です。

下米田の家のお施主様が、プランニング時に一番気にされたこと。
それは、室内の風通しの良さと明るさでした。
OPENHOUSEへお越しいただいた方は、きっと「風が抜ける」心地よさを感じていただいたと思いますが、
風と光を通すため、窓の配置や間取りに気を配っています。

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リビングとダイニングの位置関係を少しずらすことで、対角線上に光と風が抜け空気の淀みを解消してくれます。
真夏のエアコンの使用頻度も減り、健康志向のご家族や環境問題の視点からみても嬉しい配慮なんじゃないでしょうか。

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又、領域がずれることで長~い視線軸が生まれ空間を広く感じさせてくれます。
風や光だけでなく、視線も長くなり奥行きを感じる空間構成となっています。

「下米田の家」下米田の自然に溶け込む和情緒豊かな佇まい

GW初日から2日間限定でOPENHOUSEが行われましたが、肝心の見所のご紹介が出来ていなかったので、
本日は、この場をお借りしてご説明したいと思います。

当初、「この地がお施主様にとって居心地が良い場所であるように、お施主様にとってホッとする居場所でありますように。」
との願いを込めてプランニングを進めましたが、多種多様な無垢材を多用したり、周辺環境と繋がるような外構計画によって
下米田の地と調和した佇まいを表現できたかと思います。

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又、こちらの建築は、和の古文化情緒を現代の暮らしに馴染むよう工夫し、自然素材の素朴な美を追求しています。
非日常さを感じられるバスコートのコーディネートや玄関ポーチの石張り、大和張りの板塀など
随所に散りばめられた和のエッセンスが、現代の暮らしに寄り添っております。

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外観は、自然素材をどう使うかが全体をまとめる鍵となりますが、造園の効果も相まって
自然との関わりをデザイン出来たのではないでしょうか。
お施主様がこの地でこの家と共に心から安住できることを願います。

「下米田の家」OPENHOUSE多数のご来場ありがとうございました。

GW初日から2日間限定で行われた下米田の家のOPENHOUSE。
大変多くの方にご来場いただき心から感謝しております。

今回で8回目のOPENHOUSEとなりますが、今までのモダン建築と趣向が違い、
瓦葺きや大和張りの板塀、石張りの玄関ポーチやバスコートのコーディネートなど
和のエッセンスを随所に感じることができる見学会となりました。

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2日間とも、美濃加茂市民の方のみならず、近隣住民の方や通りがかりの方にもお越しいただき、新たな出会いにも恵まれました。
早速、ヒアリングへと進行していたお客様もいらっしゃいましたが、弊社の建築の空気感に共感していただけたのかな~と思います。
お施主様、ご来場いただいたお客様、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

又、日々の優先業務が慌ただしく見所のご紹介ができていませんので、
竣工写真と共にこの建築の良さをお伝えできたらな~と思います。(ゆっくり。)

「下米田の家」オープンハウスのチラシづくり

4月に入り、娘が小学校へ入学したのですが、学童やPTA、子供会など入学直後のお便りは膨大な情報量。
娘が新生活をそつなくこなす為に、ブログが控え目中の今日この頃です。
しかし、商談中のお客様からしてみれば、この場も弊社がどんな建築を得意とするのかを知る手掛かりとなると思いますので
新生活が落ち着きましたら又更新していきたいと思います。

さて、今日は現場から離れオープンハウスのチラシについて。
和情緒豊かな下米田の家ですが、お施主様のご厚意によりオープンハウスをさせていただくことになりました。
只今、そのチラシづくりの真っ最中です。

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以前からお伝えしている通り、弊社の広告宣伝費は極力カットして経営体制に反映しております。
その為、チラシは100%手作り。
撮影も文章もレイアウトも自作のため手作り感満載だったりします。
最初は、正直、プロに頼んだ方が垢抜けたものになるのに~と思っていたのですが、
いつしか、造作が好きな弊社だしチラシも手作り感があっていいかもね、と思うように。

