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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「上川辺の家」隣接するLDKと和室を繋ぐ。

先日、チラッと触れた和室の障子戸を閉めてみました。

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今回の和室は、LDKと隣接する汎用性の高い和室を計画致しましたが、

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LDKは、解放感。
和室は、籠り感。
建具を和室の袖壁に引き込むことで異なる領域を一体的にすることが出来ます。

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建具を閉めて独立させると、障子特有の拡散光が差し込んできます。
今回は、掃き出しの障子戸ですね。
地窓など低い位置から入る光はより和室らしい落ち着きを生みますが、ここでは採光を重視しています。

「上川辺の家」LDK

「上川辺の家」見所のご紹介が続きます。
本日は、LDKです。

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この家の間取りは、対面式キッチンの手前にダイニング、続いてリビングといった一般的なワンルームのLDK。
しかし、右の開口には軽く区分けが出来るように障子が仕込まれています。
和室に繋がる引き戸の開閉によって室内の利便性を高めていますがそこは又後程。

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さて、今回のLDK、個人的には、それぞれの無垢板の木質感や風合いがいつもより印象に残るなと感じましたが
それは・・・単純に木面積が大きいことと、

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この壁面の木の連続性にあるんじゃないでしょうか。
と言っても、視野の狭い写真とライティングでは到底伝わらないであろうこの広がり感。
連続性のある無垢板使いは、是非とも生でご覧いただきたい技ですね。

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木の技といえば、建具職人さんも忘れちゃいけません。
今回は、3,640mmのロングボードに職人技が光る扉を取り付けていただきました。

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どこから見てもビューティホー&ハイクオリティ。
ムフフ。

「鷹之巣の薪ストーブの家」一体何が始まるんです?

3月中旬から基礎工事が始まり・・・

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3月末には基礎が完成。

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基礎は、通常のベタ基礎工法であり見慣れた光景。
しかし、レンズを引くと・・・

お?

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おぉぉ?

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周囲の立ち上がったコンクリートは一体・・・。

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全長18m。
徒歩でいうとワタクシの歩幅で35歩。
スケール感わかりにくすぎですが、このコンクリートがこの家の要点となることは間違いなさそうです。

又面白いことを企んでますよ。
フフフ。

「上川辺の家」ファザード要素整理術

4月。
新年度が始まりましたね。
新しい環境を迎える方も多いと思いますが、お互いお仕事に家事に育児にがんばりましょう。
ワタクシは、とりあえず専務に怒られないよう図面の精度をあげよう。。。

さて、4月も引き続き、竣工した物件の見所を順次ご紹介していきたいと思います。
今回は、「上川辺の家」玄関廻りです。

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こうやってトリミングするとほんと無駄な飾り気がないのがよくわかりますね。
日頃からシンプルシンプル言っているだけに、そこはいつもぶれない。

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南面道路の場合、玄関のみならず窓やバルコニーなど様々な要素が入り乱れるわけですが
専務は、隠したり排除したりくり抜いたり要素を整理しながらファザードのバランスを整えるのが上手いんじゃないかと思います。

と褒めてみる。

「上川辺の家」祝!竣工。見所をご紹介致します。

先日、竣工に伴いお引き渡しを3件させていただきました。
実は、お引き渡しまでギリギリのスケジュールであった今回の建築。
無事、期日までに任務を遂行出来て専務は胸を撫で下ろしているに違いありません。

この3物件は、現場レポートがあまりできずにいたのですが、
竣工に伴って、今回から各々の見所をご紹介していきたいと思います。

まずは、加茂郡川辺町に位置する「上川辺の家」。
53坪の敷地に建てられたのは、延床面積32坪のシンプルでややミニマムなお住まいです。

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外装は、ガルバリウム鋼板+吹付+板張り。
ガルバの圧迫感を軽減させるため、白壁を強調させる手法の他、バルコニーやポーチを建物の内側に引き込んでいます。

別アングルより。

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バルコニーのルーバー工事は撮影日までに間に合わなかったのですが、現在は木ルーバーが付いています。

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専務は、「モダン」とか「シャープ」といった表現を好まないのでライティングが難しいのですが、
ガルバの外皮で覆われた外観は、白壁とのコントラストが明瞭でキレの良い感じにまとまりました。

