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「大平賀の家」木を活かす手仕事、トメ

外部は、只今ドレスアップ中。
南面を除いてぐるりとガルバの角波で覆います。

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美観と対候性に優れ、弊社でも需要の高いサイディングです。
予算の兼ね合いから目立たない部分は角波、ファザードなどは立平を採用することが多いです。

内部では・・・
応援大工さんが作業中でしたのでパパラッチ。

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専務が普段からお世話になっていて、とっても気さくなお方です。

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大工さんの手仕事は、細かな作業の連続でこの時もちょうどトメ加工の微調整を行っているところでした。
トメとは、互いの材料を45度で切断して組んでいくことをいいます。
現場によって仕様が全く異なるわけですがこの納め方も随分減ってきたそうです。
しかし、あらゆる造作で建築の質を高めるのが弊社流。

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僅かに段差があったのですが、微調整後、ご覧の通りピシャッと揃いました。
「気にしない人は気にしないけど、気にする人は気にするでね。」
造作好きな弊社のお客様は気にされると思います(笑)
丁寧で美しい仕事をありがとうございます。

「小山の家」ジョイント目地消し

先日、こっそり現場へ行ってきました。
外壁を左官で仕上げるための下処理中で、白い縦線が沢山みられます。

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目地は、消さなくてもカタチにはなりますが、ここで目指すのはビューティホーな面。
フラットにするためにパネルのジョイント目地を消します。

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こちらは、内部。

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荷物がいっぱいなので又次回(笑)

「喜多の家」祝上棟!安全性と耐久性に優れる木造軸組工法

皆様、お久しぶりです。
実は、ワタクシ、先週からインフルエンザAに感染し、長いことお休みをしておりました。
本日より仕事復帰しておりますので、又秘かに更新をしていきたいと思います。

さて、ワタクシがインフルでヒィヒィいっている最中、
多治見市の「喜多の家」が無事上棟いたしましたのでその様子です。

専務撮影。

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全体像が全く分かりません(笑)
後日、CGイメージをアップしたいと思います。

「鷹之巣の薪ストーブの家」地鎮祭

先日、弊社事務所と同じ町内にて地鎮祭が執り行われました。
初めてプレゼンさせていただいたのが2015年5月。
それから、1年半以上の歳月を経てようやくここまで辿り着きました。
というのも、弊社のスケジュールの都合が合わず着工をお待ちくださったわけです。
ご協力いただいたo様ご夫妻に心から感謝を申し上げます。

さて、地鎮祭の様子です。
今回は、社長が現場で腰を痛めてしまい専務とワタクシの2人で参加。
因みに、社長は3日間寝込むほどでしたが現在は復活しております。

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儀式は、穏やかに進んでいきます。

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小学生のお兄ちゃんは、一人で礼拝。
因みに、お父さん似のイケメン君。

こちらは、清払いの様子。

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この敷地は広い。
計画段階では、専務は何度も足を運びイメージを膨らませてきました。
現在、基礎工事中で建前まであと少し。
専務も意気込んでおりますのでもう少々お待ちください。

「大平賀の家」外観イメージ

先月より新たな現場が動き始めました。
周囲は森林に囲まれた静かな立地ですが、住宅も点在しており、そこに弊社の建築が仲間入りすることになります。

当初は、既存の母屋が存在していましたが・・・ 

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解体され、綺麗に整地されたこの地に新しい風を吹き込みます。

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敷地面積はおよそ100坪ですが、木造2階建ての既存離れが北に位置するため必然的に四角い建物となります。
そして、CGパースを用いながら細かな修正を重ね、辿り着いた外観イメージはこちら。

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ガレージを建物本体に取り込んだ木造2階建て。
ガレージ造りは多数の前例があるものの、ビルトインは初だったりします。
光や風を取り込む窓の輪部に工夫を凝らしファザードの表情を豊かに仕上げているのもポイント。

年明けからデスクワークに入れ込んでいたのでレポートが途切れてしまいましたが、現在、現場は板金工事と木工事が進んでいます。
木工事は、専務が普段からお世話になっているベテラン大工さんが担当してくれています。
ワタクシは、少ししか話したことがないのですがとても頼りになりそう~。
宜しくお願いします!