何万と配布される折込チラシ。
このチラシなりブログなり口頭なり建築の良さをお伝えすることって難しいのですが、
このチラシが、数名の方の目に留まり、その又数名の方に見学してみたいかもと思っていただけたら幸いです。

尚、オープンハウスの日時や見所などは、後々お伝えしたいと思います。
乞うご期待。

「下米田の家」弊社に興味のあるお客様が求められる家づくり

先日記載したこの開口。
アップで見ると不思議な開口ですが、

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ジャン。

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段違いになっている時点でお分かりだと思いますが、階段を造作するための開口部でした。
アイアンのフレームが一際目にとまります。

こちらは、ちょうど踏面を取り付けているところ。

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寸法出しをして、大小様々なノミと金槌でサイズを調整しながら一枚一枚取り付けていきます。
この微調整は、寸法を測るわけでもないので腕によるんじゃないでしょうか。

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仕上がりです。
といってもすでに養生シートが、、、。
タイミングが合いませんので雰囲気だけ、、、。

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早い、安い、機能的。
こんな家づくりも魅力的ですが、昔から弊社に興味のあるお客様が求められる家づくりっていうのは、
質の為に手間を惜しまず、出来ることの中から最善の策を選択し、造作の機能を向上させる為意匠を凝らすこと。
そのためには、職人さんの無垢材や納め方に対する広範な知識や技術力が必要となりますが、
求められる以上は、これからもそういった家づくりを継承していきたいと思います。

「下米田の家」木を活かす手仕事、内部木工事

梅の花弁がほころんで春の気配が漂い始めましたね。
気づけば、事務所の白梅も寒さに負けず点々と咲いています。

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春ですな~。
この風情に浸りながらちょっとお茶でも、、、といきたいところですがそんな時間はありません。
図面を仕上げて園までお迎えに行ってとママは何かと忙しい。
その園お迎えの帰り道ですが、フラッと「下米田の家」に立ち寄ってきました。

OPENHOUSEに伴い稲辺の家の更新を続けていた中大分工事が進み、現在は内部木工事の真っ最中です。
専務は、造り付けテレビボードの制作中。

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親方は、作業を見守ったり手伝ったり。
この日は大工さんが5名いて、それぞれが各々の作業を進めていますが、右下の画像に目を向けると、、、

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気になりますね、この開口。

これです。

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さて、なんでしょう。
答えは、次回の更新で。

「下米田の家」祝上棟、耐久性と安全性に優れる木造軸組工法

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今年最後の建方が無事終わりました。
フルフラットの瓦葺きの下地を伏せた段階で年越しです。
建物もまるで親子のよう。
これから、どのように洗練されていくか、乞うご期待です。
大工の皆さん、お疲れ様でした!

※他物件の建方の様子はこちら。
「堅切の家」祝上棟、耐久性と安全性に優れる木造軸組工法
「稲辺の家」祝上棟、耐久性と安全性に優れる木造軸組工法
「黒岩の平屋」祝上棟、耐久性と安全性に優れる木造軸組工法

「下米田の家」柱状改良で強固な地盤づくり

先日、地盤調査をした際、なんとも頭を抱える事態が発覚した下米田の家の宅地。
と言うのは、ある地点の調査の際、大礫によってロッドの貫入が不能となってしまったのです。
大礫の正体は、この土層に埋まっていた大量の玉石。
その量、なんと4tトラック5台分。
約60年前の図面及び書類一式は見当たらず、真相は不明です。

このままの状態ですと、長い年月の間に、雨水とともに土が流れ込んで、地盤の陥没や不同沈下に発展することが考えられます。
この地耐力不足を払拭するため、石を撤去し、湿式柱状改良という工法で地盤改良をさせていただきました。
ここへきて痛い出費となり私達も胸が痛みますが、不安を抱えたまま建築するわけにはいきません。

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今では、ご覧の通り。
地中柱が点在しています。
一筋縄ではいかない手強い地盤でしたが、気を取り直して前に進みましょう!

※他物件の柱状改良工事はこちら
「稲辺の家」柱状改良で強固な地盤づくり