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「粟野の長期優良住宅」低く構え、内で広がる

本日より、岐阜市に位置いたします「粟野の長期優良住宅」の特徴をお伝えしたいと思います。

粟野というと、ここ数十年のうちに宅地化が進み、国道も整備され、人口が増加の一途を辿る印象。
この家の周辺も、新築が建ち並ぶ住宅地で、建築中は、他社様の新築物件を見て回ることが楽しみでもありました。

そんな環境ですが・・・

今回は、遠景に粟野の山々を望むことができる平屋フォルムの半二階建て住宅を計画。

道路に対して低く構えた平屋フォルムですが、実は半二階建て。

低く構え、内で広がる日本建築の考え方を取り入れているため、南は開口が広く視界が開けています。
また、お馴染み造作引き戸を多用し、機能に合わせて連なる空間を展開できる仕組み。

 

内部空間は、豊かに広がっても外部に対しては控えめ。

弊社の住宅は、洋風和風と明確な線引きが存在しないことが多いのですが、
どことなく日本的なのは、木造建築である他、控えめで合理的な日本建築の良さを取り入れているから。

このような伝統美をいかした家を建てたい若い世代の方は少なくなく、
ご期待に沿うべく、我々ができることを今後も見つめていきたいところです。