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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「中山道太田宿の家」素材の選定

内装工事が順調に進んでいます。

キッチン擁壁は、セミフロート仕様の無垢の板張り。

 

テレビ背面壁は、タイル張り。

 

今回は、お任せのご依頼をいただきましたので、代表がコーデしています。

自由設計は、自分たちの手で自由に素材を選定出来ることが利点ですが、
迷いが生じたり、選択肢が多過ぎ迷子になられるケースもみられます。

我々は、交流している時間にご家族様のイメージを固めていますのでご意向に沿ったご提案が可能です。

何気ない世間話中もご家族のカラーを見ています。
じーーーーッと。笑

「中山道太田宿の家」新しい生活風景づくり

とある日の中山道の現場です。
お施主様ご家族が見慣れた風景に受け入れられたかのような佇まい。

寄りで。
ファザードの外壁は黒塗装の杉板張りで、時とともに味わいが増すことを期待しています。

今後、2階の木格子やガレージの木製建具が入れば、和の表情がさらに高まります。
場所性を継承しながら新しい生活風景をつくっていきます。

「中山道太田宿の家」まちの交流の場

中山道の現場より。

景観形成を図る手段として、屋根は伝統的ないぶし瓦で葺きました。
いぶし瓦は、長期的にまちの繋がりを生む要素のひとつで、建物全体の調和にも貢献してくれます。

この日は、中山道まつりが開催され、中山道がまちの交流の場として大変賑わっておりました。
まつりのメインは、徳川家に嫁いだ歴代の姫様方が武士や奴と練り歩く行列イベントです。

太田宿の家の前を通り過ぎる姫道中。

艶やかなお姫様方のお美しいこと!
実は、ここに住まう予定の奥様も過去にこのお姫様に扮した経験があるとのこと。
申し忘れましたが、今度写真を見せてくださいね。

また、代表もこの行事に参加しております。
大蛇姫伝説の一員として大蛇の舞を披露し続け27年。
1番の古株です。笑

今回、舞は新人さんに任せレンズの枠外で見守っておりましたが。
世代交代ですね。

こうして中山道がまちの交流の場として賑わい、
次世代に歴史文化や町並みが引き継がれていくといいですね。

「中山道太田宿の家」町並みの連続性

街道に沿って直線的に軒が並ぶ中山道太田宿。
下地材の施工が完了し、建物のボリュームが確認できるようになりました。

 

位置、高さ、形態など町並みの連続性に配慮しています。
新築ですが既にどこか懐かしい。

全面の大きな開口部は、インナーガレージを計画しておりますが、
伝統的意匠を取り入れた木製4枚引き戸を設え周囲の景観と足並みを揃える予定です。

 

このガレージを筆頭に、奥へ奥へ機能が繋がるような間取り。

視線をとことん伸ばして隣家が迫る圧迫感を払拭します。

「中山道太田宿の家」上棟おめでとうございます

岐阜県には、飛騨高山の城下町や長良川の港町である川原町など多数の古い町並みがありますが、
この度、地元中山道太田宿地区にて二階建て住宅を新築させていただく運びとなりました。

この地区は、江戸時代の宿場町の風情が残る場所で、
美濃加茂市では、他地区と同様、先人達が残した貴重な歴史文化を未来へ引き継ぐため景観形成に取り組んでいます。

景観形成を図る手段として、高さや意匠、色彩など様々な制約があるわけですが、
日頃から故郷の風景との繋がりを意識している弊社としては、地元の景観まちづくりに携わることができ大変光栄であります。

さて、様々な届出書や検査を経て、先日、晴れて上棟いたしましたのでその様子をどうぞ。

 

敷地は、ウナギの寝床のような短冊状の細長い土地で間口が狭く極端に奥行きが深いのが特徴で、
隣家と密接することを前提としたインナーガレージハウスを計画しています。

 

この日は、残暑が厳しく大工さん方の熱中症が心配でしたが無事乗り切ることができました。
本当にお疲れ様でした。

M様にも終始見守っていただき心より感謝申し上げます。
それではM様、上棟おめでとうございました。
今後は現場でのお打ち合わせが増加いたしますがよろしくお願いいたします。