この仕上げ方は「鷹之巣の家」と共通するのですが、弊社の建築は一軒一軒似ているようでまるで違う。
それは、専務の自己満足の設計ではなく、標準仕様をなぞる設計でもなく、
敷地やお施主様と真摯に向き合って個性を読み取っているから。
そんな風に強く思う今日この頃です。

次回は、内部へと潜入致します。

「加茂野の家」木を活かす手仕事、収納付キッチン擁壁

本日は、加茂野の現場よりお届け致します。
瓦葺きの大屋根が遠目からも印象的な「加茂野の家」ですが、現在、塗装の段階まで工程が進んでおります。

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すでに和の空気を感じる佇まい。
何時もの如く、コテ塗りと吹付を使い分けて懐かしいけど新しい和風壁を目指します。

そして、内部は・・・
プラスターボードが張り終わり空間のボリュームが一目でわかるように。
この空間の中ではキッチン擁壁に目がいきますね~。

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キッチン擁壁は、板張り、モルタル、収納付きなどバリエーションに富む箇所なので毎回仕様が楽しみだったりします。
今回は、お施主様のご要望で、事例がありそうでなかったOPEN収納付き。
造作に熱意を注ぐのであれば、お客様の「あーしてこーして」に応えられる応用力がないとね。
「Yチェアみたいな椅子作って!」とかは無理ですけど(笑)

「大平賀の家」木を活かす手仕事、トメ

外部は、只今ドレスアップ中。
南面を除いてぐるりとガルバの角波で覆います。

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美観と対候性に優れ、弊社でも需要の高いサイディングです。
予算の兼ね合いから目立たない部分は角波、ファザードなどは立平を採用することが多いです。

内部では・・・
応援大工さんが作業中でしたのでパパラッチ。

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専務が普段からお世話になっていて、とっても気さくなお方です。

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大工さんの手仕事は、細かな作業の連続でこの時もちょうどトメ加工の微調整を行っているところでした。
トメとは、互いの材料を45度で切断して組んでいくことをいいます。
現場によって仕様が全く異なるわけですがこの納め方も随分減ってきたそうです。
しかし、あらゆる造作で建築の質を高めるのが弊社流。

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僅かに段差があったのですが、微調整後、ご覧の通りピシャッと揃いました。
「気にしない人は気にしないけど、気にする人は気にするでね。」
造作好きな弊社のお客様は気にされると思います(笑)
丁寧で美しい仕事をありがとうございます。

「小山の家」ジョイント目地消し

先日、こっそり現場へ行ってきました。
外壁を左官で仕上げるための下処理中で、白い縦線が沢山みられます。

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目地は、消さなくてもカタチにはなりますが、ここで目指すのはビューティホーな面。
フラットにするためにパネルのジョイント目地を消します。

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こちらは、内部。

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荷物がいっぱいなので又次回(笑)

「喜多の家」祝上棟!安全性と耐久性に優れる木造軸組工法

皆様、お久しぶりです。
実は、ワタクシ、先週からインフルエンザAに感染し、長いことお休みをしておりました。
本日より仕事復帰しておりますので、又秘かに更新をしていきたいと思います。

さて、ワタクシがインフルでヒィヒィいっている最中、
多治見市の「喜多の家」が無事上棟いたしましたのでその様子です。

専務撮影。

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全体像が全く分かりません(笑)
後日、CGイメージをアップしたいと思います。

「鷹之巣の薪ストーブの家」地鎮祭

先日、弊社事務所と同じ町内にて地鎮祭が執り行われました。
初めてプレゼンさせていただいたのが2015年5月。
それから、1年半以上の歳月を経てようやくここまで辿り着きました。
というのも、弊社のスケジュールの都合が合わず着工をお待ちくださったわけです。
ご協力いただいたo様ご夫妻に心から感謝を申し上げます。

さて、地鎮祭の様子です。
今回は、社長が現場で腰を痛めてしまい専務とワタクシの2人で参加。
因みに、社長は3日間寝込むほどでしたが現在は復活しております。

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儀式は、穏やかに進んでいきます。

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小学生のお兄ちゃんは、一人で礼拝。
因みに、お父さん似のイケメン君。

こちらは、清払いの様子。

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この敷地は広い。
計画段階では、専務は何度も足を運びイメージを膨らませてきました。
現在、基礎工事中で建前まであと少し。
専務も意気込んでおりますのでもう少々お待ちください。