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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「鷹之巣のモデルハウス」廊下が楽しい日々

モデルハウスの廊下よりガラス越しの風景。

LDKまでの動線が長くなりデメリットであるはずの長い廊下がワタクシのお気に入りの場所。
中庭に向け大きなFIX窓をはめ、中低木や下草で四季を、伝統建築や自然素材で建築を楽しんでいます。

本来、西向きの大きな開口は、夏場の強い日差しを受け熱がこもりやすいのですが、
廊下全体が熱くなるわけではないと割り切り採用しました。

これが大正解。
夏場の強い西日が差し込むと熱は感じますが、人の動きは流動的なので熱による不快感は感じません。

廊下が楽しい日々を送っています。

「市橋の平屋」丸柱で和のエッセンスをプラス

弊社と同じ町内の市橋の現場より。
外部は、平板瓦を葺きつつ外装下地を張る段階です。

 

内部でもこれから内装下地材を張るところ。

 

下地材も性能試験で検証されている材料を使用しています。
防火・遮音・耐力性に優れた材料で安全な家づくりを。

こちらはLDKを東北から眺めた様子。

中央の柱は構造を安定させるために必要なのですが、丸柱で和のエッセンスをプラス。
デザインの一部として捉えています。

他にも漆を塗ったり、彫刻を施したり、柱で伝統的な雰囲気を演出する手法がありますが、弊社は実にシンプル手法。

こちらは比衣の薪ストーブの家の丸柱ですが・・・

自然体で心地良い。

またレポいたします。

「建築日誌」事業所の竣工おめでとうございます

今年4月に上棟したスマイルサポート株式会社様の事業所が無事竣工いたしました。

外観は、隣接する作業場や宿泊施設と統一感をもたせたガルバリウム鋼板の箱型。

 

内部は、事務室や相談室のほか広い多目的スペースを設け、
従業員様にとって快適で安全な環境となるよう終始気を使いました。

設備を目的に応じ配置し、広さを十分に確保。
安全な動線、清掃性、避難経路、空調など考慮し、働きやすい環境を整えています。

 

環境が整った職場は、従業員様のモチベーションや定着率に好影響。
単に働く場所としてだけではなく、ここでの社会参加を通してスキルアップしていただきたく願います。

事業が拡大し進化が止まらないスマイルサポート様。
益々のご発展をお祈り申し上げます。

今後ともよろしくお願いいたします。

「建築日誌」無垢板のオイルメンテナンス

竣工から約3ヶ月。
モデルハウスにて、自社製作であるダイニングテーブルの無垢板のメンテナンスを施しました。

樹種は、ブラックウォールナット。
自然な風合いを生かしたかったため木部に染み込むクリアオイルで仕上げています。

3ヶ月間毎日使用してきて気になってきたのは、

・水拭きによるクリアオイル塗装の抜け
・オリーブオイルや直ぐに拭けなかった水分によるシミ
・学習時に発生する細かな擦れ

の3点。

これらは表面のみの軽い症状なのでクリアオイルの再塗装で一掃することができます。

乾拭きした後、気になる部位にサンドペーパーをかけ、刷毛でオイルを薄く均一に塗布。


塗り終わったら、乾拭きで余分なオイルを拭きとって一晩乾燥させます。
乾燥中の食卓だけ不便です。苦笑

将来は、ヴィンテージ家具として使い続けていただきたい自社製作の家具たち。
無垢材は、気を使うイメージがあるかもしれませんが、表面の汚れは何度でも蘇ると思うとそこまでハードルは高くありません。

今後も製作家具を使う喜びを皆様と共有できたら嬉しい限りです。

「建築日誌」8/1インスタグラム開設予定

最近ご縁のあった制作会社さんのご協力を賜りながら
弊社のインスタグラムを開設する準備をしています。

開設日は8/1(金)の予定。

昨日は、リール動画の撮影をしていただき、代表が人物モデルとして出演しました。

 

こうやって撮るんですね。
裏側が見られて良い体験となりました。

近年、ライフスタイルが多様化しているため、ユーザー様がどのような情報を見たいのか手探り状態ですが、
弊社のインスタでは「モデルハウスでの暮らし」に軸を置き、ライフスタイルや伝統建築を発信していこうと考えています。

当ブログでは、引き続き、現場の最前線をお届けしていきますのでこちらもよろしくお願いいたします!

