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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。
「上川辺の家」ファザード要素整理術
4月。
新年度が始まりましたね。
新しい環境を迎える方も多いと思いますが、お互いお仕事に家事に育児にがんばりましょう。
ワタクシは、とりあえず専務に怒られないよう図面の精度をあげよう。。。
さて、4月も引き続き、竣工した物件の見所を順次ご紹介していきたいと思います。
今回は、「上川辺の家」玄関廻りです。
こうやってトリミングするとほんと無駄な飾り気がないのがよくわかりますね。
日頃からシンプルシンプル言っているだけに、そこはいつもぶれない。
南面道路の場合、玄関のみならず窓やバルコニーなど様々な要素が入り乱れるわけですが
専務は、隠したり排除したりくり抜いたり要素を整理しながらファザードのバランスを整えるのが上手いんじゃないかと思います。
と褒めてみる。
「上川辺の家」祝!竣工。見所をご紹介致します。
先日、竣工に伴いお引き渡しを3件させていただきました。
実は、お引き渡しまでギリギリのスケジュールであった今回の建築。
無事、期日までに任務を遂行出来て専務は胸を撫で下ろしているに違いありません。
この3物件は、現場レポートがあまりできずにいたのですが、
竣工に伴って、今回から各々の見所をご紹介していきたいと思います。
まずは、加茂郡川辺町に位置する「上川辺の家」。
53坪の敷地に建てられたのは、延床面積32坪のシンプルでややミニマムなお住まいです。
外装は、ガルバリウム鋼板+吹付+板張り。
ガルバの圧迫感を軽減させるため、白壁を強調させる手法の他、バルコニーやポーチを建物の内側に引き込んでいます。
別アングルより。
バルコニーのルーバー工事は撮影日までに間に合わなかったのですが、現在は木ルーバーが付いています。
専務は、「モダン」とか「シャープ」といった表現を好まないのでライティングが難しいのですが、
ガルバの外皮で覆われた外観は、白壁とのコントラストが明瞭でキレの良い感じにまとまりました。
この仕上げ方は「鷹之巣の家」と共通するのですが、弊社の建築は一軒一軒似ているようでまるで違う。
それは、専務の自己満足の設計ではなく、標準仕様をなぞる設計でもなく、
敷地やお施主様と真摯に向き合って個性を読み取っているから。
そんな風に強く思う今日この頃です。
次回は、内部へと潜入致します。
「加茂野の家」木を活かす手仕事、収納付キッチン擁壁
本日は、加茂野の現場よりお届け致します。
瓦葺きの大屋根が遠目からも印象的な「加茂野の家」ですが、現在、塗装の段階まで工程が進んでおります。
すでに和の空気を感じる佇まい。
何時もの如く、コテ塗りと吹付を使い分けて懐かしいけど新しい和風壁を目指します。
そして、内部は・・・
プラスターボードが張り終わり空間のボリュームが一目でわかるように。
この空間の中ではキッチン擁壁に目がいきますね~。
キッチン擁壁は、板張り、モルタル、収納付きなどバリエーションに富む箇所なので毎回仕様が楽しみだったりします。
今回は、お施主様のご要望で、事例がありそうでなかったOPEN収納付き。
造作に熱意を注ぐのであれば、お客様の「あーしてこーして」に応えられる応用力がないとね。
「Yチェアみたいな椅子作って!」とかは無理ですけど(笑)
「大平賀の家」木を活かす手仕事、トメ
外部は、只今ドレスアップ中。
南面を除いてぐるりとガルバの角波で覆います。
美観と対候性に優れ、弊社でも需要の高いサイディングです。
予算の兼ね合いから目立たない部分は角波、ファザードなどは立平を採用することが多いです。
内部では・・・
応援大工さんが作業中でしたのでパパラッチ。
専務が普段からお世話になっていて、とっても気さくなお方です。
大工さんの手仕事は、細かな作業の連続でこの時もちょうどトメ加工の微調整を行っているところでした。
トメとは、互いの材料を45度で切断して組んでいくことをいいます。
現場によって仕様が全く異なるわけですがこの納め方も随分減ってきたそうです。
しかし、あらゆる造作で建築の質を高めるのが弊社流。
僅かに段差があったのですが、微調整後、ご覧の通りピシャッと揃いました。
「気にしない人は気にしないけど、気にする人は気にするでね。」
造作好きな弊社のお客様は気にされると思います(笑)
