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「藤倉の薪ストーブの平屋」内装仕上げほぼ完了

藤倉の現場です。
外壁塗り壁や天井色調のシミュレートから3週間。

内部の仕上げがほぼ完了しました。
養生を外したところなので床が汚れていますが・・・

 

内部は、お施主様のご要望通り、ダーク色でまとめ落ち着いた空間としました。
あまり比較できませんが、建具や造作家具と色合わせした木天井の色合いもバッチリ。
建物全体が同じ雰囲気に包まれるよう配色に気を使っています。

 

又、こちらの家は、LDKと主寝室を塗り壁で仕上げています。
毎回、目的やどれだけ住環境にこだわるかによってクロスと塗り壁を使い分け、
各々のご家族に最適なプランを打ち出します。

因みに、キッチンは擁壁なしのアイランド型の予定。
住設機器や家具が搬入されると、一気に見栄えの良い空間になると思います。
非常に楽しみですね。

「藤倉の薪ストーブの平屋」建築塗料の調色問題

続きまして、建築塗料の調色問題です。

内部でも、空間を統一性のある装いにするため無垢材に着色することがたまにあるのですが、

  
(左:鷹之巣の薪ストーブの平屋の天井 中央・右:下之保のリノベーションの天井・床・建具など)

こちらの家でも、無垢天井を着色する運びとなりましたのでレポしたいと思います。

専務の注文は、木製建具の色に合わせること。
このような場合、塗料をそのまま塗るのではなく、色を混ぜ合わせて調色することになります。
そこで、気がかりとなるのは、思い通りの色になるかということです。

こちらは、塗装屋さんが知識を頼りに塗料を調色しているところですが、
カラーレシピはありませんので、目視で色の微調整をおこないます。

ちょうど黒を足して赤みを消しているところですが、塗料も乾燥すると色が濃くみえる性質があるので、
乾燥させた状態でチェックしながら思い通りの色をつくっていきます。
因みに、調色者がプロだとそんなに時間はかかりません。

奥様もチェック。

「職人の域だから何も言えない。」
とのことです。

数分後・・・
「間宮さん、これ以上合う色はないですよ。」
との声が聞こえてきました。

思い通りの色に仕上がったので、
「あと付け加えるなら本番への意気込みだけ。」
だそうです。
技量の他ユーモアもあるという・・・笑

本番、楽しみにしています!

「藤倉の薪ストーブの平屋」塗り壁の仕上げ問題

藤倉の現場に構造用針葉樹合板。

藤倉の平屋のご夫妻が、外壁塗り壁の仕上げについて迷われたため、
塗装屋さんにシミュレートしてもらおうと用意しました。
この日は、無垢天井の塗料の色調もおこなったのですが、
まず、外壁塗り壁からレポしたいと思います。

塗り壁は、外壁に限らず、実に様々なパターンが存在します。
その上、サンプルの面積は小さくイメージしにくいため、専務推奨の塗り壁にされる方も多い工程です。
 
こちらのご夫婦の場合は、複数のパターンで迷われていたため、
実際の仕上げを比較検討し、決定づけていただきました。

塗装屋さんに3種のパターンを塗ってもらい見比べます。


上から、一番小さい骨材入り、やや荒いの、いつもの。

奥様は、一番小さい骨材を配合したフラット仕上げをご希望なのですが、
乾くと塗材がやせるので、下地のジョイントや釘跡がでやすいのが難点。
ご主人は、一番下の専務推奨仕上げをご希望ですが、柔らかい印象を好む奥様のご希望に一致しません。
協議の結果、美観と奥様の好みに配慮した上から2番目の仕上げに決定いたしました。

こちらの塗装屋さんは、我々と10年ほどの付き合いになりますが、とても親しみやすく専門的なことを易しく教えてくれます。
又、ポンッと背中を押してくれるので、シミュレートの際は何でも相談してみてくださいね。

お次は、無垢の天井塗装のシミュレートをお伝えしたいと思います。

「藤倉の薪ストーブの平屋」和、古木風、アンティーク

久々、専務と夜の現場。
材料を運びに行ってきました。

 

こちらの現場は現在木工事中で、
無垢フローリングや天井の板張り、造作家具の施工が完了し巾木(はばき)を取り付けているところです。

さて、一体どんな空間がクリエイトされるのか。
イメージは・・・断片的に申しますと「和」「古木風」「アンティーク」。
日本的なものを失わず・・・しかし、ノスタルジックになりすぎず。
このようなお施主様の嗜好を汲み取りご満足いただけるよう表現したいところです。

実は、純和風建築も手掛けることができる専務。
現代の様式に「和のエッセンス」を取り入れることは得意分野の一つであります。
和の表現が非常に楽しみな現場です。