「加茂野の家」思わず深呼吸してしまう自然素材

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「加茂野の家」建物内部の様子です。
木工事が進み、ご覧のような見事に美しい杢目で壁や天井が彩られておりました。
LDKは、八の字型の動線が特徴的で、吹抜の勾配天井に異なる天井高、異素材の仕上げ材など視覚的に変化に富む構成となっています。
吹抜は、大きさや間取りの位置関係によって用途が変わってきますが、
「泉の家」の吹抜が光を落とす役割に対し、こちらは、吹抜と回遊性を組み合わせ、
子育て世代が大らかな暮らしができるよう提案しています。

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床、壁、天井と連続性をもたせた板張りは、森の中にいるみたいな不思議な感覚に陥ります。
現段階では壁と天井しか見られませんが、思わず深呼吸してしまう。ほんとに。
早く床の養生とって~と心が叫んでます。

「加茂野の家」久しぶりの現場

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久しぶりの現場です。
東西に細長い建物は、現代風のフラット瓦が葺かれ、天然杉による外装が一段落したところです。
先日、作業場に並んだいた材料が少しずつカタチになっていきひそかに感動。

別アングルより。

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構造や仕上げなど「下米田の家」と共通する部分が多いですが、
リビング及び和室の開口に合わせて、独立柱で支えた庇を設け変化をつけています。
そして、やはり目に留まるのは雄大なスケール感を感じる切妻屋根。
「泉の家」もゆったりした伸びやかな屋根形状ですが、仕上げはガルバリウム鋼板。
フラット瓦との見え方の違いが楽しみです。

「加茂野の家」外観イメージ

弊社事務所から車で数分に位置する「加茂野の家」。
周辺は、新しい住居が増え住宅地として姿を変えつつあります。
しかし、ちょっと脇に逸れると田畑が広がり、周辺に点在する森林にはなんとキツネも住んでいます。

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マジです(笑)
因みに、ワタクシは、加茂野町内でワラビ採りをしている時、野生の雉をみたことがあります。
威嚇され度肝を抜かれたわけですが、専務曰く、そんな加茂野の多様な生態系には誇りをもつべきであり、
「加茂野の家」もこの町の昔からの風土に馴染むよう力を尽くすそうです。

さて、その外観は・・・

WEB

自然素材の素朴な美を追求した「下米田の家」を気に入っていただいたため、
その和情緒と瓦葺きや坪庭など日本文化のテクニックを取り入れて全体を構成しています。
木の素材感を活かす家づくりは、自然との繋がりや町並みづくりにおいてもこの地にしっくりくるんじゃないでしょうか。

上棟前日の作業場の様子。

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社長が木材保護塗料を塗布した板の枚数は288枚。
凹凸の部分までしっかり塗らないと後々のメンテが大変なので、ひそかに手間がかかる工程だったりします。
デスクワークが落ち着いたのでどう使われているか見に行ってこよう。

現在は、上棟から1ヵ月以上が経ち木工事の真っ最中。
次回は、久々の現場レポートが出来ればいいなと思います。

「跡部の薪ストーブの家」和室・坪庭・灯り

とある日の作業場風景。
お客様にとっては気に留める事が少ないと思いますが「建具の枠」を製作しているところです。

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このような細かい部分は、実は専務が注意深く配慮する部分であります。
というのも、枠廻りの納め方でその空間の空気がまるで違うからです。

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必ずこの寸法でこの仕様でというわけではなく、現場に合わせて調整しております。

和室全体。
住宅の中に少しずつ洋室が増えていき、それに伴って和室が減り、今では和室のない住宅も多いわけですが、
用途を絞ることによって合理的な和室を造ることができます。
この家では、客間として必要以上の個性をつくらず汎用性を高めています。

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最後に、ご夫妻が用意された素敵な灯りコレクション。

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あと一つ、PCコーナーの照明器具を並べる予定でしたが撮影日までに間に合わず・・・。
見たかったなぁ。
しかし、こうしてみると方向性がぶれないですね。
G様ご夫妻の好みが色濃く表れています。

以上、「跡部の薪ストーブの家」の見所をお伝え致しました。
毎回、色々な視点からお伝えできればいいなと思っておりますが、やっぱり造作に傾きますね。
薪ストーブの家なのに薪ストーブに触れていなかった・・・。
いつか使い心地とか聞けたらいいなと思います。

「跡部の薪ストーブの家」洗面室

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洗面室や浴室、トイレは、お子様のお世話をしながら家事ができるよう動線を集約して配置しています。
キッチンを中心に回遊動線となっているため様々な方向への移動がスムーズに行えるのがこの家の間取りの魅力です。

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その集約された水廻りの一つである洗面室は、造作洗面台と白タイルで構成されたホテルライク仕様。
洗面台は、弊社の代表的な造作品の一つですが、大きな一つの家具として、手洗いは勿論のこと鏡・収納・ドレッサーを兼ねています。
又、家族の利用が重なりあって困るという話もよく聞きますが、これだけのスパンがあれば解消されそうですね。

機能面と美しさの両立は、今後もずっと大きな課題となりえます。