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「加茂野の家」外観イメージ

弊社事務所から車で数分に位置する「加茂野の家」。
周辺は、新しい住居が増え住宅地として姿を変えつつあります。
しかし、ちょっと脇に逸れると田畑が広がり、周辺に点在する森林にはなんとキツネも住んでいます。

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マジです(笑)
因みに、ワタクシは、加茂野町内でワラビ採りをしている時、野生の雉をみたことがあります。
威嚇され度肝を抜かれたわけですが、専務曰く、そんな加茂野の多様な生態系には誇りをもつべきであり、
「加茂野の家」もこの町の昔からの風土に馴染むよう力を尽くすそうです。

さて、その外観は・・・

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自然素材の素朴な美を追求した「下米田の家」を気に入っていただいたため、
その和情緒と瓦葺きや坪庭など日本文化のテクニックを取り入れて全体を構成しています。
木の素材感を活かす家づくりは、自然との繋がりや町並みづくりにおいてもこの地にしっくりくるんじゃないでしょうか。

上棟前日の作業場の様子。

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社長が木材保護塗料を塗布した板の枚数は288枚。
凹凸の部分までしっかり塗らないと後々のメンテが大変なので、ひそかに手間がかかる工程だったりします。
デスクワークが落ち着いたのでどう使われているか見に行ってこよう。

現在は、上棟から1ヵ月以上が経ち木工事の真っ最中。
次回は、久々の現場レポートが出来ればいいなと思います。

「跡部の薪ストーブの家」和室・坪庭・灯り

とある日の作業場風景。
お客様にとっては気に留める事が少ないと思いますが「建具の枠」を製作しているところです。

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このような細かい部分は、実は専務が注意深く配慮する部分であります。
というのも、枠廻りの納め方でその空間の空気がまるで違うからです。

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必ずこの寸法でこの仕様でというわけではなく、現場に合わせて調整しております。

和室全体。
住宅の中に少しずつ洋室が増えていき、それに伴って和室が減り、今では和室のない住宅も多いわけですが、
用途を絞ることによって合理的な和室を造ることができます。
この家では、客間として必要以上の個性をつくらず汎用性を高めています。

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最後に、ご夫妻が用意された素敵な灯りコレクション。

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あと一つ、PCコーナーの照明器具を並べる予定でしたが撮影日までに間に合わず・・・。
見たかったなぁ。
しかし、こうしてみると方向性がぶれないですね。
G様ご夫妻の好みが色濃く表れています。

以上、「跡部の薪ストーブの家」の見所をお伝え致しました。
毎回、色々な視点からお伝えできればいいなと思っておりますが、やっぱり造作に傾きますね。
薪ストーブの家なのに薪ストーブに触れていなかった・・・。
いつか使い心地とか聞けたらいいなと思います。

「跡部の薪ストーブの家」洗面室

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洗面室や浴室、トイレは、お子様のお世話をしながら家事ができるよう動線を集約して配置しています。
キッチンを中心に回遊動線となっているため様々な方向への移動がスムーズに行えるのがこの家の間取りの魅力です。

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その集約された水廻りの一つである洗面室は、造作洗面台と白タイルで構成されたホテルライク仕様。
洗面台は、弊社の代表的な造作品の一つですが、大きな一つの家具として、手洗いは勿論のこと鏡・収納・ドレッサーを兼ねています。
又、家族の利用が重なりあって困るという話もよく聞きますが、これだけのスパンがあれば解消されそうですね。

機能面と美しさの両立は、今後もずっと大きな課題となりえます。

「跡部の薪ストーブの家」LDK

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この家のLDKは、無垢の木・漆喰・タイルなどを組み合わせ、自然由来のステキリビングとなるよう計画を進めてきました。
弊社のお客様が最も気にされる空間コーディネートは、質感が高くお品が良い印象。
きめ細かな杢目が暮らしを程よく包み込み、穏やかな日々が送れることを願います。

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今回は、ご要望によりテーブルやベンチも製作させていただきました。
残念ながら、ワイチェアは撮影時に間に合わず。

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DKからLのアングル。

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ダイニングの真鋳ペンダントライトは、ご夫婦が用意されたもの。
ここに何をもってくるかでガラッと空気が変わるので、我が家はコレや!というものを是非ハングしてください。

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OPENHOUSEでも大好評の鎧張りの内壁。
「どこか一ヶ所パッと目に留まる部位づくり」の立役者。
ほんと、名優です。

以上、LDKのご紹介は、空間コーディネートの視点からお届けいたしました。
次回は、洗面室をアップいたします。

「跡部の薪ストーブの家」玄関内部

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この家の玄関は、ご覧の通り土間が横長のため圧倒的な空間の広がりを感じることができます。
この広がりを感じるテクニックは、どの間取りにも採用できるわけではありませんが、実用性はかなり期待できると思います。
更に、心地よさを高めてくれているのは、玄関建具の上部FIX窓。
光が反射、拡散しホール全体を優しい印象を与えています。

