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「建築日誌」長源寺様木造公衆トイレ
2021年8月竣工「長源寺様公衆トイレ」。
社長が設計・施工管理を担当しました在来工法による木造建築です。
公衆トイレは、利用者数、予算などから一般トイレとし、本堂、境内、駐車場からアクセス可能で、
訪問者が心地良く利用できるようバリアフリー化に努めています。
外観は、耐朽性に優れるヒノキを使用。
これは、将来、経年変色した際、周囲の建築物に寄り添って欲しい想いを込めています。
また、境内の建築物に合わせ真壁工法を取り入れ、本堂の格式と遜色のない意匠を意識しています。
また、内外部共に段差、手摺、清掃のし易さに拘り、利用上の便を考慮。
特に、社長自ら製作したささらげた階段は、お年寄りやお子様の利便を考慮し、通常より低い蹴上げとしています。
内部は当初、男女共用で、設備的にも古く老朽化がみられましたが、利便、安全、衛生面の視点から快適性を改善し、
自然光を大きく取り入れながらも、ヒノキの艶と香りを感じられる落ち着いた雰囲気に仕上げています。
是非、美しい木肌をご堪能ください。
社長曰く、今後もこうやって、近年の技術進歩を加味しながらも施工の原点に立ち返る建築を残していきたい。
今後もご依頼があれば、目的に応じた建築環境を整えていきたいとのことです。