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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「稲辺の家」木を活かす手仕事、木製収納づくり

先日、現場施工の様子をピックアップした造作階段。
こんな感じに綺麗に仕上がっています。

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と、ドヤ顔でいいたいところですが養生シートで見えず。
竣工写真で品評してもらいましょう。

さて、今日は、現場は応援の大工さんに木工事を進めてもらい、
専務は作業場で収納づくりに精を出しています。

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大工道具の三種の神器といえば、釿(ちょうな)・指矩(さしがね)・墨壷(すみつぼ)ですが、
大工の三種の文具といえば、木粉だらけの電卓・メモ帳がわりの木片、

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あと一つは・・・やはりこれ?

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耳にかけた鉛筆ですね。
もはや相棒的存在(笑)

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話は逸れましたが、肝心の木製収納は続々と仕上がりトラックに積み込まれます。
手伝おうとしてもズッシリ重いのでワタクシはあえなく退散。
上蜂屋の家の図面を仕上げるとします。

「稲辺の家」現場の様子

稲辺の家、外壁に無垢板がランダムに張られ、一気に「間宮建築らしさ」が出てきたなという印象。
無垢材特有の色の濃淡が、既製品ではでない自然の味わいを生んでいます。

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屋内を覗くと・・・

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浴槽が転がってました。
いや、浴槽取付の真っ最中でした。

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配管を繋いで、水漏れがないか確認中のところをお邪魔してきました。
浴槽の下まで魔法瓶的存在の吹付断熱材が充填してあるところがポイント。

さて、この浴室ですが、メンテナンスや機能や予算上ユニットバスを採用することが多いのが現状です。
しかし、過去にはタイル張りの浴室を手掛けた事例もございます。

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総タイルの浴室は、和風情緒を感じさせる坪庭と繋がっており、造作ベンチで夕涼みができるという贅沢仕様。
造作好きの弊社としては、又試みたいところです。

「建築ダイアリー」休日は、ショールーム巡り。

先週末は、稲辺の家のキッチンの見積もり依頼や照明の現物確認を兼ねてショールーム巡りをしてきました。
日曜日ということで、娘も一緒に。
彼女がお城を建築中に・・・

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お仕事開始。

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とあるショールーム内は、まるで美術館。
高級志向な展示品に終始ウットリしていましたが、お値段もそれなりです。
心の中で、おぅ・・・と呟きながら平然としていましたが。

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しかし、見てるだけ〜の世界ではありません。
この中から、手が届く範囲で、当社の空間コーディネートに役立ちそうな逸品をしっかり吸収してきました。

例えば、白い花をイメージしたという照明。
グッドルッキング~。

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今後のプレゼンに役立てていきます。

「下米田の家」地鎮祭

兼ねてから計画していた下米田の家。
ここのお施主様は、かれこれ7年前に、事務所兼住宅の新築工事をさせていただいたお客様の息子さん。
二世代に渡って頼りにされることは、私達の本望であり、この上ない喜びを感じますね。

そんな感動の余韻に浸りつつ、
先日、遂に地鎮祭が執り行われました。

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いつもお世話になっている神主さん。
とても陽気で話しやすい方ですが、儀式は厳かに行われます。
地鎮祭後は、現場で今後の工程の打ち合わせ。
まずは、元田んぼだったこの土地の地盤調査へと移行し、最良の方法で不安要素を取り除きます。

その他の地鎮祭の様子はこちら。
「堅切の家」地鎮祭
「稲辺の家」地鎮祭
「黒岩の平屋」地鎮祭で用意するものは?

「黒岩の平屋」祝!上棟。耐久性・安全性に優れる木造軸組工法

黒岩の平屋は、基礎工事、土台伏せと工事が進み、昨日無事建方を迎えました。
こちらは、基礎づくりの様子。

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当然と言えば当然なんですが、しっかり施工していただいて感謝しております。

そして・・・
お施主様も心待ちにしていたであろう記念すべき建前当日。
今回は、平屋建てということで熟練大工6名、レッカー作業員1名、計7名で建方に挑みました。

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基礎以外何もないところから構造体が現れる過程を見学することは、日々の業務の中での楽しみの一つ。
柱が続々とクレーンで釣り上げられ、大工陣が各々に軸組みを組み立てていく様は惚れ惚れします。

