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「市橋の平屋」竣工おめでとうございます
先週「市橋の平屋」が竣工し、無事お引き渡しをさせていただきました。
外観は切妻屋根のI型平屋で、象徴的な和ではなく、
垂木や木柱のリズムで現代の価値観に合わせています。


軒とフラットなコンクリートテラスを玄関ポーチから連続させ、建物と外部空間を一体的に構成。

日本建築では、外部と内部の境界を柔らかくするためのさまざまな技法が使われていますが、
この家では、この場所が内と外を滲ませる役割を担っています。

こちらは内観。
多種多様なタイルで温感分布を意識した空間を設計。

目線や触感が変わり、同じ部屋でも場所ごとに異なる印象を楽しむことができます。

先日まで養生で隠されていた無垢のキッチンがいい役割を担っていますね。
空間に優しい温度を添えているかのようで、このキッチンが温もりの源といっても過言ではありません。

無垢材とタイルの組み合わせ、部位ごとに異なる手触りや温度感など
素材の組み合わせにより生きた空間へと導くことができた好例となりました。
U様ご家族が日常の中で素材の豊かさに包まれながら、心地よい日々を過ごしていただけたら幸いです。
そして、こちらは、省エネ基準「GX志向型住宅」の対象物件です。
今後も法改正や新基準へのご対応を積極的に行い、
環境と共生する家づくりを追求していきたいと思います。
それでは、U様、竣工おめでとうございました。今後ともよろしくお願いします。