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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「比衣の薪ストーブのある平屋」周辺環境と親密に

先週に続きまして、内部のご紹介です。

弊社の看板玄関戸を開け、

造作木製引き戸を開けると、

ワンフロアのLDKへ繋がります。
周辺環境との繋がりを意識した空間は、煩くならないよう注意しながら木を軸に構成。

また、大開口からは外部環境がダイナミックにフロアの奥まで入り込んできます。

外部の自然が、室内の景色に奥行きと広がりを与えてくれる好例となりました。
シームレスな繋がりをもつことで、周辺環境と親密になれることを期待します。

そうそう。
OPENHOUSEでは、この化粧柱にも注目が集まりました。
構造上必要な柱なのですが、通常床の間に使用する磨き丸太と呼ばれる丸柱を使用しています。

 

和室が減少した近年、こうやって伝統的な建築部材を現代家屋に応用するのが我々の楽しみでもあります。
今後も若い世代に受け入れられるよう現代の生活と折り合いをつけ、伝統を取り入れていきたいところです。

以上、「比衣の薪ストーブのある平屋」のご紹介でした。

それでは、H様、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
山間に住むことの喜びと豊かさを感じながら、のびのびとお過ごしください。

「比衣の薪ストーブのある平屋」多数のご来場ありがとうございました。

台風が消滅し束の間の晴れ間が続くこの頃ですが、皆様お変わりございませんか。
お盆明け後、直ぐにブログ更新が出来ずにいましたが、業務が少し落ち着いたので、
7月にOPENHOUSEをさせていただいた「比衣の薪ストーブのある平屋」をご紹介させていただきます。

OPENHOUSEでは、酷暑の中、多数のご家族様にご足労いただきまして誠にありがとうございました。

さて、今回は、約300坪の敷地の広さを利用してお車2台分を格納するガレージを念頭に置いたI型の平屋住宅を計画いたしました。
自然豊かな環境のため、周辺の木々に馴染むようまるで森へ伸びているかのように水平ラインを強調させています。

無機質な外壁にそっと木々を添えて周辺環境と連動。
この建築の大きなテーマです。

お施主様が最も熱意を注いだエリアである窓辺の仕様にも自然と繋がる拘りが。
大開口の木製建具に合わせ、テラス、ルーバー、軒天を木で構成し、暮らしが生きた素材と共にあるよう計画いたしました。

家も一つの環境と捉えると、周辺の木々や大地と関わることがより自然なのではないでしょうか。
内側にいても動植物の息遣いが聞こえるそんな窓辺です。

切迫感とは無縁の空間の広がりが風景と繋がっているからか
OPENHOUSEでも皆様の視線は外へ外へと向いていらっしゃいました。

 

H様ご家族には、山の恵みに囲まれて、自然に親しむ暮らしをお楽しみいただけましたら幸いです。
次回は、内観に着目いたしますね。

「比衣の薪ストーブのある平屋」雑木林に馴染む平屋

OPENHOUSEがいよいよ明後日に迫った「比衣の薪ストーブのある平屋」です。
現在もまだ工事中のためあまり撮影できませんでしたが、雰囲気をどうぞ。

ファザード。

今回の建築は、約300坪の敷地に目一杯まで伸ばしたI型の平屋で、描いたイメージ通り、周囲の雑木林に馴染む平屋となりました。
濃い目の外壁からは、自然の中で生きる逞しさを感じていただけたら幸いです。

こちらは、内部です。

お施主様1番の拘りである木製建具を通して、四季折々の移り変わりが室内に映ります。
そこに、ここに住まう家族の風景が重なり、内外が関係しあう広がりのある空間を目指しました。

リビングの一画には薪ストーブもスタンバイ。
温熱は体験できませんが、薪ストーブの設置場所やスケール感をご覧くださいね。

久しぶりのOPENHOUSE。
快く承諾してくださったお施主様には心より感謝申し上げます。

今お話し中のお客様、初対面のお客様。
この家の特徴や弊社の仕様を分かりやすくご案内させていただきますのでよろしくお願いいたします。

「比衣の薪ストーブのある平屋」ロングライフデザインのモノづくり

造作材料の切り出し中。

近年、サステナブルという言葉を耳にする機会が増えましたが、弊社は創業当時から以下のスタンス。
「モノをつくるからには、できる限り環境に配慮した自然素材で」
「お客様には我々がおつくりしたモノを長く愛用していただきたい」
世代を超えてモノを使っていただくことが我々の目標なのですが、時代もそんな風向きに。

モノを大切にしたいお客様のために、
今後もロングライフデザインのモノづくりに励みます。

「比衣の薪ストーブのある平屋」全長26mの一体空間

屋根の下は、向こう側の雑木林まで見通せる一体空間。

ポーチとテラスの間には、風景を透かす木製ルーバーを造り付ける予定で、
色々な意味で風通しの良い外部空間を目指しています。

全長26mの一体空間。
その機能は多岐に渡り、様々な効果が期待できます。

「比衣の薪ストーブのある平屋」雑木林に向けてのばす

屋外に広がる豊かな雑木林に向けて建物をのばした比衣の平屋です。

お施主様1番の拘りはリビングの木製サッシ。

こちらは、ロック状態で窓とサッシが密着する高性能タイプです。
現代の高性能住宅に求められる諸条件を満たしながら、我々は、雑木林にのびていく建築を楽しんでいます。

「比衣の薪ストーブのある平屋」上棟おめでとうございます

昨日、可児郡御嵩町にて「比衣の薪ストーブのある平屋」が無事上棟いたしました。

町の約60%が山林の御嵩町。
こちらは、以前現調した時の風景ですが、
この家の敷地も周囲が雑木林に囲まれていることが分かります。

この立地に計画したのは、薪ストーブと造作ガレージが特徴的な木造平屋建住宅で、造作ガレージを入れると全長26m。
現代の多様な価値観を盛り込んだ結果この建築規模に。

この家で大切にしたいのは、自然の中で生きるという概念。
常に風土を感じながら生活の場をつくっていきます。