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「黒岩の平屋」大工と建具屋さんで創る家具③キッチンバックカウンター
大工と建具屋さんで造る家具3投目は、キッチンのバックカウンター。
材質はご予算や嗜好によって変わってきますが、コスト削減というと質の低下や標準化などマイナスなイメージに捉われがちです。
しかし、仕事の質によって完成度を高めることも可能だと我々は考えております。
例えば、シナ合板。
住宅メーカーでは仕上げ材として使われないと思いますが、明るくキメ細かい杢目が白い壁と合い、
モダンな空間創造に適した材料だと思います。
黒岩の平屋では、雑味のないクリアな空間に仕上がっております。
近くで見るとよく考えられて丁寧に設計された感じが伝わりますよ。
収納力はどうでしょう。
パカ。
その家に住まうご家族に合った仕切り方になっています。
細かな道具の一つ一つのしまい場所を設計するのではなく、出来上がったものに合わせて臨機応変に対応する感じです。
そこに住まう人によってどのようにでも使えるのも造作収納の魅力かなと思います。
既製品カップボードと造作バックカウンター。
どちらも一長一短をもっており、暮らし方で選択することが大事だと思います。