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「御嵩の平屋」緩い仕切りの立役者
続きまして、この家最大の特徴である「緩い仕切り」についてご紹介いたします。
この家では、広い玄関をご希望されたお施主様のご意向を汲み取り玄関土間を設けておりますが、
必要な間仕切りで切り分けていくと十分な広さの土間が得られなかったため
玄関、廊下、リビングが緩やかに関わり合う土間空間をご提案いたしました。
その緩い仕切りの立役者がこちらの木製ガラス建具。
入った玄関の視線の先はありのままのリビングが透けてみえ、
玄関に包み隠しがないため家へ入る概念が全く別のものに感じられます。
幅3,640mmのガラス建具は4枚引き戸。
閉め切る、内側から開け放つ、半々に閉じるなど状況に応じた使い方をすることにより
土間とリビング、廊下の関わりを調整していただきます。
また、一定の容積が必要となる下駄箱も排除。
フルオープンの可動棚式シューズラックとし中間領域の土間としての機能を高めています。
明確な境界をつくらず緩く仕切ることで、玄関土間の機能が高まり思わぬ広がりが生まれたのではないでしょうか。
そして、これらの仕掛けによりLDKも十分な面積を確保することができたと思います。
お次はこのLDKの特徴をお伝えしたいと思います。