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「鷹之巣の薪ストーブの家」下地材の使い道

住宅の内装と言うと、クロス貼り、板張り、コテ塗りなどが一般的な仕上げとなりますが、
この家の天井は全てラワン合板で仕上げております。

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一般的には、下地材として使用される資材なので住宅メーカーでは仕上げ材としては使用しませんが、
採用に至ったのは、ソフトで素朴な風合いを重視してのこと。

ラワン合板で覆うことはプラスターボードを張っていくより手間がかかり大工さんも結構大変らしいのですが・・・

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その数80枚超。
頑張っていただきました。

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因みに、O様ご夫婦が自ら塗装されたんですよ。
凄い!

この家の性格を形成する大きな要素になることは間違いない。

「滝田の家」軸線

「滝田の家」内部です。

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キッチンと並列に位置するダイニング。
家族との関わりや配膳のし易さから近頃ポピュラーなレイアウトです。

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レンズを引くと、間仕切りはないものの空間の使い分けがされているのが分かります。
領域を分けるとその分窮屈さを感じがちなのですが・・・

視点を変えると、対角線上に抜ける視線軸が。

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視線が一本の軸となって奥の奥まで抜けていくと、こうも広がりを感じるのですね。
軽い驚き。

「喜多の家」木を活かす手仕事、壁の板張り

色々な工具や建材が所狭しと並ぶ製作テレビボードの背面は、何時もの如くランダムな板張り。
大工さんが一枚一枚手仕事で張っていくので、一棟一棟その表情は異なります。

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今は未だオイル塗装を施しておりませんのでぼやついておりますが、
オイルを塗布すると・・・

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IMG_5516IMG_89321IMG_6716(施工事例)

内部仕上げや照明の灯りも相まって全然違うでしょ。
楽しみですね^^

一方、こちらは廻り階段。
養生で見えませんが、あとは手摺をつけるのみ。

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リビングで主張しない階段については、特別な施工を施さず一般的な技術で造作しておりますが・・・

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注目すべきは、この手摺と採光や設置場所やスペース活用。
又、後日お伝えできればと思います。

「細やかな日常」初夏の風物詩

間宮建築の初夏の風物詩。
社長が自ら採集し調理するふきの佃煮。

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大きな釜で4時間かけて作られるこの佃煮は、ふきの風味が凝縮されてご飯のお供にぴったりです。
専務もワタクシも毎日少しずついただいております。

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今年は、がごめとろろ昆布のお汁と。
とても美味しい。

「鷹之巣の薪ストーブの家」現場の様子

少し前の現場の様子。
撮りためてあった写真と共にお伝えしたいと思います。

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26mの隣地境界線と並行に配置された建物は、水平な直線を強調した平屋構造。
O様のご要望を考慮し、建物のカタチはL型にまとめられました。
切り取られたような空が気持ちいい!

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向かって右が玄関ですね。
どんな表情になるのでしょうか。
今から楽しみです。

建物内部へ。

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こちらは、建物全体を吹き付けた後、厚みの足らない部分を目視で埋めているところ。
建物全体を目視していくのは大変そうですが、ウレタンの泡でしっかり気密化してもらいます。

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辺り一面モコモコ。
外気との温度差が少ない快適な住環境のために、丁寧な施工をありがとうございました。

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一方、こちらは、木工事の一こまでプラスターボードをはっているところ。
塗装やクロスで見えなくなってしまう部分ですが、ただはればいいってものではなく
細かな部分に配慮しないとその後の仕上げに大きく影響が出るそうです。

現在は、各工事も仕上げの段階に入っております。
この家は、新しい試みである内装仕上げが盛り沢山なので、次回から少しずつお伝え出来ればと思います。

「喜多の家」外観のアクセント

現場がどうなっているのか気になりつつも、主婦業もあるのでなかなか行けずにいる「喜多の家」。
専務が作業の合間に現場写真を撮ってきてくれました。

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この角度、庇の出来具合がよく分かってイイネ!
一連の庇で複数の窓をまとめて見せて意匠を高めている部分です。

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しかし、全体像が全く分からず(苦笑)
コーナーをまたぐ一連の庇がオシなのは分かりますが・・・次回は全体を・・・いや、何にもです。

無題

外装が整い、現在は内部の木工事の真っ最中。
又現場をレポート出来たらな~と思いますが、ワタクシが直ぐに行けませんのもどかしい。
近場が多くなると思いますが、時間を見つけては現場レポートしていきますね!

