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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「小熊の家」「山田の平屋」お引渡し

先日、「小熊の家」及び「山田の平屋」を無事お引渡しさせていただきました。

今回は、お引渡しまで過密な工程でしたので竣工撮影ができず。
しかし、「山田の平屋」の内観のみ撮影できましたのでご紹介いたします。

まずLDKを。

木を軸に、コテ塗りの壁、異素材のタイルなど多様な質感で構成していますが、
無駄を省いた納まりに拘っているため静かでしっとりとした印象に仕上がったのではないでしょうか。

また、横並びのDKを挟み、西の水回り、東のプライベートエリアを8の字回遊できる仕組みとしているため、
移動することで伸びやかな奥行を感じることができます。

 

家の中に奥行や距離感をつくったことで、家全体が緩やかに繋がり、この家ならではの広さやスケール感となりました。
想像以上の奥行・・・。
A様ご家族様もきっとそう感じてくださるのでは・・・と思いながらぐるぐるしていました。笑

現場見学のお問い合わせもありました「羽島の家」は、竣工撮影のタイミングが合いませんでしたが、
これまでもブログ及び施工事例にアップされていない家はこういった事情がございます。

悪しからず。

それでは、A様、K様、竣工おめでとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

「山田の平屋」世代を超えて受け入れられるモノ

とある日の「山田の平屋」です。

玄関ポーチでは、コンクリートの洗い出しを施工中。

代表が設計に携わるようになり早十数年が経つのですが、
駆け出しのころからこの洗い出し仕上げの魅力にとりつかれ、玄関たたきはほぼ全棟この仕様。

 

伝統的な日本家屋に馴染みが薄いであろうミレニアル世代のお客様にも好評で、
良いモノは世代を超えて受け入れられることを実感しています。

そんな建築を続けていきたいですね。

「山田の平屋」エリアごとに自然の風景

波打つレリーフの貼付けが完了しました。

溢れる野性味。
不均質なレリーフは、室内にいても大地と関わっているみたいですね。

一方、テレビボード背面はセメント仕様。

エリアごとに自然の風景をつくっているみたいで楽しいですね。

「山田の平屋」主体的なお客様

現場打ち合わせの一つである内壁タイル決めの一コマ。

仕上げは、殆どの場合、お客様のご意思に基づき決定していきます。
住み手のお客様は毎回主体的。

今回は、先日取り上げた「岩石の波打つレリーフ」を活用する方向に。
毎度、新たな発見に満ちていて面白いです。
今後も空間コーディネートの楽しさを共有していきましょう!

「山田の平屋」木工事一段落

弊社から幾重もの山を乗り越え辿り着く瑞浪市。
自然の風景が続く山あいのとある集落で、「山田の平屋」を建築中です。

広い敷地の中には、ご両親が住まわれる住居も建築中。
我々はノータッチですが、住居も親子のような関係性になりそうな予感です。

昨年12月上棟。
工事は順調に進み、現在は木工事が一段落したところ。

この家の特徴は、キッチンとダイニングが横並びのL字型LDK。
凹凸のあるLDKですが、視線を遮る仕切りをなくし天井に勾配を。
更に、4枚引違いの掃き出し窓を2連で設置することにより面積以上の広がりを確保しています。

また、空気は気圧により低いところから高いところへ抜けるため、
北面にハイサイドを設けたパッシブ設計とし、自然のエネルギーを活用しています。

無意識に視線が外部へと導かれ・・・。
瑞浪の自然が豊かに残るこの地の風土を日常に感じていただけたら幸いです。