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「稲辺の家」視線の拠り所となる木製建具

いよいよ明日に迫った稲辺の家のOPENHOUSE。
その前に、撮り溜まっていた木製建具の仕上がりをアップします。

まずフロア全体。

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ガランとした空間の中で、オーダー建具と床材の杢目が互いに呼応しています。
明日のOPENHOUSEでは、空間コーディネートされた杢目や木肌の心地良さを感じていただけたら、、、と思います。

利便性を活かした畳室の引戸とキッチンバックカウンターをアップで。

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余分な飾り気がないから洗練された感じ。
勿論、取っ手もオシャンティ。

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こういったディディールって遠目からは気づきにくいですが、「フロア全体がなんかいい感じ」になる重要な要素。
「なんか惜しい」時、そのなんかはディディールだったりします。

OPENHOUSEでは、杢目がコーディネートされた空間の中でどのような居心地を感じるかが大事だと思いますが、
建具にも是非注視してみてくださいね。
職人さんの技と心を感じます!

「OPENHOUSE告知」稲辺の家

表3

お施主様のご厚意により、2日間限定でOPEN HOUSEを開催致します。

日時:2/13(土)、14(日)10:00AM〜4:00PM
場所:美濃加茂市加茂野町稲辺
※HPをご覧の方は、案内図を送付致しますので、コンテンツの「お問い合わせ」からご連絡下さい。
お問い合わせAdd:info@mamiyakenchiku.com
構造:木造軸組工法による二階建て

CONCEPT
1.伸びやかな水平ラインから成るダイナミックな造形美
2.高効率発電を維持する太陽光発電システム
3.引戸ならではのフレキシブルな畳室
4.天然無垢材を活かす手仕事による設え
5.ポーセラーツサロン「Norty」併設のリビング設計

以上、5点が今回の建築の見所であり、私共が特に力を注いだ点となっております。
他にも、大胆な開口部やバイブレーション仕上げのオープンキッチン、豊富な内外部収納など
この家に住まうご家族にとっての居心地の良さをカタチにしました。

これから新築や改装を検討される方のみならず、現在プラン進行中のご家族様、
この建築が気になる閲覧者様など多くのご来場をお待ちしております。

「建築ダイアリー」プランニングの遅延について

現在、ありがたいことに新たなご縁に恵まれ、新規物件が重複している状態となっております。
それにより、お客様にはプラン提出まで1ヵ月程お待ちいただいており、この現状を深くお詫び申し上げます。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、当社の経営体制上、何卒ご理解頂けますよう宜しくお願い致します。

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今年の目標はスピードアップ。
全力を尽くします!

「黒岩の平屋」木を活かす手仕事、木材加工

今日は、朝から作業場で、造作家具の材料づくりをする機械の音が響いています。
覗いた時は、採寸カットして厚みが揃えられた「戸当たり」の材料を、専務が鉋で滑らかにしているところでした。

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シャーッ。

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はやッ!
簡単そうにみえるこのシャーッて思いのほか出来ないんですよね、、、。
この技術は一朝一夕には身につかない。
天然無垢で設えられる造作のアレコレは、表面仕上げの良し悪しで質が問われると思います。

さて、現場に運ぶ準備が整いました。

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いってらっしゃ~い。

「稲辺の家」OSMO植物油と植物ワックスからできた自然塗料

とある日のお昼過ぎ、OPENHOUSEのチラシを作っていると専務から「ちょっといい?」とお声が、、、。
「なんやろ~。」とテクテクついて行くと、、、

あら、奥様のMさんが塗料塗ってるじゃない~!

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ということで、ワタクシもお手伝いをさせていただきました。
ヘビーな時の力量は10%ですが、今日はお役に立てそうだわ~。

「ちょっといいヤツ。」とリクエストいただいたので、専務が用意したのはコレ。

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ご存知の方も多いと思いますが、自然の植物油と植物ワックスからできた人体、動植物に安全なドイツ生まれの塗料です。
安全基準に合格していて赤ちゃんの遊具や玩具にも使えると聞くと安心して使用できますね。

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テカテカ。
あとは、乾くのを待つだけ。
Mさん、お疲れ様でした!

