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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「中山道太田宿の家」上棟おめでとうございます

岐阜県には、飛騨高山の城下町や長良川の港町である川原町など多数の古い町並みがありますが、
この度、地元中山道太田宿地区にて二階建て住宅を新築させていただく運びとなりました。

この地区は、江戸時代の宿場町の風情が残る場所で、
美濃加茂市では、他地区と同様、先人達が残した貴重な歴史文化を未来へ引き継ぐため景観形成に取り組んでいます。

景観形成を図る手段として、高さや意匠、色彩など様々な制約があるわけですが、
日頃から故郷の風景との繋がりを意識している弊社としては、地元の景観まちづくりに携わることができ大変光栄であります。

さて、様々な届出書や検査を経て、先日、晴れて上棟いたしましたのでその様子をどうぞ。

 

敷地は、ウナギの寝床のような短冊状の細長い土地で間口が狭く極端に奥行きが深いのが特徴で、
隣家と密接することを前提としたインナーガレージハウスを計画しています。

 

この日は、残暑が厳しく大工さん方の熱中症が心配でしたが無事乗り切ることができました。
本当にお疲れ様でした。

M様にも終始見守っていただき心より感謝申し上げます。
それではM様、上棟おめでとうございました。
今後は現場でのお打ち合わせが増加いたしますがよろしくお願いいたします。

「比衣の薪ストーブのある平屋」周辺環境と親密に

先週に続きまして、内部のご紹介です。

弊社の看板玄関戸を開け、

造作木製引き戸を開けると、

ワンフロアのLDKへ繋がります。
周辺環境との繋がりを意識した空間は、煩くならないよう注意しながら木を軸に構成。

また、大開口からは外部環境がダイナミックにフロアの奥まで入り込んできます。

外部の自然が、室内の景色に奥行きと広がりを与えてくれる好例となりました。
シームレスな繋がりをもつことで、周辺環境と親密になれることを期待します。

そうそう。
OPENHOUSEでは、この化粧柱にも注目が集まりました。
構造上必要な柱なのですが、通常床の間に使用する磨き丸太と呼ばれる丸柱を使用しています。

 

和室が減少した近年、こうやって伝統的な建築部材を現代家屋に応用するのが我々の楽しみでもあります。
今後も若い世代に受け入れられるよう現代の生活と折り合いをつけ、伝統を取り入れていきたいところです。

以上、「比衣の薪ストーブのある平屋」のご紹介でした。

それでは、H様、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
山間に住むことの喜びと豊かさを感じながら、のびのびとお過ごしください。

「比衣の薪ストーブのある平屋」多数のご来場ありがとうございました。

台風が消滅し束の間の晴れ間が続くこの頃ですが、皆様お変わりございませんか。
お盆明け後、直ぐにブログ更新が出来ずにいましたが、業務が少し落ち着いたので、
7月にOPENHOUSEをさせていただいた「比衣の薪ストーブのある平屋」をご紹介させていただきます。

OPENHOUSEでは、酷暑の中、多数のご家族様にご足労いただきまして誠にありがとうございました。

さて、今回は、約300坪の敷地の広さを利用してお車2台分を格納するガレージを念頭に置いたI型の平屋住宅を計画いたしました。
自然豊かな環境のため、周辺の木々に馴染むようまるで森へ伸びているかのように水平ラインを強調させています。

無機質な外壁にそっと木々を添えて周辺環境と連動。
この建築の大きなテーマです。

お施主様が最も熱意を注いだエリアである窓辺の仕様にも自然と繋がる拘りが。
大開口の木製建具に合わせ、テラス、ルーバー、軒天を木で構成し、暮らしが生きた素材と共にあるよう計画いたしました。

家も一つの環境と捉えると、周辺の木々や大地と関わることがより自然なのではないでしょうか。
内側にいても動植物の息遣いが聞こえるそんな窓辺です。

切迫感とは無縁の空間の広がりが風景と繋がっているからか
OPENHOUSEでも皆様の視線は外へ外へと向いていらっしゃいました。

 

H様ご家族には、山の恵みに囲まれて、自然に親しむ暮らしをお楽しみいただけましたら幸いです。
次回は、内観に着目いたしますね。

夏季休業のお知らせ

晩夏の候 皆様方におかれましてはますますお慶び申し上げます。
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼を申し上げます。

さて、誠に勝手ではございますが以下の期間を夏季休業とさせていただきます。

令和6年8月11日(日)~16日(金)

ご迷惑をおかけいたしますが何卒よろしくお願いいたします。

※ここ最近、他業務が手一杯のためブログが停滞しておりますが、休み明けからまた再開できたらと存じます。
先月開催いたしましたOPENHOUSEの話題から始めたいと存じますので、お手すきの際に是非ご一読ください。