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別アングルより。
シンプルな空間では、木製建具が視線の拠り所となるわけですが、この家では擦りガラスの格子建具を採用いたしました。
この建具の先は、拘りのギュッと詰まったLDKが広がります。
只今、編集中ですのでもう暫くお待ちください。

「跡部の薪ストーブの家」玄関廻り

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間口が狭いポーチは、素材感を最も強く感じるためコテ塗り特有の特別感を感じることができます。
無垢の羽目板・塗り壁・洗い出しなど天然素材でコーディネートされているので本当にスペシャル。

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ふっと目にとまる真鋳のブラケットはご夫妻が用意されたもの。
なんて可愛いのでしょう。
弊社のお客様は皆、照明探しがお上手ですね。

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そして、採光・通風確保のための開口部は木製ルーバーで覆い透過性をコントロールしています。
面に変化をつけることもできるので意匠の役割も兼ねて。
とってもいい感じです。

「跡部の薪ストーブの家」外観

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「跡部の薪ストーブの家」の全景です。
およそ100坪の敷地に建築されたのはL型の平屋で、

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ファザード。
平屋だと必然的に建物が低くなり、道行く人々にとって空が近くなるのがいいですね。
近隣住民の方にも圧迫感を感じさせず、周囲の日当たりや風通しを妨害しにくい家となりました。

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建物のL字に合わせ造作したテラスは、アウトドア好きのご家族のためにいつもより幅広に造作。
庭を楽しむ暮らしとなるように、半屋外スペースとして活用できるように、庭を囲うように濡れ縁を設けました。

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カッターで切り取ったかのような取り合いがシャープです。
素材と素材をどう対話させるかは専務の腕の見せ所。
因みに、黒いバーは物干しです。

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そうそう。
ブログ掲載はまだでしたが、OPENHOUSEの前日に薪ストーブの薪置き場や木製フェンスも造作させていただきました。
こういった外構の造作のご要望にも対応しておりますので、敷地全体の一体感を得られるのも弊社の強みです。

以上、今回じゃ、外観の竣工写真を何点かピックアップしてみました。
次回は、「玄関廻り」を予定しております。
今後の家づくりの参考にどうぞ。

「小山の家」外観イメージ

「小山の家」の外観イメージです。
先日、この家は和情緒たっぷりの「下米田の家」のご近所さんとお伝え致しましたが、その風貌は・・・

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和情緒とはうって変わり、ご覧のようなシンプルモダン。
専務は、「モダン」という表現があまり好きではないので小声で言っときます(笑)
この家は、何と言ってもファザードの演出に魅了されるのではないでしょうか。
軒を深くとり、玄関廻りを大きく囲って広がりをもたせています。
第一印象で、グッと気持ちを掴むことができるように考慮した結果のカタチとなりました。

南より。

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平屋部分の南面は、奥様のご要望である「サンルーム」を設けています。
主婦目線からすると、うらやま~。
あるといいよね~と心から思います。
サンルーム、バスコート、外部収納、坪庭などは一見脇役のようですが
そういったご要望も丁寧に間取りに織り込めば、本当に快適な「我が家」が生まれます。

今後、そういった名脇役達にも着目してみようと思います。

「加茂野の家」祝!上棟 安全性と耐久性に優れる木造軸組工法

今年は、成人式である1/9(月)に仕事始めとさせていただきましたが、
仕事初めから早々、2日間に渡り建方をおこないました。
天候が心配されましたがもちこたえましたね。

ワタクシが、現場に到着した時刻は午後16時。
建物のカタチが現れておりましたが、その第一印象は「力強さを感じるわ。」
敷地面積118坪。
敷地からして広いわけですが、そのゆとりをいかして延床面積45.5坪の建物を計画しています。

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その形状は、全長16mにも及ぶ左右非対称の美しいシルエット。
といっても、レンズからはみだした骨組みでは分かり辛いのですが、ゆったり流れる大屋根は「泉の家」と共通しています。

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しかし、伝統的な切妻屋根の形状からモダン一色ではない輪部に仕上がることが予想されます。
事例で言いますと「下米田の家」の方向性と合致。
現代和風の貫禄を目指します。
後日、外観CGをアップしますね。

さて、お祝いムード漂う建方よりスタートした2017年。
今年も進行中の計画が続々と着工する予定であります。
ここだけの話、弊社は少人数体制ですので専務は何かとプレッシャーを感じているようですが、萎縮してても仕方がない。
ここぞという時頼りになる人だと思うので期待しましょう。

「建築ダイアリー」長期休暇が終わり・・・

気付けばすでに13日。
長期休暇後は、とっても忙しく記事を書く余裕無し(苦笑)
図面作成時、ずっとクリックをしていると肩が痛くなるのでちょっとブレイクの合間に更新です。
長期休暇といっても、専務は、お待たせしている現調やプランニングを中心に動き計画を進めておりました。

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今回の現調は、一番遠いところで愛知県豊田市!
久しぶりの県外でちょっとしたお出かけ気分です。
小高い擁壁上の造成地なので見晴らしが良かったな。
プランニングが楽しみです。

そして、9日から仕事始めでしたが今年初の建方が行われました。
16日からその様子をお伝えしたいと思います。
それでは、良い週末を。