「稲辺の家」キッチン取付

現場は、キッチンを取付中です。
取り付けてくれるのは、いつもお世話になっている平泉さん。
只今、天板取付のために専務もお手伝いしています。

又「かえって邪魔。」と言われかねないのでワタクシは傍観。
がんばって~。

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「思ったより重い。」と言いながらも無事天板がのっかりました。
取付は晩までかかるので、その間残りのちょっとした作業を進めます。

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日も暮れた頃・・・
もう出来たかな~と期待を胸に稲辺の家を覗くと、、、

ドヤッ!

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おぉ~!いい感じじゃないですか~。
今回は、奥様のご要望でペニンシュラ型のオープンキッチンとなっています。

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めっちゃ笑顔・・・(笑)

今回のキッチンは、木擁壁が無いだけにこの天板がいい味出してくれるんじゃないでしょうか。
無駄のないシンク廻りやシャープなエッジになんといっても、、、

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バイブレーション仕上げが恰好いい!
平泉さん、専務共々絶賛です。
今後、使い心地とか聞けるといいですね。
平泉さん、ありがとうございました。

「稲辺の家」滋味深い空間を保つには木製建具のオーダー品

ヨッコラショット!

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と聞こえてきそうなこの画。
細江木工さんが木製建具の取付に来てくれたのですが、階段を回りきれないので外部から2階に運んでいるところです。
専務に「かえって邪魔。」と3回ぐらい言われながらワタクシもお手伝い。
10%ぐらいはお役に立てたでしょ、、、シクシク。

そんなやりとりを尻目に、細江さんが、床にストッパーを取り付けて上吊金具に建具をはめ込んでいきます。

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ここでちょっと小話。

当社の設計に引き戸が多い理由

内部建具の開閉方式には一般的に、西洋の文化である「片開き」と東洋の文化である「引き戸」がありますね。
当社では、設計に木製引戸を取り入れることが多いのですが、
理由は、少し開けるだけで風通しが確保されたり、人の動きを邪魔しない他、ハイドアにすることで空間に広がりが生まれるからです。

木製引戸の機能性は、既製品に負けず劣らず。

さて、そんな引き戸。
通常は、襖や障子のように上下に鴨居と敷居的存在が必要となるのですが、弊社の仕様は戸を吊るので床の突出がありません。
つまり、バリアフリーとなります。
又、アシスト機能で戸をわずかに開くだけで自動で開閉し、その滑りは軽やかで静か。
ここが、機能面に優れる既製品に引けを取らない点となります。

木製引戸の注意点は?

反対に、注意点を挙げるなら、既製品や片開きに対して気密性が低いこと。
そのため、扉単体で考えるのではなく、間取りや構造と関連づけてプランニングしています。

造作で設えられた滋味深い空間を保つには、やっぱり木製建具のオーダー品がいいですね。
しかし、肝心の仕上がり撮るの忘れた、、、ということで後日アップしたいと思います。

「鷹之巣の薪ストーブの家」何を想う?

プランを調整中、時たま現場へ。

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さて、何を想う?

「黒岩の平屋」外壁鎧張り

現場は、屋根や東西及び北面のガルバが葺き上がり、すっかり家らしくなっています。
屋根・外壁共に、ガルバリウム鋼板の立平葺き。
当社ではよく使う葺き方です。

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木工事はというと、内部の壁や天井の下地材が張られ、

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現在は、ファザードの鎧張り工事を手掛けています。
鎧張りとは、、、画像のように、上の板の端が下の板の外側になるように重ね張りする工法です。

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張ってくれているのは、この道20年の高橋建築さん。

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下から順に一枚一枚板を張っていくわけですが、採寸・カットに加え、
割れ防止に下穴をあけてから化粧釘を打つのでとても手間がかかります。
と、突然、手元の動きが止まりました。
その視線の先を見てみると、、、板とサッシの取り合い。
しばし頭を捻った後、再び手元が動きます。
造作現場では、常に知恵や工夫の他、機転が求められるので経験がものを言いますね。
後日、仕上がりをアップしたいと思います。

最後に一言。

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仕事が細かいな~。

「稲辺の家」とある日の打ち合わせ風景

工事も終盤に差し掛かり、お施主様の奥様とインテリアや仕上げ各種について話し合っています。
例の長い腕の持ち主さんです(笑)

時に真剣、時に笑い合う。
再び真剣、再び笑いあう。

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笑声に釣られて私もいつの間にか参加してました。
初顔合わせの際は、ここまで和やかとはいきませんが、専務は人当りがいいと思いますよ♪
近頃、お電話でのお問い合わせも増えておりますが、お気軽にお越しくださいね。