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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「市橋の平屋」竣工おめでとうございます

先週「市橋の平屋」が竣工し、無事お引き渡しをさせていただきました。

外観は切妻屋根のI型平屋で、象徴的な和ではなく、
垂木や木柱のリズムで現代の価値観に合わせています。

軒とフラットなコンクリートテラスを玄関ポーチから連続させ、建物と外部空間を一体的に構成。

 

日本建築では、外部と内部の境界を柔らかくするためのさまざまな技法が使われていますが、
この家では、この場所が内と外を滲ませる役割を担っています。

こちらは内観。
多種多様なタイルで温感分布を意識した空間を設計。

目線や触感が変わり、同じ部屋でも場所ごとに異なる印象を楽しむことができます。

先日まで養生で隠されていた無垢のキッチンがいい役割を担っていますね。
空間に優しい温度を添えているかのようで、このキッチンが温もりの源といっても過言ではありません。

 

無垢材とタイルの組み合わせ、部位ごとに異なる手触りや温度感など
素材の組み合わせにより生きた空間へと導くことができた好例となりました。

U様ご家族が日常の中で素材の豊かさに包まれながら、心地よい日々を過ごしていただけたら幸いです。

そして、こちらは、省エネ基準「GX志向型住宅」の対象物件です。
今後も法改正や新基準へのご対応を積極的に行い、
環境と共生する家づくりを追求していきたいと思います。

それでは、U様、竣工おめでとうございました。今後ともよろしくお願いします。

「市橋の平屋」重要な拠点

コンクリートテラスが綺麗に仕上がりました。

土足のままのポーチとテラスを一体としているので、日常的に外部で過ごす機会が増えることを期待しています。

 

敷地全体の中にどのように人の拠点を築いていくか。
常にそんなことを考えていますが、このテラスは、外部活動の場として重要な拠点となりそうです。

「市橋の平屋」コンクリート打設

コンクリート製テラスの製作が始まりました。

打設日和。

 

型枠内に生コンクリートを流し込み形成していきます。
こちらは外構屋さんの仕事。

 

実に手際が良い。
丁寧な施工をありがとうございます。

テラスは、敷地環境、ライフスタイル、メンテナンス性を考慮して木・コンクリート・タイルを使い分けています。

 

自分らしいアウトドアリビングを実現しましょう!

「市橋の平屋」多様なタイルの組み合わせ

「市橋の平屋」より。

古き良き時代の技術と最先端技術がミックスされた間宮建築らしい佇まいのこちらの家は、
現在、外部はコンクリート製のテラスの工事、内部はタイル工事を進めています。

 

こちらは工事が完了したタイル張りの部位。
ご家族様が選ばれたのは、石目模様2種と・・・

 

色ムラ光沢ムラが特徴的な焼きものの意匠。

和の風合いが良い感じ。

多様なタイル使いでオリジナリティーが高まり愛着もひとしお。
常に目に入る部位なので、タイル選びは重要です。

タイルメーカーもタイル自体も種類がとても多くカタログが分厚いのですが、心に刺さるモノは数種類に限られてきます。

カタログで目星がついたらショールームへ足を運んだり、
サンプルを取り寄せ現場合わせされるご家族様が多いです。

家づくりをご検討中の方は、是非お気に入りのタイルで内装づくりを楽しんでください。

「市橋の平屋」フルオーダーの造り付け家具

規格住宅時代に現場合わせが必要な造り付けに挑み続けています。

 

ライフスタイルに合わせた形状、空間に合わせた仕上げ、家具としての十分な機能、ご予算に合わせたコスト調整。
この柔軟性とトータルバランスにより老若男女幅広い層から支持されています。


需要がある限り手仕事で挑み続けていきます。

「市橋の平屋」丸柱で和のエッセンスをプラス

弊社と同じ町内の市橋の現場より。
外部は、平板瓦を葺きつつ外装下地を張る段階です。

 

内部でもこれから内装下地材を張るところ。

 

下地材も性能試験で検証されている材料を使用しています。
防火・遮音・耐力性に優れた材料で安全な家づくりを。

こちらはLDKを東北から眺めた様子。

中央の柱は構造を安定させるために必要なのですが、丸柱で和のエッセンスをプラス。
デザインの一部として捉えています。

他にも漆を塗ったり、彫刻を施したり、柱で伝統的な雰囲気を演出する手法がありますが、弊社は実にシンプル手法。

こちらは比衣の薪ストーブの家の丸柱ですが・・・

自然体で心地良い。

またレポいたします。

「市橋の平屋」上棟おめでとうございます

昨日「市橋の平屋」が無事上棟いたしました。

9時台の時点で気温30度、湿度70%。
予報通り午後には35℃まで上がり、猛烈な暑さが襲いましたが体調を崩さず乗り切ることができました。

 

この暑さを乗り切るには水分補給と空調服と熱意が必須。

 

大工及びクレーン運転士の皆様、本当にお疲れ様でした。

さて、その外観は、排水や換気効率に優れた昔ながらの切妻屋根が特徴的なI型平屋としています。

屋根は、お施主様のご要望で防災性、メンテナンス性に優れた平板瓦を採用。
曲線がないフラットな瓦なので非常に現代的。

加茂野は、異なる時代の多種多様な建物が集落の風景として現れています。
この家は、近代的な性能を備えながら時代の変遷を受け入れこの集落に調和することでしょう。

それでは、U様、今後ともよろしくお願いいたします。

「市橋の平屋」GX志向型住宅

市橋の現場の上棟が明日に迫りました。

本日は、足場を組んでいます。

明日は、最高気温が35℃近くまで上がる予定。
今年初の猛暑日となるため万全の暑さ対策をして挑みます。

また、こちらの平屋は、本年度からスタートした省エネ基準「GX志向型住宅」の対象物件です。
高水準の省エネルギー化が求められる現在、今後も基準の厳格化が進められていくことが予想されますが、
この制度は、今までの長期優良住宅・ZEHよりも厳しい省エネ基準となっています。

現在、建築業界は、持続可能な社会に向けて産業構造の転換期中。
どんな制度も諸条件をクリアする必要がありますし、随時変動いたします。
弊社は、このような多種多様な制度について積極的に学び、お客様と地球環境の未来を見据えたお力添えができればと考えています。