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右下は、現場の指揮を執りつつ清掃に勤しむ一代目親方。
親方の鑑。

夕暮れ時の午後5時前。
予定より少し早めに全工程が完了し、その全貌がお目見えしました。

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レンズに全貌が納まっていませんが、横への広がりをもった平屋建て。
大工の皆さん、今日一日本当にお疲れ様でした。

そして、お施主様。
秋晴れの中での上棟おめでとうございます。
ご期待に添えます様、全力を尽くしますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

「稲辺の家」木を活かす手仕事、造作階段

爽やかな秋晴れの中、作業場では朝から機械の音が響き渡っています。
そこには、山切りカットの木板が。

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実は、これは階段の部材で、只今材料づくりの真っ最中。
軽快なスピードで段板と呼ばれる足がのる部分が造られていきます。

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その後は、現場施工へ移行し、頭の中に描かれている完成図通りになるよう施工していきます。
しかし、なにやら柱とにらめっこ。
トラブルか!?と思いきや・・・

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再びハイスピードに手が動きます。
恰好が良くなる納まり、美しい納まり、上質なディテール。
そんな手法を考えながら施工するのでにらめっこする時間も増えるのでしょうね。

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最近の階段は、工場で生産し、現場では組み立てるだけ。
ここでは、上質で美しい階段が手仕事によって生み出されます。

「稲辺の家」木造住宅の断熱工法について

只今、稲辺の家の内部はどこもかしこもモコモコ。

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これは、高気密・高断熱・遮音に優れている吹付断熱材で、外部に触れるとこは全て吹き付けます。
熱エネルギーのロスをなくすために熱を遮断する断熱材ですが、
高断熱に大切なのは、壁・床・天井等に隙間なく丁寧な施工を行うこと。
弊社は、標準仕様というものを用意していませんが、隙間なく充填できるこの断熱工法が定着しています。

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アップで。
細かな気泡構造。空気の泡。

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こんな高スペックな断熱材ですが、住宅気密化は気密・断熱・防露の三位一体が関係しています。
断熱材単体で優劣を決めるのではなく、部位ごとに適した断熱工法を選択して住宅全体の性能を高めています。

「リフォーム」美濃加茂市周辺の皆さんの暮らしのために。

弊社の事業は、注文住宅のみならずリフォームやリノベーション、増築など多岐に渡ります。
今日も社長がとある修繕工事の見積もりを計算したり打ち合わせに走ったりと忙しい様子です。

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こちらは、先日完了した下古井郵便局の屋根修繕や㈱スマイルサポートさんの作業場増設後の現場。

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経年によって傷んだ部位を臨機応変に修繕したり、暮らしの変化に対応することは快適に過ごすための手段の一つ。
こうして、地域の皆さんをサポートすることができて大変嬉しく思います。

「建築ダイアリー」天然無垢材を仕入れてきました。

先日、天然無垢材の展示会に行ってきました。
多種多様な銘木や資材で溢れた会場内でゆっくり品定め。

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今回は、只今計画中の物件の為に仕上げ材となる無垢材を数点仕入れました。
お世話になっている社員の方と情報交換も。

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こうして、少しでも良い仕入れができるよう数々の展示会に出向き、
企業の方と良好な関係を築くようにしています。

今回も良い仕入れができて良かったです!
ありがとうございました。

「稲辺の家」上手な木材保護塗料の使い方

作業場に所狭しと並んだ杉板。
これは、稲辺の家の外壁になる予定の板で、只今、木材保護塗料を乾燥させているところです。

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さて、この木材保護塗料ですが、打ち合わせの際、安全性について問われることがしばしばあります。
子供が触ったり、その手を舐めても大丈夫か?成分を体内に吸い込むことはないか?などなど。
結論から言うと、直接舐めたり食べ物に触れなければ問題ありませんし、成分を体内に吸い込むこともありません。
しかし、有効成分(木材防腐・防カビ剤、防虫剤)が含有されていますので、
厳しい環境下に置かれる屋外は、木材を守る機能性重視の塗料、室内は人体への安全を重視した塗料を使用するようにしています。

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塗装の目的は、木材の美観維持や木材劣化から保護して耐久性を高めることにあるので、
用途や目的、使用箇所に合った塗料を選んで正しく保護することを推奨しています。