「滝田の家」FIX窓の役割

久々の現場です!
お昼休みは時間の半分を家事に費やしているのですが、本日は時間があったので近場の現場を巡ってきました。

まずは、分譲地の一画で施工中の「滝田の家」。

前回の更新では、まだ透湿防水シートや胴縁が丸見えの状態でしたが
現在は、塗装の下地材が貼られちょっとスッキリ顔の様子でスタンバッてます。

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玄関廻りをアップで。

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今回は、大きなFIX窓が玄関廻りの一要素として一役買っております。
実は、内部から見ると動線上の通過点に過ぎません。

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FIXとは、英語で「固定する」。
壁にはめ込まれて固定された窓という意味からはめ殺し窓とも言い、窓の開閉は出来ませんので明かり採りの役目を果たします。
この家では、プライバシーを考慮して擦りガラスの大開口FIXを採用。
しっかりとプライバシーの確保をしながら自然光を優しく取り込みます。
こんなに大きな窓でも透明度の低いガラズのため、対策をしなくても外部からの視線も気になりませんね。
竣工の際、再び着目してみたいと思います。

「高畑の平屋」地鎮祭と地縄張り

現在、施工中の「鷹之巣の薪ストーブの家」のご近所さんで新たな計画が動き出しました。
周囲は、ご覧の通り、田畑に囲まれのどか~な風景が広がっております。

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そして、少し先には超レトロなワンマン列車「長良川鉄道」が走っている。
乗車するたび乗り方に戸惑うのですが、昔懐かしい気分にさせてくれるので秘かにファンです。

そんなのびのびとした地に平屋を計画しておりますが、先日、地鎮祭を執り行いましたのでその様子を。

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この青空に心地良い風も感じ、終始穏やかな儀式となりました。
奥様のご両親も参列し、一人一人、榊を神前に供え祈念致しました。

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今回も、滞りなく地鎮祭を終えることが出来ました。
そして、祭事後は、工事着工の最初の作業である地縄張りを行い、建物の位置を示します。

たまにワタクシもお手伝い。

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スケールをもつだけですが。
いや、動いちゃいかんから意外と神経使うし。

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お嬢ちゃまも見守ってくださって。
可愛い。ありがとうね。

あ、そうそう。
掘りたてじゃがいもですが、娘のリクエストに応えカレーにしていただきました。
甘くてホクホクで感動物のお味でございました。
ありがとうございました!

「泉の家」大容量の収納付き洗面台

ここ最近、記事の更新が出来ませんでしたが本日から又少しずつ続けていきたいと思います。

本日は、「泉の家」ツアー最終日となります。
「和室」「書斎」「洗面室」・・・と、毎回見所を絞るのに迷うのですが、
個人的に、美し過ぎる洗面キャビネットがオシなので何時もの如く「洗面室」に着目してみたいと思います。

木製引き戸を開けると、1,820mmのスパンで設えられた洗面台の上に2,770mmのキャビネットが設えられております。
大容量の収納が可能なこのキャビネットは、小物のゴチャゴチャを解消してくれる頼もしい助っ人ですね。

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それにしても、美しい木肌に美しいフォルムだと思いませんか?
滞在時間は短いであろう洗面室ですが、毎日使用する場所なので機能性の他美しさを求めてしまいます。

アップで。

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壁面のタイルは、T様ご夫妻が選ばれたもの。
お客様の好みが表れ、毎回仕上げが楽しみなこの部分ですが、
今回は、お部屋のトーンが全体的に淡く、非常に優し気な空間に仕上がりました。

最後に、いつも造作のご紹介ばかりなのでお隣に続くユニットバスを。

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今回は、クリナップのユアシスをお選びいただきました。
入浴後30分経っても浴室内にあたたかさがとどまるまるごと保温、お湯冷めを抑える高断熱浴槽、
細かな凹凸の足ぴたフロア、お手入れ簡単ドアと排水溝などが特徴として挙げられます。
弊社は、各メーカー様の特徴最新の設備機器にも対応しておりますのでお打合せの際にご説明させていただきます。

以上、「泉の家」の見所ツアーでした。
今回の建築は、一見、良好な環境を確保するには不利と判断されがちな敷地の特徴を個性と捉え、
視線の見通し、陽射し、風通し、上下の空間の繋がりに配慮を重ね、暗くて狭いというイメージから脱却することが出来ました。
(ワタクシの撮った)写真では、その見通しや繋がりが伝わりにくいのですが、
T様ご一家が、自然光や風を感じながらのびのびと子育てをしていただけたら・・・と思います。
それでは、T様、竣工おめでとうございました!
又、今回の建築に携わってくださった協力会社の皆様、ありがとうございました。

「泉の家」曖昧な場所

ワタクシが個人的に好きなほの暗い廊下。
ほの暗さの先がパァ~と吹き抜かれているわけですが・・・

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突き当りには、廊下を活用したこんなライブラリースペースが。

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家族の誰もが気軽に使えるように、エリアを区分しない曖昧な場所。
絵本コーナー?思い出の品々コーナー?趣味のギャラリー?
そういった場所。

実は、ここは、穴場のビュースポットでもあります。

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「窓からの眺望は、森の木々が借景となり・・・」とかたまにはそんなシャレオツなことが言ってみたいのですが
そういう機会は稀でして・・・お隣さんの庭の木が若干借景となっております(笑)

エリアを区分しない曖昧な場所。
上下階を緩やかに繋ぐ場所。
空間を違った視点で見ることが出来る場所。
ここの役割は意外と多かったりします。