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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。
「稲辺の家」外観イメージ
弊社事務所のお隣のお隣に建築予定の稲辺の家。
今年2月より顔馴染みのご近所さんの新居を計画していましたが、来週から造成工事が始まります。
敷地です。
ちょっと見辛いですが、道路から10m程奥に入った中木の隣あたりが計画地です。
配置しやすい形状だけど、道路に面していないのがこの土地の特徴。
敷地面積110坪、とりわけ南・東からのプロポーションが重要になってきます。
外観イメージです。
プレゼンでの設計図面を気にいっていただいた為、それを元に微調整しました。
まずは、東。
そして、南。
特徴は、母屋と一体化された駐車計画と駐車場まで伸ばしたロングスパンの軒。
車から荷物を運ぶ際、軒のおかげで雨避けになります。
軒と並行して鼻隠しもいい存在感をだしていますが、その幅14m。
シンプルな形状だから映えますねー。
鼻隠し、雨樋が取り付けられるところですが、雨水の侵入防止や屋根の耐風等の役割も担っています。
形が男前なので木の素材感で柔かさをプラス。
無垢の木ってこういうところがいい。
梅雨に入りこれからは段取りが大変になりますが、まずは造成監理をしっかり務めていきます。
「加治田の薪ストーブの家」暖房効率の良い薪ストーブの設置計画
加治田の家は、薪ストーブを設置するという条件のもと計画された間取りになっています。
その為、主暖房として使う薪ストーブの設置計画が、この家のキーポイントの一つとなりました。
360°全方向へ熱を放射する薪ストーブは、リビングの中心へ設置した方が暖房効果が高まるのですが、
それなりのスペースが必要であったり、お子様がいらっしゃる場合は火傷が心配事となりえます。
加治田の家もその辺りを考慮した結果、こちらの設置場所となりました。
土間です。
戸外と屋内の中間的なところ。
薪ストーブを使用するにあたり、収納面、清掃面、薪を運ぶ動線においても非常に実用的だと思います。
今はまだコンクリートが剥き出しのままですが、ゆくゆくは墨モルタルで仕上げる予定です。
兼ねてから、趣のある土間造りを計画したい想いもあったので完成が楽しみ。
又、通常暖かい空気は上へ逃げますが、平屋建てですのでその心配もなく、
暖気の流れを意識した間取りとしました。
冬本番は、きっと温もりに溢れたリビングになるでしょうね。
乞うご期待。
「加治田の薪ストーブの家」着工しました。
目の前に黄金色の麦畑が広がる、加治田の薪ストーブの家。
ご夫婦と二人の幼いお子さんが住む家です。
ファザードはコンパクトながら、奥行き感がある敷地に中庭を介した平屋建てを考案しました。
先日、無事上棟式を終え、今は天井に杉板を貼る仕上げに没頭しています。
一枚一枚手作業で、一枚一枚丁寧に。
ビスの音が響く中、慣れた手つきで進んでいきます。
外は、あいにくの雨。
中は、気心知れた職人達でいい空気感です。
竣工予定は、秋口。
責任をもって施工・監理させていただきます。
この先、4ヶ月間よろしくお願い致します。