「比衣の薪ストーブのある平屋」雑木林に馴染む平屋

OPENHOUSEがいよいよ明後日に迫った「比衣の薪ストーブのある平屋」です。
現在もまだ工事中のためあまり撮影できませんでしたが、雰囲気をどうぞ。

ファザード。

今回の建築は、約300坪の敷地に目一杯まで伸ばしたI型の平屋で、描いたイメージ通り、周囲の雑木林に馴染む平屋となりました。
濃い目の外壁からは、自然の中で生きる逞しさを感じていただけたら幸いです。

こちらは、内部です。

お施主様1番の拘りである木製建具を通して、四季折々の移り変わりが室内に映ります。
そこに、ここに住まう家族の風景が重なり、内外が関係しあう広がりのある空間を目指しました。

リビングの一画には薪ストーブもスタンバイ。
温熱は体験できませんが、薪ストーブの設置場所やスケール感をご覧くださいね。

久しぶりのOPENHOUSE。
快く承諾してくださったお施主様には心より感謝申し上げます。

今お話し中のお客様、初対面のお客様。
この家の特徴や弊社の仕様を分かりやすくご案内させていただきますのでよろしくお願いいたします。

「OPENHOUSEのご案内」比衣の薪ストーブのある平屋

この度、弊社が設計・施工・現場管理を進めてまいりました新築住宅がまもなく竣工を迎えます。
それに伴い、急遽内覧会を開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。

詳細は、以下の通りです。

◆ 開催日時
2024年7月13日(土)14日(日)
10:00~17:00

◆ 計画概要
用途:住宅   
構造:木造平屋建て
設計・施工・管理:株式会社 間宮建築
設計:間宮嘉展

◆ 開催地
可児郡御嵩町

◆ CONCEPT
1 温熱環境を整える薪ストーブ
2 利便性に長けたインナーガレージ
3 高い気密性を誇る高性能木製サッシ
4 自然の中で土間とテラスを使い分ける
5 ロングライフデザインの木製造作品

以上、ご見学をご希望の方は「お名前」「参加人数」「希望日時」をご記入の上
お問い合わせフォームよりご連絡ください。
折り返し案内図を送付させていただきます。

OPENHOUSEは、顧客様や家づくりをご検討中の方に、つくり手の思惟をお伝えすることが目的です。
又、写真では感じにくい実際のスケール感や
最高グレードのモデルハウスでは想像し難い実際の仕様をご覧いただく貴重な機会となります。

開催日が差し迫っておりますが是非ご参加ください。

「小熊の家」「山田の平屋」お引渡し

先日、「小熊の家」及び「山田の平屋」を無事お引渡しさせていただきました。

今回は、お引渡しまで過密な工程でしたので竣工撮影ができず。
しかし、「山田の平屋」の内観のみ撮影できましたのでご紹介いたします。

まずLDKを。

木を軸に、コテ塗りの壁、異素材のタイルなど多様な質感で構成していますが、
無駄を省いた納まりに拘っているため静かでしっとりとした印象に仕上がったのではないでしょうか。

また、横並びのDKを挟み、西の水回り、東のプライベートエリアを8の字回遊できる仕組みとしているため、
移動することで伸びやかな奥行を感じることができます。

 

家の中に奥行や距離感をつくったことで、家全体が緩やかに繋がり、この家ならではの広さやスケール感となりました。
想像以上の奥行・・・。
A様ご家族様もきっとそう感じてくださるのでは・・・と思いながらぐるぐるしていました。笑

現場見学のお問い合わせもありました「羽島の家」は、竣工撮影のタイミングが合いませんでしたが、
これまでもブログ及び施工事例にアップされていない家はこういった事情がございます。

悪しからず。

それでは、A様、K様、竣工おめでとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

GW休暇のお知らせ

平素は格別のご愛顧くださり心より御礼申し上げます。

本年のゴールデンウィーク休暇についてお知らせ申し上げます。
誠に勝手ながら下記日程の期間中はお休みさせていただきます。

GW休暇期間
2024年5月3日(金)~5月6日(月)

尚、顧客様からのご連絡は休暇期間もお受けいたします。

以上、お手数をかけいたしますがよろしくお願いいたします。

「山田の平屋」世代を超えて受け入れられるモノ

とある日の「山田の平屋」です。

玄関ポーチでは、コンクリートの洗い出しを施工中。

代表が設計に携わるようになり早十数年が経つのですが、
駆け出しのころからこの洗い出し仕上げの魅力にとりつかれ、玄関たたきはほぼ全棟この仕様。

 

伝統的な日本家屋に馴染みが薄いであろうミレニアル世代のお客様にも好評で、
良いモノは世代を超えて受け入れられることを実感しています。

そんな建築を続けていきたいですね。

「建築日誌」無駄がなく合理的

ガルバの殻に包まれる前の基礎屋さんの事務所です。

1階に駐車場2台分、2階に事務所を構えたコンパクトオフィス。
外観、間取り、設備・・・全てにおいて無駄がなく合理的。

かかるコストに対し効果を存分に上げています。