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「下米田の家」平面図面から原寸大へ最初の一歩

現場は、先日、丁張りを終えました。
丁張りとは、工事を着手する前に建物の正確な位置を出す作業のことです。

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親方の指示により、仮囲いがどんどん組み立てられていきます。
ワタクシも午後からお手伝いをさせていただきました。
水貫と呼ばれる部位の木材をもっているだけですが、作業効率を高める重要な任務(なはず。)

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午後3時過ぎ。
平面図面から原寸大基準が出来ました。

CAD上では採寸をするけれど、実寸を測ったり、基礎の高さや水平、直角の基準となる墨出しは初めてなので、
非常に有意義な時間を過ごすことができました。
こんなに手間がかかるものとは露知らず。
丁張りは、建築工事の初期の工程なのですが、なんだかすでに感嘆深いものを感じます、、、

「下米田の家」美濃加茂の自然に溶け込む和情緒豊かな家

木曽川水系である飛騨川が悠々と流れる下米田。

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この地は、この飛騨川や里山に囲まれ、自然との距離がとても近い場所。
そんなロケーションに恵まれた下米田は、お施主様の思い入れが深いそうです。

その地に計画している下米田の家の敷地は、東西に道路を挟んだ変形地。
狭小地や鋭い三角地であれば頭を揉む必要がありますが、約90坪の台形地なのでそんなに制限を受けません。

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冒頭で述べた思い入れを建築に取り入れられたら、、、と思いながらこの敷地を見つめること約1ヵ月。
最終的に、画像にも写っている、7年前に新築させていただいた古民家風のご実家との調和も兼ねて、
この自然に溶け込む和情緒豊かな佇まいへと辿り着きました。

外観イメージ

こちらは、北のファザード。
ファザードは、シンプルな構成に少し箔をつけるため、格子使いに気を配っています。

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そして、東からのプロポーション。

東

建物は、吹付による白壁と濃色に着色された無垢杉で構成されています。

当社が考案する和情緒とは?

和情緒と一口に言っても、設計者によって切り口は異なると思いますが、
当社は、一貫して、和の古文化情緒を現代の暮らしに馴染むよう工夫し、自然素材の素朴な美を追求しています。
因みに、明日、地鎮祭を迎える上蜂屋の家も同じ見方をしています。

この地がお施主様にとって居心地が良い場所であるように、
この敷地に創られる住宅も、お施主様にとって「ホッとする居場所」でありますように。
そんな願いを込めてカタチにしていきます。

「下米田の家」地鎮祭

兼ねてから計画していた下米田の家。
ここのお施主様は、かれこれ7年前に、事務所兼住宅の新築工事をさせていただいたお客様の息子さん。
二世代に渡って頼りにされることは、私達の本望であり、この上ない喜びを感じますね。

そんな感動の余韻に浸りつつ、
先日、遂に地鎮祭が執り行われました。

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いつもお世話になっている神主さん。
とても陽気で話しやすい方ですが、儀式は厳かに行われます。
地鎮祭後は、現場で今後の工程の打ち合わせ。
まずは、元田んぼだったこの土地の地盤調査へと移行し、最良の方法で不安要素を取り除きます。

その他の地鎮祭の様子はこちら。
「堅切の家」地鎮祭
「稲辺の家」地鎮祭
「黒岩の平屋」地鎮祭で用意するものは?