丁寧で美しい仕事をありがとうございます。
「小山の家」ジョイント目地消し
先日、こっそり現場へ行ってきました。
外壁を左官で仕上げるための下処理中で、白い縦線が沢山みられます。
目地は、消さなくてもカタチにはなりますが、ここで目指すのはビューティホーな面。
フラットにするためにパネルのジョイント目地を消します。
こちらは、内部。
荷物がいっぱいなので又次回(笑)
「喜多の家」祝上棟!安全性と耐久性に優れる木造軸組工法
皆様、お久しぶりです。
実は、ワタクシ、先週からインフルエンザAに感染し、長いことお休みをしておりました。
本日より仕事復帰しておりますので、又秘かに更新をしていきたいと思います。
さて、ワタクシがインフルでヒィヒィいっている最中、
多治見市の「喜多の家」が無事上棟いたしましたのでその様子です。
専務撮影。
全体像が全く分かりません(笑)
後日、CGイメージをアップしたいと思います。
「鷹之巣の薪ストーブの家」地鎮祭
先日、弊社事務所と同じ町内にて地鎮祭が執り行われました。
初めてプレゼンさせていただいたのが2015年5月。
それから、1年半以上の歳月を経てようやくここまで辿り着きました。
というのも、弊社のスケジュールの都合が合わず着工をお待ちくださったわけです。
ご協力いただいたo様ご夫妻に心から感謝を申し上げます。
さて、地鎮祭の様子です。
今回は、社長が現場で腰を痛めてしまい専務とワタクシの2人で参加。
因みに、社長は3日間寝込むほどでしたが現在は復活しております。
儀式は、穏やかに進んでいきます。
小学生のお兄ちゃんは、一人で礼拝。
因みに、お父さん似のイケメン君。
こちらは、清払いの様子。
この敷地は広い。
計画段階では、専務は何度も足を運びイメージを膨らませてきました。
現在、基礎工事中で建前まであと少し。
専務も意気込んでおりますのでもう少々お待ちください。
「大平賀の家」外観イメージ
先月より新たな現場が動き始めました。
周囲は森林に囲まれた静かな立地ですが、住宅も点在しており、そこに弊社の建築が仲間入りすることになります。
当初は、既存の母屋が存在していましたが・・・
解体され、綺麗に整地されたこの地に新しい風を吹き込みます。
敷地面積はおよそ100坪ですが、木造2階建ての既存離れが北に位置するため必然的に四角い建物となります。
そして、CGパースを用いながら細かな修正を重ね、辿り着いた外観イメージはこちら。
ガレージを建物本体に取り込んだ木造2階建て。
ガレージ造りは多数の前例があるものの、ビルトインは初だったりします。
光や風を取り込む窓の輪部に工夫を凝らしファザードの表情を豊かに仕上げているのもポイント。
年明けからデスクワークに入れ込んでいたのでレポートが途切れてしまいましたが、現在、現場は板金工事と木工事が進んでいます。
木工事は、専務が普段からお世話になっているベテラン大工さんが担当してくれています。
ワタクシは、少ししか話したことがないのですがとても頼りになりそう~。
宜しくお願いします!
「加茂野の家」思わず深呼吸してしまう自然素材
「加茂野の家」建物内部の様子です。
木工事が進み、ご覧のような見事に美しい杢目で壁や天井が彩られておりました。
LDKは、八の字型の動線が特徴的で、吹抜の勾配天井に異なる天井高、異素材の仕上げ材など視覚的に変化に富む構成となっています。
吹抜は、大きさや間取りの位置関係によって用途が変わってきますが、
「泉の家」の吹抜が光を落とす役割に対し、こちらは、吹抜と回遊性を組み合わせ、
子育て世代が大らかな暮らしができるよう提案しています。
床、壁、天井と連続性をもたせた板張りは、森の中にいるみたいな不思議な感覚に陥ります。
現段階では壁と天井しか見られませんが、思わず深呼吸してしまう。ほんとに。
早く床の養生とって~と心が叫んでます。
「加茂野の家」久しぶりの現場
久しぶりの現場です。
東西に細長い建物は、現代風のフラット瓦が葺かれ、天然杉による外装が一段落したところです。
先日、作業場に並んだいた材料が少しずつカタチになっていきひそかに感動。
別アングルより。
構造や仕上げなど「下米田の家」と共通する部分が多いですが、
リビング及び和室の開口に合わせて、独立柱で支えた庇を設け変化をつけています。
そして、やはり目に留まるのは雄大なスケール感を感じる切妻屋根。
「泉の家」もゆったりした伸びやかな屋根形状ですが、仕上げはガルバリウム鋼板。
フラット瓦との見え方の違いが楽しみです。