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Writer/Maya 事務・CADオペレーター
「建築」や「モノづくり」の最前線に立ち、設計者の価値観に基づいた機能的及び情緒的な価値をお伝えできればと存じます。

「鷹之巣のモデルハウス」新しい試みを製作中

モデルハウスでは木材で何か新しい風を吹かせたいという思いがあり、
これまで意外と造る機会のなかったとある部材を製作しています。

本来高額であるはずの部材ですが、自社施工により低減。
工夫することで意匠の幅が広がるのは自社施工の強みですね。
因みに、部材は1本12分×24本で製作完了。

クリア塗装を経て、只今乾燥中です。

出番は間近。

「鷹之巣のモデルハウス」規格化されていないモノをつくる

現場に二人の熟練工。

 

規格化されていないモノをつくる時、不満が残らないよう考え抜く。
万事抜かりがないように自分で考え答えを導き出すことが習慣化されています。

木工事はまだまだ続きます。

「鷹之巣のモデルハウス」ガルバリウム鋼板の屋根

鷹之巣のモデルハウスより。
大梁や等間隔で連続する垂木の美しさに目がいきますが・・・

本日は、普段ご覧いただく機会の少ない屋根の様子をどうぞ。

弊社の屋根材は意匠と特性の兼ね合いからガルバリウム鋼板を縦方向に葺くことが多く、
モデルハウスもそのガルバリウム鋼板で屋根を葺いています。

ガルバリウム鋼板は、軽量で地震に強く耐用年数が実に長いのですが、
音が響きやすく熱が伝わりやすいので、吸音や断熱に優れているウレタン吹付断熱で屋根からの室内への影響を最小限に抑えます。

 

板金職人が金属板を1枚ずつ手作業で葺くため丁寧で確実な施工技術が求められますが、採用し始めた2007年以降修繕は0。
排水性が高いのでモデルハウスのような緩い勾配でも有効です。

実際に住み始めたら、音や熱についてレポいたしますね。

「鷹之巣のモデルハウス」ショールーム巡り

モデルハウスの床&壁タイル及び洗面カウンターを見にショールームへ。

 

お客様の家で使用してきた馴染み深いタイルが並んでおります。

今回の訪問では、我々自身が独自の感性で建築を楽しみたいとの思いから、
終始、色味を抑えたダークトーンや深みのある自然石パターンばかりに目を向けていました。

収穫あり。
モデルハウスは、独自性と建築を楽しむことが色として表れそうです。

「鷹之巣のモデルハウス」実体験を大切に

灼熱の夏真っ只中のとある日。
自社工場に娘の姿が。

この日、職業体験として、モデルハウスの垂木部分の木材保護塗料の塗布を手伝いました。
軽くレクチャーを受け、人生初の塗料塗りを経験。

 

一見易しくみえる作業ですが、液だれや色ムラを抑えるのにコツが要りますし取扱いに注意する必要もあります。
彼女は、美術が得意で製作も好きなので地道な作業は苦ではないよう。
3時間ほど塗っても完了せず終盤は途方に暮れていましたが。笑

3世代が集結。

「モノづくり」と正面から向き合う実践。
机上で考えていても実践したことがなければリアリティに欠けます。
今は学生なので勉学に励んでいますが、実体験を大切にしてほしいですね。

どの道に進もうとも。

「鷹之巣のモデルハウス」モデルハウス上棟しました

皆様にモデルハウス来春OPENのお知らせです。

この度、美濃加茂市加茂野町鷹之巣にて、弊社のモデルハウスをOPENする運びとなり、
先日無事上棟いたしましたことをご報告申し上げます。

モデルハウスと言っても、フルスペックの性能、ハイグレードの設備でかためたモデルではなく、
日頃の皆様のご要望と、実際にここに住む我々の生活スタイルを反映させた等身大のモデルです。

形状は、敷地の奥行と広がりを有効活用するため、4台分の車を駐車できるガレージを母屋と連結させたコの字型の平屋とし、
大胆にLDを開口し、中庭を介して四季の変化や光の移ろいを感じることができよう設計しています。

今回の建築は、軸組みを重んじる我々ですから垂木と梁をとことん味わうことがコンセプト。
前日から通常の2倍の垂木がスタンバイしておりました。

当然通常の2倍の木材保護塗料を塗布するわけで。
娘が、職業体験として塗布を手伝いましたので後日アップしたいと思います。

最後に、上棟当日は、酷暑と湿気の高さで施工中の熱中症が心配されました。
協業大工の皆様、あまりの暑さに本当にお辛い時間もあったかと存じますが、皆様のおかげで無事乗り切ることができました。
心より感謝申し上げます。