「建築日誌」美観と作業性を高める

スマイルサポート様の現場より。

工事は順調に進み、現在床の仕上げ中。
まだ下地の状態で、粉塵が飛ばないようコンクリートの質感を残した塗装で美観と作業性を高めます。

 

洋菓子店Kana.様で同じ塗料を使用していますが、こちらは清潔感のあるクリア塗装。

スマイルサポート様では、少し濃いグレーでカラーリングし防汚性を高めます。
この塗料は、下地を強化し劣化を抑制するので長期的に美観が望め、粉塵の発生も予防してくれるので掃除も楽。

店舗では、業務を手際よく滞りなく進められるよう最善を尽くします。

「市橋の平屋」上棟おめでとうございます

昨日「市橋の平屋」が無事上棟いたしました。

9時台の時点で気温30度、湿度70%。
予報通り午後には35℃まで上がり、猛烈な暑さが襲いましたが体調を崩さず乗り切ることができました。

 

この暑さを乗り切るには水分補給と空調服と熱意が必須。

 

大工及びクレーン運転士の皆様、本当にお疲れ様でした。

さて、その外観は、排水や換気効率に優れた昔ながらの切妻屋根が特徴的なI型平屋としています。

屋根は、お施主様のご要望で防災性、メンテナンス性に優れた平板瓦を採用。
曲線がないフラットな瓦なので非常に現代的。

加茂野は、異なる時代の多種多様な建物が集落の風景として現れています。
この家は、近代的な性能を備えながら時代の変遷を受け入れこの集落に調和することでしょう。

それでは、U様、今後ともよろしくお願いいたします。

「市橋の平屋」GX志向型住宅

市橋の現場の上棟が明日に迫りました。

本日は、足場を組んでいます。

明日は、最高気温が35℃近くまで上がる予定。
今年初の猛暑日となるため万全の暑さ対策をして挑みます。

また、こちらの平屋は、本年度からスタートした省エネ基準「GX志向型住宅」の対象物件です。
高水準の省エネルギー化が求められる現在、今後も基準の厳格化が進められていくことが予想されますが、
この制度は、今までの長期優良住宅・ZEHよりも厳しい省エネ基準となっています。

現在、建築業界は、持続可能な社会に向けて産業構造の転換期中。
どんな制度も諸条件をクリアする必要がありますし、随時変動いたします。
弊社は、このような多種多様な制度について積極的に学び、お客様と地球環境の未来を見据えたお力添えができればと考えています。

「建築日誌」新しい企画に向けて

6月のとある日。
プロカメラマンさんに「鷹之巣のモデルハウス」を撮影していただきました。

 

滅多にない機会なので夜景もオーダー。
撮影中は、様々な撮影テクニックを垣間見ることができ楽しかったです。
(これらの写真は撮影風景をワタクシが撮ったものです。)

 

実は、今回、2017年に新築させていただいた「鷹之巣の薪ストーブのある平屋」も撮影していただきました。
当時、悪天候で竣工写真が上手く撮れずお蔵入りに・・・。
(そんな物件が数軒あります。申し訳ございません・・・。)

代表から聞いたのですが、この家に住まうご夫妻が撮影に参加してくださったとのこと。
えー!急な申し出だったにも関わらず本当にありがとうございます!

これらの写真は、今後、SNSやHPで使用し弊社の成長に繋げていきたいと思います。

「今泉の平屋」竣工おめでとうございます

6月上旬、「今泉の平屋」が無事竣工し、お引渡しをさせていただきました。

土地の特性を利用した結果、水平ラインを強調したフォルムに。
母家と並列に1台分のインナーガレージを確保しています。

内部は、白をベースに木質感と石目調で構成し、ソフトエレガントな空間に。

この家の司令塔キッチンは、グラフテクトを選択。
建築との一体化が求められる現代の設備機器ですが、弊社はキッチンの美観を損なわないよう限りなくシンプルに空間を納めます。

窓辺には自然エネルギーと四季の特性を活用するデザインを。

弊社は、伝統建築及び自然エネルギーを活用したパッシブ設計を得意としておりますが、その工夫が顕著に表れるのが窓辺です。
深い軒と大開口の高性能テラス窓を設け、室内の快適性は、季節によって変化する太陽光とエアコンやカーテンでコントロールします。

 

適温時の窓開放は体と心の健康を保つのに有効ですし、一定の断熱性能を確保しているため日射熱の蓄熱放出もしやすい。
昼間は電気エネルギーを使用せず過ごせるため、省エネルギー効果も高いです。

このように、様々な要素を考慮して、周辺環境の自然エネルギーや気候を最大限に活用しています。

また、「今泉の平屋」は、国が定めた耐震性、省エネ性、防火性などの認定基準をクリアした「長期優良住宅」で、
普段から弊社の住宅性能評価(耐震や断熱等級など)は、長期優良住宅の認定基準を満たしていますが、
行政から認定を受けることで、様々な税金の優遇、資産価値の向上などが見込めます。

但し、申請費用やクリア基準の変化、他の制度との兼ね合いなどその都度考慮が必要で、
弊社では、制度を利用することによるメリットを総合的に判断し採否を決定しています。
ケースバイケースの選択で、皆様にとって最善の道を選択していきましょう。

それでは、M様、改めまして竣工おめでとうございます。
現場では、息子さんがたくさんおしゃべりしてくださってとても楽しかったです。

今後ともよろしくお願いいたします。